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テレビアンテナに雷は落ちるの?被害事例と落雷対策を解説

公開日:2024.12.3
テレビアンテナに雷は落ちるの?被害事例と落雷対策を解説

テレビアンテナは家の高いところにあるため、雷が鳴っている時に落ちてこないか心配になることもあるでしょう。
実際に屋外にあるテレビアンテナは雷の影響を受けやすく、落雷時には故障するだけでなく深刻なトラブルにつながるおそれがあります。

そこで本記事では、テレビアンテナが受ける雷被害や落雷対策について詳しくご紹介します。

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1.テレビアンテナが受ける雷被害とは?

誘導雷に注意!

稲光とアンテナのある空の風景写真

テレビアンテナは建物の屋根など、高いところに設置されているケースが多く、さらに材質が金属でできているため雷が落ちるのでは…?と心配になる方も多いでしょう。

もし、テレビアンテナに雷が落ちると、テレビアンテナは粉々になるか丸焦げになってしまいます。また、テレビアンテナを設置している周辺にも被害がおよんで、瓦が飛んだり火災になったりするケースも珍しくありません。
さらに屋内では一時的に過電状態となり、家電製品の破損や発火を引き起こす危険性もあります。
ただ、住宅のテレビアンテナに雷が落ちることは非常に稀です。山の上の建物で、周りに何もないようなケースでない限りは心配しないでよいでしょう。

注意すべきテレビアンテナの雷被害は、近くに落ちた雷の影響で発生する「誘導雷」による間接的なトラブルです。
具体的には、近隣に雷が落ちた際に、その雷が持つ膨大な電力エネルギーがアンテナなどから流れ込みます。それにより、アンテナ線につながっている周辺の機器が故障してしまうことがあります。
さらに、アンテナにつながっているブースターが過電流によってショートしてしまい、テレビ画面が映らなくなることも。

雷が直接落ちる確率は低いかもしれませんが、誘導雷など近くの電線を巡って痛い目を見る可能性もあるので油断は禁物です。雷の音が聞こえたら早めに対策をしましょう。

2.雷でテレビアンテナが故障しないように対策しよう!

コンセントを外すなどの対策がある

コンセントを抜いているイラスト

テレビアンテナの落雷による被害は誘導雷を原因とするものがほとんどです。
そのため、被害を最小限におさえるには落雷時に屋内へと逆流してくる「過電流」への対策が欠かせません。
とくに半導体や基盤を内蔵しているパソコンやテレビなど、IT機器やテレビアンテナは繊細な作りで被害を受けやすいです。事前にできる対策は行っておきましょう。

誘導雷での被害対策にはコンセントを抜くのが手っ取り早く効果的です。
誘導雷の被害はコンセントを経由した過電流が原因であるため、その経路をなくしておけば電子機器への被害は大幅に防げます。
家の近くで稲妻が見えたり、ゴロゴロと雷の音が聞こえたりしたら素早く対応しましょう。

また、サージプロテクターやサージアレクターなど避雷器を取り付ける方法もあります。購入はホームセンターやインターネットなどでできますが、工事は電気工事士に依頼してください。

避電器は電圧が異常値になると大地などに放電して、電圧や電流を正常な値に保つ役割を果たします。照明器具や冷蔵庫など、コンセントを抜いておくのが難しい家電製品に効果的です。

他にはブレーカーを切る方法もあり、これは電源をもとから落としてしまうためすべての家電製品を誘導雷から守れます。ただし、その間、家電製品は一切使えなくなる点に気をつけましょう。
冬はいいですが、夏場に冷蔵庫の電源を落とすと悲惨なことになります。

3.雷によるテレビアンテナのトラブルは火災保険で補償される?

ほとんどの場合、火災保険の補償を受けられる

火災保険の書類の写真

雷による被害があった場合、家電製品やテレビアンテナは基本的には新品を購入するか、業者に修理してもらうしかありません。被害の状況にもよりますが、決して安い負担ではありません。そのような急な出費が発生した場合は、火災保険で費用の一部を負担してもらいましょう。

一般的に火災保険には風災保障が付帯されており、火災の他にも風雨や雷、大雪などの自然災害を原因とする被害に対しての損害が補償されます。
火災保険の保険対象は建物のみと家財のみ、そして建物と家財の3つに分けられ、どれを選ぶかで補償の内容が違ってくるため、契約は慎重に検討しなければいけません。

補償される損害が建物のみの場合、対象はテレビアンテナや屋根、窓などの他に物置やカーポートも含まれます。
一方家財のみの場合は、家具や家電製品だけでなく、自転車や125cc以下の原動機付き自転車も含まれます。ただし、敷地内に対象物がなかった場合は補償されません。

建物と家財両方を対象とした場合はほとんどの損害が補償されますが、その分保険料は高くなります。

4.雷でテレビアンテナが壊れたら修理を依頼しよう

信頼できる業者に連絡する

屋根の上のアンテナ修理を行う業業者のイラスト

周辺環境にもよりますが、落雷がテレビアンテナに直接落ちる可能性はかなり低いです。
ただし、雷が直接落ちなくても、誘導雷という落雷時に発生した過電圧が電線や地面を伝って、電子機器に影響をおよぼす可能性があります。

もしテレビアンテナが誘導雷による被害が発生した場合は業者へ修理依頼をしましょう。お金がもったいないからといってDIYで修理するのは控えてください。屋根の上での作業になるので、転落したら大きな怪我につながります。

また、加入している火災保険会社に連絡をし、保険を利用するために必要な書類をもらってください。被害状況や写真などを揃えたら、保険会社に提出します。

修理業者を選ぶ際は、金額はもちろんですがサービス内容や、アンテナ工事士や電気工事士の資格の有無も確認しておきましょう。工事の際には専門的な知識や経験が適切な修理につながるため、資格保有者のいる工事業者へ依頼するのがおすすめです。

また、保険金額が修理費用のすべてを補えるとは限らないので、保険金額が確定したら業者と修理の契約を結び、作業を行ってもらいましょう。

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