カーポート屋根の台風対策とは？具体的な対応や業者の修理費用について

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1.台風におけるカーポート屋根への影響

主な影響

カーポート屋根は屋外にあるため台風対策が必須。
所有されている自動車を保護できるほど大きなものであることから、台風の影響を受けやすいです。

台風の影響で気を付けなければならないのが、風で飛ばれてしまうこと。
もし歩いている人にあたってしまった場合は大ケガにつながるおそれがあります。

一般的に台風をはじめとした自然災害による被害で損害賠償が生じることはありません。
ただし、カーポート屋根の所有者に不注意があったと認められると、損害賠償責任につながります。
カーポート屋根が劣化しているにもかかわらず修理していなかったなど、自然災害のみに原因があるとは考えられないことで損害賠償請求を受けることになります。

もし普段からカーポート屋根の台風対策をしっかりやっていることが証明されれば、損害賠償請求にまで発展することはありません。
カーポート屋根をきちんと修理したことが確認できる写真や専門業者の施工完了報告書などが証拠として提出することができます。

カーポートの屋根板は倒壊して下にある自動車にダメージを与えないために、あえて外れやすいやすいよう作られています。
そのため、台風で飛ばされそうになったことを考えておきましょう。

2カーポート屋根の台風対策

おすすめの対策4選

台風に飛ばされやすいカーポート屋根はきちんとした対策をしていくことが肝心です。
事前に周辺にあるものを固定しておけば台風による被害を最小限に抑えることができます。
主な対策としては次の通り。

・サポート（補助柱）で固定しておく
カーポートの屋根板を固定しておくのに便利なのがサポート（補助柱）です。
しっかりと固定しておくことでカーポート屋根が強風にあおられるのを防いでくれます。
着脱式になっているタイプもあり、簡単に設置しておくことが可能です。

・強度の高いカーポート屋根に交換する
カーポート屋根の劣化が目立つのであれば、新しいものに交換しておきましょう。
台風に強いと言われている素材が「スチール折版」であり、鋼材を使用していることから丈夫に作られています。

・飛散防止用のネットを被せる
自宅の屋根を守るためのアイテムである飛散防止ネットもカーポート屋根を守るのに役に立ちます。
ただし、ネット自体も風で飛ばされることがあるので、しっかり固定しておく必要があります。

・前もって屋根材を外しておく
もし外せるようであれば、台風が接近してくる前にカーポート屋根を外しておくといいでしょう。
軽量素材で構成されていることから外れやすくなっています。

3.カーポート屋根が被害を受けたら

初めにやるべきこと

台風が通過した後もカーポート屋根の対策は欠かせません。
被害が出てしまった場合は次のような対応を行う必要があります。

・破損している部品があるか確認する
まずは自宅の敷地内やその周辺に破損している部品が落ちていないかどうか確認しましょう。
カーポート屋根は大きく、さらに遠くまで飛ばされると危険です。落ちている部品は速やかに回収し、安全な場所へ保管しておきます。

また、強風にあおられてカーポートの屋根材が割れてしまっている場合もあるので、回収作業をする際はケガに注意しましょう。

・火災保険が適用できるか確認しておく
火災保険は台風や強風をはじめとした自然災害にも対応しています。
保険会社の商品によってはカーポート屋根に対しても補償を受けられるものもあります。 商品ごとに具体的な補償範囲や金額が異なるので、適用する際にはきちんと確認しておきましょう。

火災保険を利用する際にははじめに保険会社に連絡して、保険適用に必要な書類を送付してもらいます。
書類が送られてきたら、自宅周辺の被害状況を確認し、必要書類に記入していきます。
その後保険会社によるチェックがあり、被害の程度を確認してもらうことで口座に保険金が入金されるようになります。

4. カーポート屋根は自分で修理できる？

なるべく業者に依頼するのがおすすめ！

人によってはカーポートの屋根や柱の台風対策をDIYでやりたいと考えている方もいらっしゃるかもしれません。

DIYの最大のメリットはすぐ対応できること。
専門業者に依頼するとなると現場まで到着するのに時間がかかるため、自分でやった方がすぐに作業を終わらせられるでしょう。

また、修理費用についても業者より安く抑えることができます。
DIYであればホームセンターやインターネット通販などで道具を購入するだけなので、たしかに安上がりです。

ただし、DIYによる作業にはデメリットもあります。

それは作業に危険が伴うこと。
カーポート屋根は高所に取り付けていることから、脚立を立てて作業していかなければなりません。
高所での作業に慣れていないと、誤って足を滑らせて転落してしまう可能性があります。
万が一転落によって大ケガでもしたら、業者に頼んだ時以上のお金がかかってしまう場合もあります。

この他、カーポート屋根の補修には専門知識が必要とされます。
特に下地処理は実務経験がないと行うのが難しく、素人の作業ですとどうしても見た目が悪くなってしまいます。

カーポート屋根の修理にかける手間を考えたら、ご自身で修理を行うよりも業者にやってもらう方がいいでしょう。

5.専門業者の費用相場

修理にかかる費用

専門業者に依頼された際に最も気になるのがその費用。
カーポート屋根の台風対策にはいくらくらいのお金がかかるのでしょうか。

業者による作業の費用相場は次のようになります。
・屋根(波板・パネル)の修理・交換：13,000～33,000円
・支柱の修理・交換：80,000～180,000円
・アルミサッシ枠の修理・交換：20,000～200,000円
・カーポート全体の交換：250,000～700,000円

その他にも業者が自宅まで駆けつける際にかかる出張費用も別途加算されます。

ただし、カーポート屋根の修理および交換をお得に行う方法があります。

一つは無料見積もりを利用すること。
見積もりに具体的な作業内容とその費用の詳細が掲載されています。
内訳をしっかり確認しておくことで、後から不要なオプション費用が追加される心配をしなくて済みます。

少なくても3社以上から見積もりをとっておくことで、お住まいの地域で一番安い業者を見つけられます。

もう一つは割引キャンペーンが実施されている業者があるか確認すること。
業者によってはWEBサイトからの申し込み限定の割引や期間限定割引など、お得な割引キャンペーンを実施しているところもあります。
近所にあるカーポート屋根の修理業者を検索して、こうしたキャンペーンがあるか調べてみましょう。

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