1.庭にシマトネリコの根を放置するとどうなる?
費用がかかっても抜根したほうがいい理由
庭にシマトネリコの根を残したままにしておくと、下記の様々なリスクを抱えることになります。
・ハチが巣を作る
オオスズメバチやミツバチは習性として、木の根っこや倒れた木に巣を作ります。ハチに巣を作られてしまった場合、人が刺される危険があるため、駆除が必要です。
ハチの種類や巣の大きさ、巣が作られた場所によって費用は変わりますが、駆除の相場は10,000円からとなります。
・残っている根が腐ってシロアリのエサとなる
抜根が不十分で伸びた根が残っていると、根は土の中で腐っていき、シロアリのエサとなってしまいます。
シロアリに食べられた部分はスカスカとなり沈下するため、そのすぐ上にコンクリートで固めた地面があった場合、穴が開いてしまう危険があるのです。
土の中には境目がないため、もし隣家との間の塀の下に木の根が伸びていると、地盤が緩むことにより倒れる危険さえあります。
・伸びた根によってガス管や水道管が破損する
根がガス管や水道管に絡まった結果、管が破損し、ガス漏れや水漏れに繋がるケースもあります。
場合によってはガスや水道を一時的に止める作業が必要になることもあり、近所の住民の生活にも影響を及ぼすことになるのです。
シマトネリコの抜根をきちんと行うことは、長期的に見ると費用の節約となり、自分や近隣の生活の安全を守ることにも繋がります。
2.シマトネリコの抜根にかかる費用の相場とは?
幹回りなどによって費用は変動する
シマトネリコの抜根費用の総額は、下記の要因によって変わってきます。
・幹の太さ
抜根費用に大きく関わるのは幹の直径ですが、一般的な相場は以下です。
15センチまで:5,000円程度
16センチから30センチまで:5,000円から10,000円程度
31センチから50センチまで:15,000円から20,000円程度
・重機の使用
土の中にしっかりと根を張っている場合、重機で根を取り除く必要があります。
バックホー(パワーショベル、ユンボ):1日あたり20,000円から50,000円程度
抜根した後の根を運ぶことが難しい場合にはクレーンも必要です。
クレーン:1日あたり100,000円から200,000円程度
・根の処分
根の処分費用は幹の太さによって変動しますが、相場は下記です。
15センチまで:3,000円から10,000円程度
15センチから30センチ:7,000円から15,000円程度
30センチから60センチ:10,000円から20,000円程度
・抜根後の整地
抜根した後に空いた穴を埋め、踏み固める費用の相場は1平方メートルあたり600円ほどになります。
なお、切り株の状態になっていない場合には、抜根の前に伐採の費用も別途かかりますので注意が必要です。
抜根費用の総額はシマトネリコの状況によりますので、業者に実際に見てもらったうえで見積もりを取るとよいでしょう。
3.シマトネリコの抜根をどこに頼めばよい?費用を抑える依頼先の選び方
業者情報の確認とコミュニケーション
シマトネリコの抜根をできるだけ少ない費用で確実に行ってもらうために、下記のような対応ができます。
・複数の業者から見積もりを入手する
見積もりを依頼する際、どのような作業を行ってほしいのか具体的に伝えることも重要です。実際に抜根する箇所を見て見積もりを発行してくれる業者が良いと言えます。
・見積もり内容に不透明なところがないか確認する
作業内容とそれに対応する費用をきちんと説明してくれる業者なら、安心して依頼ができるでしょう。
・業者の口コミなどを確認する
口コミはすべてが信用できるわけではないものの、多少の参考にはなります。
また、依頼先として考えられるのは以下の3つです。
①ホームセンター
家の近くにあるなら頼みやすく、大手であればウェブサイトからサービスの内容の確認もできます。ただし、抜根を専門としている業者より多少費用が高くつくことがあるため注意が必要です。
②便利屋
害虫の駆除や不用品の回収なども頼みたい場合には、抜根とまとめて依頼ができます。
③造園業者
木について詳しいので、実績を重視したい場合には良いでしょう。どの業者を選ぶにしても、業者とよく話し合って依頼内容を理解してもらい、明確な費用を出してもらうことが大切です。
4.シマトネリコの抜根に費用をかけても事業者に依頼するメリットとは?
素人が行うよりも早く安全で確実
費用がかかったとしても、シマトネリコの抜根を事業者に頼んだほうが無難である理由は下記の通りです。
・けがなどのリスクを避けられる
慣れていない人が抜根を行うと、筋肉痛だけでなく、腰や足など体を痛めてしまったり、刃物や木の根によってけがをする危険もあります。
そのため、安全を考えるなら専門事業者に依頼するのが良いでしょう。
・大きな木であってもしっかりと抜根を行ってもらえる
専門の事業者であれば、木の根の状況を確認し、これまでの実績からどのような対応が必要か適切に見極めてくれます。
必要な場合には重機も使用できますので、自分で行うよりもきちんと抜根を行ってもらえるのです。
また、建物などが近くにある場合には、そのような構造物を傷つけないよう配慮しつつ作業を行ってくれるので安心です。
・時間短縮、体力の節約になる
慣れない抜根には時間と体力がかかるものです。事業者に依頼するなら、自分の力をかけずにすむだけでなく、自分で行うより早く作業が完了するため、別のことに時間と体力を振り分けることができます。
・伐採から、木の根の処分まで任せられる
庭木のプロなので、庭木に関することならなんでも任せることができます。伐根の前に必要になる伐採作業や、伐根後の根の処分など、自分で対応できない場合は庭木の専門事業者に相談しましょう。
5.費用を最小限にするためシマトネリコの抜根を自力で行う場合
幹が細く時間に余裕がある場合は検討の余地がある
シマトネリコの幹が直径20センチほどでまだ細く、時間と体力も余っている場合には、費用を抑えるため自力での抜根に挑戦してみることもできます。
ただし、根にハチなどの害虫がいる、または作業中に建物を傷つけるおそれがあるなら、それ以上自分で何とかしようとせず、業者に依頼しましょう。
抜根の際には、長袖、長ズボン、長靴、軍手を着用することで、けがのリスクを下げることができます。
抜根に必要な主な道具はシャベル、剪定鋏、ノコギリ、ハンマーです。
抜根前の事前準備として、自分の肩から腰くらいの高さに木の幹を伐採しておくことが必要です。
抜根を進める手順は以下となります。
1.根の周り(1周)の土を掘る
木の幹の直径の2倍くらいの距離から掘り進めるとよいでしょう。
2.出てきた根の土を落とし、ノコギリで切る
木の周りを1周分作業することが必要です。
3.木の根を揺らすかハンマーでたたいた後、引き抜く
引っ掛かりがある場合には、2.の作業をもう少し行う必要があります。
なお、抜根を行うのに適した季節は乾燥している冬です。木の中の水分が他の季節に比べて少ないことから、切りやすいだけでなく、水分が少ない分軽くなるため持ち運びしやすくなります。