1.強盗事件の実態と増加するリスク
身近に迫る強盗被害、その傾向とは
近年、強盗事件の発生件数は横ばいもしくは減少傾向にある一方で、その手口はより巧妙かつ大胆になっています。
特に問題なのは、「侵入強盗」と呼ばれる犯行。これは人が在宅中にもかかわらず侵入し、金品を奪おうとするケースで、命の危険すら伴う非常に危険な犯罪です。
これまでは都市部の一部に集中していたものの、最近では郊外や地方の住宅地でも発生しており、決して他人事ではありません。
また、SNSでの発信やネット通販の利用履歴などから「裕福そうな家庭」だと認識され、ターゲットにされるケースもあるようです。
つまり、今の時代はどんな家庭や店舗でも狙われるリスクがあるということ。だからこそ、防犯対策は「いつか」ではなく「今すぐ」始める必要があります。
2.強盗に狙われやすい時間帯とは?
狙われやすい時間帯は午前0~2時
警視庁の統計によると、強盗事件は深夜0時〜2時の間に発生するケースが多く、次点で深夜2時〜4時の間にも発生しやすい傾向にあります。
そのため、就寝時であっても身を守るための対策が重要になります。万が一侵入された場合は、無理に取り押さえようとせず、まずは警察に通報することが大切です。
就寝時はなるべく手の届く範囲にスマートフォンなど外部と連絡がとれるものを置いておき、すぐに通報ができるようにしましょう。
また、日中の時間帯に盗み目的で侵入した犯人が、予想外に帰宅した家人と鉢合わせたことで、強盗へと犯行が変わるケースがあります。
これは「居直り」と呼ばれ、当初の計画が突然崩れたことで犯人は極度の緊張状態に陥り、衝動的な暴力などに発展する危険性が高まります。特に日中は住民がふいに帰宅する可能性があるため、このような予期せぬ遭遇が起こりやすく、夜間の計画的な犯行以上に危険な状況となることもあります。
そのため、発生件数の多い夜間はもちろんのこと、件数の少ない日中でも油断せず、防犯対策を講じることが重要です。
3.強盗に狙われにくい家とは?
侵入に時間がかかりそうな家は強盗が避けやすい
強盗は計画的にターゲットを選ぶ傾向があり、犯行前に下見をして「入りやすそうか」を見極めています。つまり、外観や周囲の環境が“防犯意識の高さ”を示すだけで、犯行を諦めさせる可能性があるのです。
たとえば、夜間でも玄関周辺が明るく照らされていたり、防犯ステッカーが貼ってあったり、防犯カメラが設置されていたりするだけで、「ここはリスクが高そうだ」と思わせることができます。
さらに、庭に物が散乱していたり、郵便物が溜まっていたりすると留守と判断され、強盗に狙われやすくなるので、定期的な整理整頓や照明の見直し、視線の届く範囲を意識した植栽管理など、小さな工夫の積み重ねが「侵入しづらい」環境づくりにつながるります。
まずは、自宅や店舗の外観を客観的に見直してみましょう。
自宅の強盗対策:見た目から「入りにくい家」にするコツ
強盗に狙われにくい家にするためのポイントは4つあります。
1つ目は、窓に防犯シートを貼ることです。シートを貼ることで窓ガラスが割れてもシートを破ることができず、侵入に手間がかかるようになります。
2つ目は、玄関や勝手口には補助錠を取り付けることです。ドアの開錠に時間がかかるようにすることで、強盗の侵入を防ぎます。
3つ目は、家の周りに防犯カメラを設置し、その存在をアピールすることです。防犯カメラが設置されている家は犯罪者にとってリスクが高いため、狙われにくくなり、強盗を遠ざけられます。
4つ目は、侵入者が身を隠せるような死角をなくすことです。庭の植え込みや物置など、見えにくい場所があると、犯罪者にとっては格好の隠れ場所になってしまいます。
家の周りを通る人からも見えやすいようにしておくと、侵入した犯罪者が気づかれやすくなるためおすすめです。整理整頓をして家の周囲を見通しの良い状態に保ちましょう。
これら4つのポイントを押さえて、強盗に狙われにくい家や周辺環境をつくりましょう。
4.自宅の強盗対策におすすめの防犯カメラが果たす3つの重要な役割
「記録・抑止・安心」をもたらす設置効果
防犯カメラには、大きく分けて3つの効果があります。
1つ目は記録です。万が一事件が発生しても、映像があれば警察の捜査に大きく貢献できます。犯人の服装や車種、侵入経路などが明らかになり、早期解決の手がかりになります。
2つ目は抑止力。カメラの存在そのものがプレッシャーとなり、「監視されている」と感じた犯人が犯行をあきらめることが多いのです。
そして3つ目は安心感です。家族やスタッフが在宅・勤務中にモニターで外の様子を確認できるほか、遠隔でスマホからチェックできる機能もあるため、外出中でも状況を把握できます。
つまり、防犯カメラは「もしものとき」に備えるだけでなく、「普段からの安心」を提供してくれる、現代の防犯に欠かせないツールなのです。
防犯カメラは適切な位置への設置で効果アップ
防犯カメラは、設置するだけで防犯効果が高まるわけではありません。犯罪者にとって都合の悪い位置に設置することで、より高い効果を得ることができます。
まず、防犯カメラの死角をつくらないようにすることが重要です。
玄関や窓、駐車場など、犯罪者が侵入しやすい場所を重点的に監視できるように設置しましょう。また、住宅の裏側にある窓は近隣住民の目が届きにくいため、特に狙われやすい場所です。
こうしたポイントをしっかりカバーできるように設置することで、防犯カメラの効果を最大限に生かせます。
さらに、防犯カメラの存在をアピールすることも重要です。「防犯カメラ作動中」などのステッカーを複数箇所に貼ることで、犯罪者に対する心理的な抑止効果を高められます。強盗はリスクを避ける傾向があるため、防犯カメラの存在を強調すれば、狙われにくい家にすることができます。
加えて、録画機能のある防犯カメラを選ぶのがおすすめです。リアルタイムで監視するだけでなく、映像を保存しておくことで犯罪者の特定がスムーズにできたり、警察への証拠提供にも役立ったりします。ただし、近隣住民の日常的な行動が映り込まないように注意が必要です。
防犯カメラをうまく活用して、正しい防犯対策を行いましょう。
5.防犯カメラ設置はプロに任せるべき理由
設置には電気工事が必要なケースも
防犯カメラの多くは、電源供給や映像の録画機器との接続が必要なため、電気工事を伴う設置作業になります。
特に屋外にカメラを設置する場合、防水対応の配線や、屋根や外壁への穴あけ作業などが発生し、DIYで行うのは困難です。無理に自分で設置しようとすると、配線ミスによる故障や、雨風による漏電・感電など、安全面でのリスクも生じます。
その点、電気工事に対応した専門業者であれば、建物の構造や使用目的に応じて、最適な機器と設置場所を提案し、法令を遵守した安全な工事を行ってくれます。
また、カメラの種類選びから録画装置の設定、スマートフォンとの連携機能まで、すべてワンストップで対応してもらえるため、手間も大幅に軽減されます。
さらに、設置後のトラブル対応や機器のアップデートにも対応してくれるなど、アフターサポートの手厚さも魅力。強盗対策として本格的な防犯を考えるなら、「プロに任せる」という選択が、最も安心で確実な一手となるのです。
おすすめの電気工事業者の選び方
防犯カメラの設置を依頼する際は、知識が豊富で信頼できる電気工事業者を選びましょう。そのためには、複数の業者から見積もりを取ることをおすすめします。
まず、電気工事業者には現地調査を依頼し、防犯カメラを設置する場所を確認してもらいましょう。設置環境によって必要な機材や工事内容が異なるため、現地調査を省略すると見積もりが出せない場合があります。
また、見積もりの際は金額だけでなく、施工内容を具体的に説明してもらえるかを確認しましょう。
施工内容を明確にすることで、どのような工事にどれだけの費用がかかるのかを把握でき、不必要な工事やオプションによる過剰な請求を防ぐことが可能です。
このような点を踏まえて、3社程度から見積もりを取ることで、施工内容に見合った適正価格であるかを知ることができます。
さらに、保証内容もチェックしておきましょう。施工後にトラブルが発生した場合の対応や、機材の保証期間を確認することで安心して利用できます。
また、アフターサービスの有無や内容も相見積もりの際に比較しましょう。
業者選びでは、口コミをチェックするのも参考になります。ホームページで過去の実績を見たり、実際に依頼した人の声をチェックしたりして実績のある業者を選べば、より安心して依頼できるでしょう。
防犯カメラを設置する際は信頼できる業者を選び、しっかりと防犯対策を行っていきましょう。