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夏のエアコンを上手に使うには?賢い使い方や冷房の効きをよくするグッズを解説

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.15
夏のエアコンを上手に使うには?賢い使い方や冷房の効きをよくするグッズを解説

近年は夏場の平均気温が上昇し、ますますエアコンがなくてはならない存在となりました。
そんな夏のエアコンには正しい使い方があるのはご存じですか?これを知っているとより快適に過ごすことができます。

今回は夏のエアコンの上手な使い方についてご紹介します。

1.夏場のエアコンの設定温度は?

目安は28度

28度に設定されたエアコンのリモコンの写真

夏場におけるエアコンの設定温度ですが、皆さまは日頃何度に設定されていますでしょうか。

環境省では夏のエアコンの設定温度としては28度が推奨されています。ただし、28度と聞くと高すぎると感じられる方も多いかと思います。

個人による体の代謝量や着ている衣服の素材、室内の環境などの条件によって温度の感じ方は大きく異なります。
実際に男性の場合ですと、女性に比べて体感温度が約5度高いと感じる傾向にあるとされています。

また、南向きのお部屋のように日中多くの日の光が降り注がれている環境ですと、冷房を稼働させていても蒸し暑いと感じられるかもしれません。

ただし、設定温度を高めに保つことには大きなメリットがあります。
それは電気代の節約につながること。
エアコンの冷房を稼働させている時の温度設定を1℃高くなるごとに、約13%(約70W)もの電力の消費を抑えることができます。
多少の抵抗を感じるかもしれませんが、夏のエアコンの設定温度は28度を基準にしておくといいでしょう。

ちなみに冷房の効きを良くするコツはエアコンの掃除をこまめにやっておくこと。
フィルター部分はホコリが溜まりやすく、ここを掃除しておくだけでも効き目が向上します。
また、カーテンを閉めて日差しが入りにくくするのもおすすめです。

2.風量の設定

夏のエアコンの最適な風量

リモコンを操作してエアコンをつけている写真

また、夏にエアコンを稼働させていると、風量設定についても気になります。
最適な風量はどのように設定すればいいのでしょうか。

基本的に夏場であってもエアコンの風量設定は自動にしておくのが望ましいです。
その理由としては電気料金の問題が挙げられます。

最初から強・弱・微風といった風量に設定しておくと、お部屋全体が設定温度の水準に到達するまでにある程度時間がかかってしまいます。そうなると使用する電気量も増えていき、電気代がかさむことに。

あらかじめ自動設定にしておけば、例えば蒸し暑い室内であれば初めから強風、いったん涼しくなってからは微風とその時の室内環境に合わせた風を送ってくれます。

もし風量を強くしているにもかかわらず、室内があまり涼しく感じられない場合はエアコン本体に問題があるかもしれません。
エアコン本体にはどれくらいの面積の部屋を冷やすことができるかどうかという冷房能力が決められていて、どの機種であっても必ず記載されています。例えば6畳のお部屋ですと2.2kWが望ましいです。

お部屋の面積が冷房能力に合っていないと、効率的にエアコンを効かせることができません。
購入される際は、あらかじめ自分の部屋を冷やすことができるか確かめることをおすすめします。

3.除湿との使い分け

湿度が気になるときは除湿を

湿度計とエアコンのリモコンの写真

夏場に大活躍してくれるエアコンの冷房機能ですが、人によっては電気代が安いと聞いているから除湿を使っているという方もいらっしゃるかもしれません。

巷では夏のエアコンは冷房よりも除湿にした方がお得と紹介されることもありますが、実際のところはどちらも電気料金においては大差がないのが実情です。

ではこの二つはどのようにして使い分けるのでしょうか。

使い分けのコツは機能の違いに注目すること。
エアコンの冷房はあくまでも室内の気温を下げることを目的としたものであり、熱い空気を取り込んで代わりに冷たい空気を送り出します。
その一方で、除湿機能はお部屋の湿度を下げることを目的としています。取り入れた室内の空気から水分を取り除いた上で、お部屋へと戻しています。

使い分け方としては、夏場であっても雨の影響で部屋の中がジメジメとしている時は除湿機能を。
カラッとした天気が日中はうだるような暑さを感じる時は冷房を活用されるといいでしょう。

また、冷房と除湿を使い分ける際に役に立つのが湿度計です。人間にとって最適と言われている湿度の範囲は約50~60%です。
もしお部屋の湿度が60%を上回るのであれば、まずは冷房ではなく除湿機能を利用してみましょう。

4.エアコンの効きをよくしてくれるグッズ

おすすめグッズ3選

床に置かれたサーキュレーターの写真

28度のエアコンの設定温度で夏の暑さをしのげるか不安という方は、エアコン以外のグッズを使用するのがおすすめ。

最近ではさまざまな暑さ対策グッズが発売されているので、エアコンの設定温度を無理に下げずに済みます。
特におすすめしたいグッズは次の通り。

・サーキュレーター
エアコンと併用するアイテムとして一番おすすめしたいのがサーキュレーター。理由としては室内の冷気を効率よく行き届かせることができるため。

エアコンの冷房から来ている涼しい風は下の方に溜まっていきます。その風をサーキュレーターで起こしていくことで、お部屋全体を涼しくさせることができます。
床置きが定番ですが、最近では壁掛けのタイプもあります。お部屋の構造に合わせて選ぶといいでしょう。

・断熱シート
冬の冷気を妨げるアイテムとして用いられる断熱シートですが、カラッとした夏場のエアコンとも相性が良いです。最近では紫外線カット機能のあるものもあり、ますます便利になりました。

特に日当たりが良好なお部屋ですと、光によってより多くの熱が伝わります。断熱シートを窓ガラスに貼っておけば光から伝わる熱を抑えることができます。

・冷感タオル
保冷剤を入れた冷感タオル。首に巻いておくと体感温度を下げることができます。

5.エアコンの故障を疑ったら業者に連絡を

業者の選び方

エアコンの内部を点検している事業者の写真

最適な冷房能力のエアコンであり、なおかつ室内環境に問題がないのであれば、エアコンが故障している可能性があります。
エアコンは精密な部品から構成されているので、できれば知識と経験が備わっている専門業者に修理を依頼されるのが望ましいです。

そんな業者には優良業者と呼ばれるところと、そうでないところがあります。優良は次の通り。

・実績が豊富である
業者選びで最も重視しておきたいのが作業実績。多くの業者のホームページにはこれまでの作業件数や施工事例が紹介されています。

・あらゆる機種に対応してくれる
エアコンといってもその種類はさまざまであり、壁掛け型や天井埋め込み型などさまざまなタイプが発売されています。依頼しようとしている業者がお使いのエアコンに対応しているかどうか確認しておきましょう。

もし対応可能かどうかわからない場合は、電話やメールでお問い合わせしてみて確認するようにしましょう。

・スタッフの対応が丁寧
依頼された方へきちんとした対応ができる業者であるほど、安全かつ確実に作業してもらえます。
見積もりに記載されている作業内容やエアコンのお手入れの仕方など、気になることがあれば積極的に聞いてみましょう。

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