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猫の最期とは?寿命や飼い主が取るべき行動について

公開日:2022.2.24 更新日:2024.4.12
猫の最期とは?寿命や飼い主が取るべき行動について

大切な家族の一員である猫。いつまでも元気でいてほしいですが、いずれ最期の時が訪れます。
飼い主としてやるべきことはその兆候を察知してあげて、それに対して適切な対応をとってあげること。

今回はそんな猫の最期を知らせるサインやそれに対して飼い主が取るべき行動についてご紹介します。

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1.猫の寿命はどのくらい?

平均15歳前後

くつろぐ猫の写真

猫の最期を見極める上で重要なのがおおよその寿命を知っておくこと。

猫の平均寿命は15.03歳と言われています。
ただし、普段からの生活習慣や生育環境によって寿命は異なり、野良猫の場合ですと3~5年ほどとされています。
また、オスに比べてメスの猫は1歳以上長生きすることが多いです。

猫は人間とは異なるスピードで老いが進行していきます。
生後から1年余り経過すると人間でいうところの20歳に達しています。
そしてその後は1年経過するたびに4歳ずつ歳をとっていきます。

生後半年までは子猫期、7カ月~2歳を青年期、3~6歳までは成猫期、7~10歳までは中年期、11~14歳を高齢期、15歳以降は後期高齢期と捉えられています。

猫については老衰に達しているとされる段階は存在せず、7歳過ぎから次第に衰えを見せ始めていきます。
老衰は年齢が上がるにつれて、細胞組織の能力が低減していき、それが見た目や行動に現れ始めることを指します。
猫の場合ですと、「体力がなくなってくる」「食欲が以前と比べて低下してくる」「毛艶のパサツキが見られる」といったことが挙げられます。

大切な家族の一員である愛猫に少しでも長く元気に過ごしてもらうためには、年齢に応じて猫に適切なケアをしてあげることが大切です。

2.猫が最期に見せる兆候

主な兆候

掌に頭をのせる猫の写真

他の動物と同じく猫は最期の時期になるとさまざまな様子を見せます。
これらの様子を確認することは飼い主として大切なことであり、見られた際には獣医師に相談するようにしましょう。

・食欲が落ちている
ほとんどの動物は寿命が近づいていくと次第に食欲が落ちていきます。猫であれば水をあまり飲まなくなるといったことがあります。
食欲の低下の兆候を確認するために日頃からきちんと食事の管理をしていきましょう。

・ぐったりすることが多くなる
高齢化すると静かな場所でぐったりすることが多くなっていきます。
人間以外の生き物には死の概念が存在せず、体調が悪いと感じると静かな場所へ移動して体を休めるようになります。
こうした行動が見られたら獣医師に相談することが大切です。

また、寿命に近づくと猫は目がうつろになり、弱っているように感じられます。

・おもらしをする
猫がおもらしをすることは死が近づいている兆候です。他にもトイレの場所から一向に動かないこともあります。

・体温が低下している
死期に近づくと多くの動物は体温が低下していきます。もし触ってみて体温が低い場合は死期である可能性があります。

・飼い主に甘える
寿命が近い飼い猫はいつも以上に飼い主に甘えてくることがあります。

3.猫の最期にやるべきこと

飼い主が取るべき行動

猫を抱きかかえる女性の写真

もし猫に最期だと思われる様子が確認できた場合、飼い主としてできることがあります。
残りの短い期間を健やかに過ごさせてあげるためにも、飼い主としてやれることをやっておきましょう。

・甘えさせてあげる
前述したように、死期に近づいている猫はいつも以上に飼い主に対して甘えようとします。
ここは飼い主として優しくなでてあげるなど、甘えさせてあげるようにしましょう。

・声をかけてあげる
多くのペットは体調とは関係なく、自分の名前を呼ばれると喜びます。
たとえ反応が見られなくても、猫の名前を呼びかけてあげることが大切です。

・安心して休める環境を整える
寿命が近づいている猫は出来るだけ安全で静かな場所において体を休めようとします。
そのため、飼い主として安心して休むことができるように就寝環境を整えてあげましょう。
おもらしで汚れてしまった時はすぐに周りをきれいにしてあげたり、休みやすいようにクッションを用意してあげたりなどしておきます。

・好きな食べ物をあげる
獣医師から食事制限がなければ、猫が好きな食べ物を食べさせてあげます。
なお飲み込む力が低下しているので、食べやすいように細かくしてあげることが必要です。

・好きなものを近くにおく
寝床に好きなものを置いてげると猫は精神的に落ち着きます。

4.猫の最期の看取り方

主な看取り方

猫を撫でている写真

猫が最期になった際には葬儀の準備をしておきましょう。葬儀社が来るまでにはある程度時間がかかるので、適切な方法で安置しておきましょう。

亡くなった直後の遺体は腐敗が進んでいきます。亡くなってすぐに埋葬を行うのが難しい場合は、速やかに遺体をケアしてあげます。

遺体のケア方法としては、まずタオルを使って体をきれいにしておきましょう。
そうしたら目や口元を閉じておき、寝ている状態にしてあげます。そのあとは遺体の腐敗が進まないようにドライアイスや保冷剤で体を冷やします。
ちなみに遺体は涼しい場所に安置しておくようにしましょう。

葬儀はなるべく早めに執り行うことが望ましいです。火葬までの時期が延びるほど遺体の腐敗は進んでいきます。
ドライアイスもしくは保冷剤を使って体を冷やす場合は、火葬するまでに4~5時間ほど安置しておくことができます。

また、亡くなった時の状態も火葬を執り行う時期を判断する上で重要です。
もし遺体に外傷や腫瘍がある場合や夏場などは腐敗が進みやすくなります。その場合は少なくとも3日以内には火葬を執り行うことが望ましいです。
すぐに葬儀社の手配をしておきましょう。

5.猫の最期の対応は業者にお任せ

葬儀社の選び方

縁側に座る猫の写真

大切な猫の葬儀をきちんと行うには業者の質を確認しておくことが大切。ペット葬儀者は数多くあるものの、優良業者と呼ばれるところとそうでないところがあります。
優良業者を選ぶ上で押さえておくべきポイントは次の通りです。

・実績が豊富である
業者の実績を確認するためにはその創業年数を見ておきます。創業から3年以上経過している業者であれば安心して依頼することができます。

・業者の口コミを確認する
優良業者と呼ばれているところのほとんどは、依頼された方より高い評価を受けています。業者の公式ホームページ口コミサイトには実際にペット火葬を依頼された方の感想が掲載されているので参考にしてみてください。

・経験豊富なスタッフが在籍している
大切なご家族の供養ですので、信頼できるスタッフがいるかどうかも重要。お電話でのやり取りなど、こちらに親身に対応してくれるところほどしっかりとした業者であることが多いです。

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