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台風に強い窓ガラスとは?おすすめの種類やリフォームにかかる費用を解説

公開日:2022.12.15 更新日:2024.4.15
台風に強い窓ガラスとは?おすすめの種類やリフォームにかかる費用を解説

例年5月から10月にかけて多くの台風が日本へと接近していきます。そうなるとご自宅の窓ガラスの耐久性が気になってきますよね。
少しでも対策をしておけば、台風による窓ガラス割れのリスクはグッと下がります。

そこで今回は台風に強い窓ガラスの種類について解説します。
さらに、業者に窓ガラスの交換を依頼した場合にかかる費用相場についてもご紹介して居ますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1.台風に強い窓ガラスとは

台風に強い窓ガラスの種類

強化ガラスが使われた窓の写真

巷では台風に強い窓ガラスと呼ばれているガラスが数多くあります。しかし、その中には実際には強風にあまり強いとは言えないものも…。

ここではそんなについて解説していきます。

①ペアガラスは台風に強い窓ガラスではない
台風に強そうなイメージのあるペアガラスですが、強風に対してはあまり強くありません。
ペアガラスは中間層が入っていることから強度が高そうに思われているものの、それらはあくまで温度変化をおさえるためにもの。断熱効果や遮熱効果は期待できても、台風対策には役に立ちません。

②おすすめは合わせガラス
合わせガラスとは、防災や防犯に特化した窓ガラスのこと。当然のことながら、台風に強い窓ガラスということになります。

ガラスとガラスの間に中間膜という強力な板がセットされていて、これがガラスを強固なものにしています。
たとえ衝撃を受けたとしても、ガラス片が飛散しにくくなっています。

③強化ガラスも台風対策になる
強化ガラスは通常の窓ガラスよりも3~5倍の耐風圧強度を有しています。
また、このガラスは万が一割れてしまっても破片が細かい粒状になるという性質があることから、ガラス片によるケガをしにくくなっています。

2.台風対策が必要な理由

窓ガラスには危険がたくさん

ひびが入った窓ガラスの写真

台風に強い窓ガラスが求められる理由としては、窓ガラスが割れてしまった場合の影響があります。

主な影響としてはガラス片によるケガです。
ガラスの破片を非常に鋭利にできていることから、直接体に当たってしまえばご自身やご家族のケガにつながってしまいます。

もし床にガラス片に散乱していて、誤ってそれを踏んでしまえば危険です。
特に床に敷いているカーペットにガラス片が入り込むと、掃除したつもりでも取り切れていないことがあります。

また、割れてきたガラス片は家にあるものに対しても被害を与える可能性があります。電化製品やスマートフォン、家財道具などが置いてあればそれらが傷ついてしまいます。

特に家電製品は精密な部品から構成されているので、ちょっとしたガラス片が入り込んでしまえば、それが原因で故障につながることもあります。

この他、窓ガラスが割れてしまうとそこから雨風が入ってきてしまいます。特に台風の時期であれば雨に濡れて、窓周辺が水浸しになってしまうことも。

さらに窓から外部のさまざまな飛来物が飛んでくることもあります。窓については飛来物が入ってこないように、きちんと応急処置をしておかないといけません。

2次災害を引き起こさないように、できる限りのことをやっておきましょう。

3.窓ガラスが割れてしまったら

割れた窓ガラスの対処方法

ひびが入った窓ガラスをガムテープで補修している写真

台風に強い窓ガラスを用意しておくことも大切ですが、もし割れてしまった場合のこともきちんと考えていきましょう。

主な対処方法としては次の通り。

①窓ガラス周辺を掃除する
ご自宅にいるご家族が割れたガラス片でケガをすることがないように、現場周辺の掃除はしっかりやっておきます。

まず軍手を使って割れた大きなガラス片を拾っていきます。ガラス片は新聞紙でくるんでおき、処分しやすいように段ボールに入れておきましょう。

その次にほうきやちりとりを使って小さなガラスの破片を掃除していきます。こちらも集めたら、段ボールに入れます。
より細かいガラス片を集める場合は、掃除機を使って吸い取っておきます。

ガラス片を回収した段ボール箱については燃えないゴミの日に捨てるようにしましょう。
なお、処分されるガラス片については段ボール箱に割れ物注意もしくはガラス注意と記載しておきます。

②窓の応急処置を行う
雨風や外からの飛来物が入ってこないように、窓枠に応急処置を施します。
対処方法としては窓枠ぴったり段ボールを張り付け、それを養生テープやガムテープを使って固定していきます。
この時隙間ができないように、きちんと窓枠全体を覆うようにしましょう。

4.窓ガラスの台風対策

日頃からやっておくべき台風対策

台風対策でシャッターを閉めている写真

台風に強い窓ガラスに交換するのはもちろん、日頃からさまざまな窓の台風対策をやっておくと、より一層台風による窓ガラスへの被害のリスクを減らすことができます。

・窓周辺の安全を確保する
台風対策において最も大切なことは自宅における安全を確保しておくこと。
たとえ強風に強い窓ガラスを使用していても、万が一割れてしまった場合のことを想定しておきましょう。

そのため、窓の周りにはできるだけ家具や家電などは配置しないことが望ましいです。

また、ガラス片が周辺に飛び散ってしまったら、ご家族をその周りに入れないようにしておきます。

・飛散防止フィルムを使う
飛散防止フィルムとは、台風によって窓ガラスを割れにくくしてくれるアイテムです。
あらかじめフィルムを貼っておくことで、台風の衝撃で窓ガラスが割れても破片が飛び散りにくくなります。

飛散防止フィルムについてはホームセンターやインターネット通販などで気軽に購入することができます。
商品には取り扱いに関する説明が掲載されていますので、よく読んで使用しましょう。

・シャッターを活用する
もし窓ガラスにシャッターが付いているようでしたら、積極的に活用しましょう。
取り出すのが面倒だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、シャッターを閉めておくことで雨風の侵入を防ぐことができます。

5.窓ガラスのリフォーム費用

主な費用相場

強化ガラスが使われた窓ガラスの写真

台風に強い窓ガラスに交換するとなると、気になるのがリフォームにかかる費用ですよね。
一般的な専門業者の作業費用の目安は次の通り。

・合わせガラス:50,000~65,000円
・強化ガラス:30,000~50,000円

上記の交換費用はあくまでの目安であり、窓枠の面積や廃材処分費、現場の環境によっても費用が変動していきます。

この他にも、深夜料金や業者がご自宅まで駆け付けてくれる際の出張費用も別途加算されます。

そんな窓ガラスのリフォーム費用を少しでも安くする方法があります。
一つは見積もりをとっておくこと。
見積もりには作業内容とその費用の詳細が掲載されていますので、後になってオプションと称して追加料金を請求させる心配はありません。

費用が高いほど適正価格を理解しておくことが大切です。
業者より提示された費用に納得できない場合は、その場でお断りすることもできます。

また、最低でも3社以上から見積もりをとっておけば、お住まいの地域で一番安い業者を見つけられます。

もう一つは火災保険を活用すること。
台風による影響で窓ガラスが割れてしまった場合は火災保険を適用することが可能です。

この他、家財のみを対象にした家財保険もあります。保険商品によって補償範囲が異なるので、きちんと確認しておきましょう。

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