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水道管・排水管のメンテナンスは必要?自分でできるメンテナンス方法や業者の費用について

公開日:2023.2.3 更新日:2024.4.18
水道管・排水管のメンテナンスは必要?自分でできるメンテナンス方法や業者の費用について

自宅において最も重要な生活インフラである水道管・排水管は、定期的なメンテナンスが必要です。
きちんとメンテナンスをしておくことで、より長く水道設備を使い続けることや予期せぬトラブルの予報につながります。

今回は自分でできる水道管(給水管)・排水管のメンテナンス方法や、業者に依頼した際の費用について解説していきます。

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1.水道管(給水管)・排水管のメンテナンスが必要な理由とは?

水道管(給水管)・排水管のメンテナンスを怠るとさまざまなトラブルの原因に…

錆びている水道管の絵

水道管(給水管)や排水管などについては普段あまり気にかけないことから、お手入れを考えていないという方もいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、水道管(給水管)や排水管は日々の使用の中でどんどんサビていき、排水管に関しては排水口に流した様々な汚れが蓄積していきます。

きちん管理されたマンションなどの集合住宅の場合は、専門業者が定期的にメンテナンスをしてくれているはずなので、あまり気にしなくても問題はありません。

ただし、戸建て住宅などの管理の責任が自分にある建物の場合は、自分でメンテナンスの手配をしないといけないため、トラブルが発生してから慌てて業者に依頼をするケースが多いです。

トラブルが起こってからでは修理が大変になり、その分修理費用もかさみます。
修理をしている間は水道が使えなくなるのも困ってしまうので、快適な暮らしや家計のためにも水道管(給水管)・排水管のメンテナンスは重要です。

2.水道管(給水管)・排水管のメンテナンスをしないとどうなる?

具体的なトラブルについて

排水管から匂いが出ていて困っている写真

水道管(給水管)・排水管のメンテナンスを怠っていると、発生するトラブルは以下の通り。

・経年劣化
水道管(給水管)や排水管の耐用年数は、管の材質や使用状況、管が埋まっている場所の土質などの条件により前後しますが、目安としては約40年です。

年数だけ見ると長いと思われるかもしれませんが、使用する頻度が多ければこれよりはるかに短い期間で寿命を迎えます。
寿命を迎えると破損などのトラブルが発生し、水漏れにつながります。

また、水道管(給水管)の劣化によりサビが発生すると、蛇口から出る水の色が赤っぽくなったり、異臭がしたり、鉄の味がしたりと水質に異変が生じます。
サビ水の飲料に関しては少量であれば大きな問題はありませんが、大量に摂取してしまうと下痢や嘔吐などの症状を引き起こすリスクがあるため大変危険です。
また、これらの影響は年齢や体質によりますので、できる限りサビ水の飲料は避けるべきです。

日常生活で安心して水を使用するために、寿命が来る前にメンテナンス、ないしは交換してもらう必要があります。

・排水管の汚れ
排水管は、汚水を流す設備であることから日々の使用の中で、油や髪の毛などの汚れが溜まっています。排水口を掃除しているのに悪臭がする場合は、その奥の排水管が汚れている可能性が高いです。

排水管の汚れが蓄積することでつまりを引き起こすと、水はけが悪くなるほか、破裂してしまうことも。そうなると汚水が漏れて、悪臭が室内まで広がってしまうおそれがあります。

室内を清潔に保つためにも、排水管のメンテナンスはしっかりと行いましょう。

3.排水管のメンテナンス方法

排水管の掃除は週に1~3回を目安に!また、5年に1度は高圧洗浄を!

メンテナンスを行う排水管の写真

日ごろからできる排水管のメンテナンスは、排水口の掃除と排水管の洗浄です。
こちらは自分でできるお手入れ方法で、週に1~3回ほどを目安に行うのがベストでしょう。

排水管の洗浄方法は以下の通りです。

①お湯を一気に流す
排水口にタオルなどで蓋をして、キッチンのシンクや洗面台などに40~50度程度のお湯をため、それを一気に流します。
これにより軽い汚れであれば落とすことができます。
ただし、高温すぎるお湯を使用すると排水管の劣化につながるため注意しましょう。

②重曹とクエン酸を使用する
掃除の際に活用される重曹・クエン酸は、排水管洗浄においても効果的です。
重曹とクエン酸をキッチンであれば2:1、浴室であれば3:1の割合で混ぜた粉末を撒いて、上からぬるま湯を少しずつ流します。
泡が発生したら、30分~1時間ほど放置したのちに、40~50度のお湯で流します。
軽い汚れやつまりであればこれで除去できます。

③市販のパイプクリーナーを使用する
最近では、キッチンや浴室、洗面台等に適したパイプクリーナーが販売されているので、それを使うことで簡単に排水管洗浄が行えます。
使用方法は製品によりますので、商品の裏面などの記載を読んで正しく使用してください。


上記のメンテナンスを行うことで、軽度の汚れであれば洗浄可能です。
ただ、徹底的に汚れを落とすために高圧洗浄が必要になります。高圧洗浄機があれば自分でも対応できますが、慣れていないと排水管の損傷などのもつながりかねないため、専門の水道業者に依頼することをおすすめします。

こちらは少なくとも5年に1度のタイミングで行うことを推奨しています。
また、5年経っていなくても、自分でできるメンテナンスを行っているにも関わらず、流れが悪くなったり、逆流したりといったときは、完全につまってしまう前に高圧洗浄を行うことをおすすめします。

4.水道管(給水管)のメンテナンス方法

水道管(給水管)は15~20年を目安に交換を検討しよう!

錆びをきれいにした水道管の写真

水道管(給水管)に関しては、排水管と違い清潔な水が流れていることから基本的に衛生と考えられ、洗浄はあまり行われません。
ただし、古くなった建物の水道管ですと、サビが発生している場合があります。

そういったことから約15~20年を目安に交換の検討を推奨しています。

もし高圧洗浄を行いたい場合は、水道管(給水管)の腐食具合によっては配管自体が損傷する恐れがあるので、水道修理業者と相談のうえ進めてください。
また、水道水の味が変だと感じる場合は、浄水器をつけることで改善する場合もあります。

日ごろからできるメンテナンス方法としては、水道管の経年劣化の進行をいかに抑制するかになります。

特に水道管(給水管)の劣化につながりやすいのが、冬場の水道管の凍結です。
水道管内の水が凍結してなかなか出ないからといって熱湯をかけると、水道管を傷つけ、経年劣化を早めることになります。

そのため、経年劣化を早めずに使い続けるために、水道管(給水管)の中の水が凍結することがないようにしましょう。

水道管の凍結防止方法についてはこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。

5.水道管・排水管のメンテナンスにかかる費用はいくら?

作業ごとの具体的な費用相場をご紹介

水道管・排水管のメンテナンスを行う事業者の写真

専門業者による水道管・排水管のメンテナンスで気になるのが作業費用ですよね。
水道管・排水管のメンテナンスにかかる費用相場は以下の通りです。

・水道管(給水管)のメンテナンス
洗浄(1箇所あたり):25,000~30,000円
つまりの除去:30,000~100,000円
水道管の交換(一部分のみ):10,000~30,000円
水道管の交換(敷地内全体):350,000~500,000円

・排水管のメンテナンス
洗浄(1箇所あたり):20,000~30,000円
つまりの除去:30,000~50,000円
排水管の交換(一部分のみ):25,000~30,000円
排水管の交換(敷地内全体):200,000~300,000円

上記の費用は目安であり、水道管のサビつきの程度やお住まいの地域によって金額が異なります。

ただ、こうした水道管・排水管のメンテナンス費用を安くする方法があります。

一つは修理業者ごとの費用を比較すること。
見積もりには、作業内容とその費用の詳細が掲載されています。少しでもお得な業者を見つけやすくするために、3社以上の見積もりを調べることをおすすめします。

また、作業ごとの費用の内訳を確かめておくことで、作業が終わってから不要なオプションを申し込まずに済みます。

もう一つは割引キャンペーンを実施している業者を調べること。
オンラインで申し込みされた方限定の割引価格や、期間限定の割引キャンペーンなど、業者によっては割引キャンペーンを使うことで費用が安くなります。

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