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家でねずみのふんを見つけたらどうすべき?処理やねずみ駆除の方法を解説

公開日:2024.2.15 更新日:2024.4.22
家でねずみのふんを見つけたらどうすべき?処理やねずみ駆除の方法を解説

ねずみのふんによる悪影響は臭いだけではありません。ふんは病気の原因にもなるので、もし家の中で発見したらできる限り早めに掃除しましょう。
ねずみがいる限りふんをされてしまうので、ふんを掃除すると同時にねずみ駆除も検討する必要があります。

この記事では、自宅でねずみのふんを見つけたときの対処法について解説します。

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1.ねずみの種類別にみるふんの特徴

ねずみの種類によってその特徴は違う

ふんをしているハの絵

ねずみのふんの特徴は、そのふんをしたねずみの種類によって違います。
日本の住宅に住み着く可能性があるねずみは「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類に分類されます。

ここでは、ねずみのふんの特徴をねずみの種類別に解説していきます。

①ドブネズミ
ドブネズミのふんの大きさは約10~20mmで、太く整った楕円形をしています。他のねずみのふんと比較して大きいのが特徴です。
色はこげ茶のものもあれば、灰色のものもあります。

自宅の水回りや床下にこのようなふんがある場合、ドブネズミが住み着いている可能性があります。

②クマネズミ
クマネズミのふんの大きさは約6~10mmです。色は茶色もしくは灰色をしており、不揃いな楕円形をしているのが特徴です。
クマネズミは移動しながらふんをする習性があるので、ふんがラバラに散らばっている傾向にあります。
配線や配管をたどって高い場所にも移動するので、天井裏や屋根裏、換気扇のまわりにこのような特徴のふんがあれば、クマネズミが自宅に住み着いている可能性があります。

③ハツカネズミ
ハツカネズミのふんの大きさは約4~7mmです。ふんの色は茶色で、米粒ほどの大きさで両端が尖っているのが大きな特徴です。
ハツカネズミは物置や倉庫といった場所を好むので、ふんもその周辺にある可能性が高いですハツカネズミは他のねずみに比べて臭いが強く、ふんのある場所に臭いが残っていることもあります。
臭いの強い小さなふんが物置や倉庫で見つかれば、ハツカネズミの存在を疑ってみましょう。

2.ねずみのふん掃除の注意点

病気の感染を防ぐため、マスクと手ゴム手袋は必須

ねずみのふん掃除に必要な道具の写真

自宅にねずみのふんがあるのは気持ちが良いものではありませんから、すぐに掃除して綺麗にしたいですよね。

忘れてはいけないのが、ねずみのふんは様々な病気の原因になることがある極めて不衛生なものだということ。嘔吐や下痢を引き起こすサルモネラ菌、出血や腎不全などをもたらすハンタウイルスなどの病原菌を媒介します。
ですから、ねずみのふん掃除をする時には十分に注意しなければいけません。注意すべきことは主に以下の2点です。

①素手でふんに触らない
様々な病原菌を媒介するねずみのふんを素手で触るということは絶対に避けてください。
ねずみのふん掃除をする時は必ずゴム手袋を着け、ふんが肌に触れることがないようにしましょう。また、病原菌を吸い込むのを防止するためにもマスクも必ず着けるようにしましょう。

②ふんを掃除機で吸い込まない
ねずみのふん掃除をする時は、掃除機を使うのは避けましょう。掃除機を使ってふんを吸い込むと、掃除機の内部でフンが粉砕されることになり、掃除機自体がねずみのふんに含まれている病原菌で汚染されてしまいます。
また、掃除機が空気を排出する際に、病原体も一緒に外にまき散らされてしまいます。

3.ねずみのふんを見つけたときの掃除手順

ふんのまわりに除菌剤を撒いてから掃除を開始

ねずみのふんを掃除する写真

様々な病気の原因にもなる不衛生なねずみのふん。安全にねずみのふん掃除をするには、正しい手順を踏むことが重要です。
ここでは、ねずみのふんを見つけたときの掃除の手順について解説していきます。

正しい手順でねずみのふん掃除をするためには、事前にしっかりと道具を用意しておく必要があります。ねずみのふん掃除に使用する道具は以下の6つです。
・マスク
・ゴム手袋
・除菌剤
・ティッシュペーパー
・濡れた布(雑巾など)
・殺虫剤


道具をしっかりと揃えたら、以下の手順でねずみのふん掃除を進めていきましょう。

1.まずはマスクとゴム手袋を身に着けましょう。
ねずみのふんには様々な病原菌が含まれていますから、ふんが肌に触れたり、ふんを吸い込んでしまったりすることを避ける必要があります。

2.ねずみのふんのまわりに除菌剤を散布しましょう。
除菌剤はホームセンターや通販などで購入することができます。除菌剤を撒いたら、いよいよ本格的な掃除開始です。

3. ティッシュペーパーを何枚も重ね、ねずみのふんを取り除きます。
ふんを全て取り除いたら、濡れた布でふんがあった場所を拭き取ります。その後、再度そこに除菌剤を散布します。

4. ねずみのふんがあった場所にはダニがいる可能性があります。
ダニを退治するために殺虫剤を撒き、掃除完了です。

4.ねずみのふんに触ってしまったら

すぐに水と石鹸で洗い流す

手を洗っている写真

ねずみのふん掃除をする時に万が一ねずみのふんに素手で触ってしまった場合、どうすれば良いのでしょうか。
ねずみのふんは非常に不衛生ですが、触ってしまってもすぐに病原菌が体内に入ってくるわけではないのでご安心ください。
以下の3つの対応を取れば問題はないはずです。

1.水と石鹸で洗い流す
ねずみのふんを素手で触ってしまったら、すぐに手を洗いましょう。ただ単に水洗いするのではなく、ちゃんと石鹸を使って丁寧に洗うようにしてください。

2.除菌シートを使って拭き取る
除菌シートを使って拭き取るのもおすすめです。できるだけアルコール濃度の高い除菌シートを選ぶようにしてください。
水と石鹸で洗い流したあとに除菌シートを使ってさらに手を綺麗にすれば安心ですね。

3.体調に異変を感じたら病院へ
ねずみのふんを素手で触ってしまったあとに体調に異変を感じた場合、すぐに病院に行きましょう。通院する際は、医師には「ねずみのふんに素手で触ってしまった」とちゃんと伝えるようにしてください。
このような事態になる可能性は決して高くありませんが、万が一のために覚えておいて損はないでしょう。

5.ねずみのふん掃除や駆除は専門事業者に依頼しよう

専門事業者に依頼すれば、ねずみの再侵入を防ぐことも可能

ねずみのふん掃除や駆除を行う専門事業者の絵

自宅に発生したねずみのふん掃除を自分で行うことは十分に可能です。しかし、ある程度の手間がかかりますし、道具も買い揃えなくてはいけません。
可能性はあまり高くありませんが、病原菌が体内に入ってしまう恐れもあります。

ですから、ねずみのふん掃除を専門事業者にお願いしても良いでしょう。信頼できる専門事業者に依頼することで、以下のようなメリットが得られます。

・自分でねずみのふん掃除をする手間が省ける
・ねずみのふん掃除に必要な道具を買い揃えるお金がかからない
・病原菌のリスクを冒して自分が掃除をしなくて済む
・高い技術を持つ専門事業者が丁寧に掃除をしてくれる


ねずみのふん掃除を専門事業者にお願いする相場ですが、10,000~20,000円程度になります。価格は掃除する場所やふんの量によって変動します。

また、ねずみのふんを掃除しても、原因であるねずみを駆除しないとせっかく掃除をしたのにまた掃除をしないといけない羽目になります。

ただし、ねずみの駆除にはねずみの生態や行動についての専門知識や、使用する薬剤の知識が必要になるため、素人には難しい作業です。
また、ねずみは屋根裏や床下、壁の中など、家の内部の隠れた場所に潜んでいることがあります。これらの場所にアクセスするためには、専門的な知識や適切な装備が必要になります。
そのほか、ねずみが侵入する経路や生息地を正確に特定も容易な作業ではありません。
さらに、ねずみが居住している場所は、狭くて不衛生な場合があるため、作業中の安全確保も難しいです。

そのため、ねずみの駆除は専門の駆除業者に依頼することがおすすめです。
専門事業者の多くはふん掃除だけではなく、ねずみの駆除やねずみの再侵入を防ぐ防除なども行っています。もちろん、ふん掃除以外の作業をお願いする場合は別途料金が必要になります。

大切なのは信頼できる専門事業者に依頼することです。複数の業者から見積もりを出してもらい、最も信頼できそうな事業者に依頼しましょう。

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