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防犯器具のトラブルに関する情報を紹介します

公開日:2022.4.28 更新日:2024.4.10
防犯器具のトラブルに関する情報を紹介します

防犯器具のトラブルに関連するさまざまな情報を簡単に紹介します。現代の生活において、なくてはならないのが防犯器具です。指紋認証などの電子ロックをはじめ、防犯カメラや警報ランプ付きブザー、侵入感知アラーム等々。それらの多くは電気によって動いています。もちろんホームセキュリティサービスも電気の供給が長時間にわたって途絶えると作動しなくなることも。そこで今回は、防犯器具の電気トラブル情報を具体的事例を交えながら紹介していきますので参考にして下さい。

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1. 防犯器具のトラブル事例①

防犯器具のトラブル事例その①電池切れでアラームが作動しなかったケース

窓ガラスをこじ開けている泥棒の写真

このトラブルの事例として最初に紹介するのは、電池切れによって空き巣に侵入されたケースです。

近所で空き巣被害があったため、万が一のことを考えホームセンターで購入したウインドウアラームを設置しました。

お盆の帰省が終わり、実家から帰宅して見ると、窓ガラスが割られていました。急いで警察に連絡し被害届を出したのですが、聞き込みによると近所の方は誰も防犯アラームの音を聞いていないとのこと。幸い現金などは置いていなかったので、何も盗まれませんでしたが、もし犯人と鉢合わせしていたらと想像すると怖くなりました。

今回の事例では窓から侵入されているのに、ウインドウアラームが作動していませんでした。それもそのはず、後になって分かった事ですが、電池が切れていました。ウインドウアラームや防犯ブザーなどに使われているリチウムコイン電池の寿命は平均5年です。ましてや付属しているテスト用電池はすぐに切れることもあります。

リチウムコイン電池を使用している防犯器具をお持ちの方は、定期的に作動させてみましょう。いざという時にトラブルでは使用している意味がありませんし、自身が危険にさらされることも考えられます。せっかくお金を払って購入しているので、防犯器具は安全に使用して下さい。

2. 防犯器具のトラブル事例②

防犯器具のトラブル事例その②防犯カメラに犯人が全く映ってなかったケース

住宅についている監視カメラの写真

このトラブルで次に紹介するのは、防犯カメラの不具合です。近年多くの住宅には防犯カメラが取り付けられています。特に玄関の上部から駐車場などを映していますね。

防犯カメラは大きく分けてバッテリー内蔵式と家庭用電源式があります。電源が確保できない畑などではバッテリー式が多く用いられています。また自分で簡単に取り付けができるタイプの防犯カメラもバッテリー式です。

今回のケースでは駐車場の車を傷つけられたにもかかわらず、防犯カメラを確認すると映像が全く取れていませんでした。あとになって分かった事ですが、映像を送信する部分がトラブルを起こしていたようです。これではせっかくの防犯カメラも全く意味がありません。幸い連続犯でしたので、別のお宅からの映像をもとに犯人は逮捕されました。

せっかく防犯カメラを設置していても、いざという時に役に立たないのでは何の意味もありませんね。そのため、定期的に点検しておくことをおすすめします。バッテリー式の場合は2年程度を目安にリチウム電池を交換してください。携帯電話と同じように、繰り返し使用と充電をしていると電池の寿命が短くなります。家庭用電源式をお使いの方も、きちんと映像が撮れているか、カメラの向き等は正しいか確認して下さい。

3. 防犯器具のトラブルの原因とは?

防犯器具のトラブル原因はさまざま!!個別に分かりやすく紹介します

バッテリーとリチウムコイン電池の写真

このトラブルの原因として最初に紹介するのは電池切れです。事例①でも紹介したように直接電源を確保できないタイプの防犯器具にはバッテリーやリチウムコイン電池が使用されています。使用頻度や使用環境により若干の誤差はありますが、バッテリーの寿命は2年で性能が低下し始めます。リチウムコイン電池は2年が寿命です。購入時に付属しているテスト用電池の寿命は、短いもので1ヵ月以内、長いものでも1年半くらいです。

防犯器具のトラブル原因として次に考えられるのが配線です。これは防犯カメラのトラブル原因として多いのですが、配線にトラブルが起きると電気が供給されなくなったり、映像が記録されないことがあります。

その他の原因として考えられるのが、本体の故障や経年劣化です。防犯器具にはそれぞれ耐用年数が定められていますので、それを超えての使用は控えましょう。防犯器具がトラブルを起こした時に早く原因を知ることは対策する上でもかなり有効です。台風が原因で防犯カメラのレンズが傷ついたり、向きが変わったというケースも報告されていますので、定期的にチェックしておきましょう。どうしても原因が特定できない場合は、専門の業者に調査してもらうのも一つの方法です。

4. 防犯器具トラブルへの対処方法

防犯器具のトラブルに対処する方法を分かりやすく紹介していきます

事業者が監視カメラを修理している写真

ここからは対処方法を紹介するのですが、その前に注意事項をいくつかお知らせしておきます。

まずは勝手に機器を分解しないことです。メーカーの保証を受けることが出来なくなる可能性がありますし、感電してしまう危険もあります。また、電気工事士以外の方が配線を触ってしまうと、より深刻なトラブルに発展する可能性が高くなりますので、絶対にやめて下さい。

トラブルが発生した時にまずすべきは原因の特定。それにより対処方法が異なります。電池切れであれば新しい電池と交換することで解決します。電池を交換しても解決しない場合は、機器に原因があることが疑われます。防犯ブザーのように持ち運びが可能なものでしたら、一度修理に出してみましょう。購入した店舗であればメーカーに送り、無料で調査くらいはしてくれるはずです。

アパートや賃貸マンションに設置されている防犯器具トラブルへの対処方法は、オーナーや管理会社に連絡することです。分譲マンションであれば管理組合に報告しましょう。無断で修理してしまうと、後になってトラブルになるケースもあります。

いずれにしても防犯器具が機能しなくては何の意味もありませんので、早めに対処することをおすすめします。どうしても自身で対処できない時は、専門業者に相談して下さい。

5. まとめ

防犯器具のトラブルに関連する情報のまとめとポイントのおさらい

監視カメラを調整している写真

このトラブルに関するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず、防犯器具を使用されている、設置されている方は月に一度くらいは作動させましょう。その段階で故障が確認できた時は、原因を調べて、電池交換や修理依頼、オーナーなどへの連絡など、必要な処置を行ってください。

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