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湿気が多い家の原因とは?今すぐできる対策やお得にリフォームする方法を紹介

公開日:2024.7.23
湿気が多い家の原因とは?今すぐできる対策やお得にリフォームする方法を紹介

家が湿気でジメジメすると不快ですよね。湿気が多い家と、そうでない家は何が違うのでしょうか。

この記事では、湿気が多くなりやすい家の原因や、すぐにできる湿気対策、お得にリフォームする方法まで解説します。

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1.湿気が多い家の原因とは?

換気不足や家の構造が原因かも

湿度計の写真

湿気が多い家の原因はさまざまですが、主な要因を以下に挙げます。

1. 換気不足
・換気システムの不備
現代の住宅は気密性が高く、自然換気が難しい場合があります。特に24時間換気システムが設置されていない住宅や、換気扇が適切に機能していない場合、湿気がこもりやすくなります。

・窓の配置と使用
家の設計上、風通しが悪い配置になっている場合や、窓が少ない場合、空気の循環が悪く湿気がたまりやすいです。
また、窓を開けて換気をする習慣がないと、さらに湿気がこもります。

2. 建物の構造や材料
・断熱材の種類と設置
断熱材の種類によっては湿気を吸収しやすいものがあります。また、断熱材が適切に設置されていないと、結露が発生しやすくなり、湿気の原因となります。

・建材の選定
建物の外壁や内装材に通気性の低い素材が使われていると、湿気が逃げにくくなります。特にビニールクロスや密閉性の高いフローリング材などは、湿気を逃がす役割を果たしにくいです。

・基礎の湿気対策不足
床下の湿気対策が不十分な場合、地面からの湿気が床下にたまり、家全体の湿度が高くなります。基礎の防湿シートや床下換気口の設置が不十分だと、この問題が発生しやすくなります。

3. 家の立地や環境
・地形の影響
低地や湿地帯、河川の近くなど、もともと湿気が多い地域に建てられた家は、周囲の環境から影響を受けやすいです。

・森林や植生の影響
家の周囲に木々や植物が多いと、蒸発による湿気が増加し、家の中にも湿気がたまりやすくなります。

4. 生活習慣
・洗濯物の室内干し
特に冬場や梅雨時期に室内で洗濯物を干す家庭は多いですが、これが長時間続くと室内の湿度が大幅に上がります。
対策としては、除湿機を使用する、できるだけ外で干すなどが考えられます。

・お風呂や料理の蒸気
お風呂やキッチンで発生する蒸気をしっかり換気しないと、湿気が家全体に広がります。換気扇の使用や、窓を開けて蒸気を外に逃がすことが重要です。

・観葉植物の数
観葉植物はインテリアとして人気ですが、水を頻繁に与えることで湿気を発生させる原因にもなります。適切な水やりと、換気を心がける必要があります。

5. 水漏れ
・雨漏り
屋根の瓦や防水シートの劣化、壁の亀裂などが原因で雨漏りが発生すると、家の中に湿気がたまります。
雨漏りを早期に発見するためにも定期的に点検や修繕を行うことが必要です。

・配管の漏れ
給水管や排水管の接合部からの漏れがあると、目に見えない部分で湿気が発生します。水道メーターの確認や、異常があれば専門業者に依頼して修理することが重要です。

2.家の湿気が多いことで起こる悪影響

家にも人体にも悪影響がある

家の中で暑そうにしている女性の写真

湿気が多い家では、さまざまな悪影響が発生します。以下に主要な影響を詳しく説明します。

1. カビの発生
・健康被害
カビはアレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こす原因になります。特に小児や高齢者、アレルギー体質の人々にとっては深刻な健康リスクとなります。

・臭気
カビが繁殖すると不快な臭いが発生します。この臭いは家具や衣類にも染みつき、快適な生活環境を損ないます。

・住宅への影響
カビは建物の木材や壁材に侵入し、劣化させることがあります。これにより建物の強度が低下し、修理が必要となる場合があります。

2. ダニの繁殖
・アレルギー
ダニの糞や死骸がアレルゲンとなり、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こします。

・皮膚炎
ダニの咬傷により、かゆみや赤みを伴う皮膚炎を発症することがあります。

3. 家具や家電の劣化
・木製家具の劣化
湿気により木製家具が膨張、反り、割れが発生することがあります。これにより家具の寿命が短くなります。

・家電製品の故障
家電製品は湿気に弱く、内部の電子部品が錆びたり、腐食したりすることで故障の原因となります。

4. 結露の発生
・壁や窓の損傷
結露が発生すると水滴が壁や窓にたまり、カビの発生や塗装の剥がれ、腐食の原因となります。

・断熱性能の低下
結露により断熱材が湿気を含むと、その断熱性能が低下し、冷暖房効率が悪化します。

5. 建物の劣化
・構造材の腐朽
湿気が多い環境では、建物の木材部分が腐朽しやすくなり、建物の耐久性が低下します。

・シロアリの被害
湿気を好むシロアリが木材を食害し、建物の基礎や壁を破壊することがあります。

6. 心理的影響
・不快感
湿度が高いと不快に感じやすくなり、快適な生活が妨げられます。これはストレスや不眠の原因となることもあります。

・気分の低下
湿気の多い環境は陰鬱な気分を引き起こしやすく、精神的な健康にも悪影響を与えることがあります。

7. 衣類や食品の劣化
・衣類のカビ
クローゼットやタンスの中の湿気が高いと、衣類にカビが生えることがあります。これにより衣類が傷んだり、臭いがついたりします。

・食品の劣化
湿気の多い環境では食品が早く傷みやすく、保存が難しくなります。特に乾燥食品やパンなどは湿気を吸収して劣化します。

湿気の多い環境が長期間続くと、これらの悪影響が重なり、生活の質が大幅に低下する可能性があります。定期的な換気や除湿対策を行うことで、これらの問題を未然に防ぐことが重要です。

3.湿気が多い家の中でできる対策

日常的に実践することが大切

窓を開けて換気をする女性のイラスト

湿気による被害を未然に防ぐためにも、湿気対策を行いましょう。

部屋にこもった湿気は、こまめに換気すれば逃がせます。
窓を開け部屋全体に空気の通り道をつくったり、入浴中や料理中は換気扇をまわしたりすることで室内の換気が可能です。
家の湿気が多いときはサーキュレーターや扇風機、空気清浄機などを使用し、室内の空気を循環させる方法もあります。

1日のうちに2回ほど定期的な換気がおすすめですが、外の湿度が高いときに窓を開放すると、逆に部屋の湿度が上がってしまうため注意が必要です。

また、家具を隙間なく配置したり、壁と密着させすぎたりすると空気の循環が妨げられるため湿気がたまる原因になります。
空気の通りが良くなるように家具の配置を変更するのも、湿気を防ぐ方法としておすすめです。

他にも、部屋干しによる湿気を防ぐために、洗濯物はなるべく外に干すようにしましょう。
しかし、マンションやアパートの低階層やベランダの日当たりが悪い場合は、洗濯物を外に干せません。部屋干ししか選択肢がないときは、洗濯物を部屋の中心に干したり、除湿機を使用したりすると湿気の発生が抑えられます。
除湿機を使用する際は、洗濯物の真下に設置するとより効果的です。

4.湿気が多い家の原因を根本から解決する方法

家の構造に合わせてリフォームを検討する

浴室乾燥機の写真

湿気が多い家の原因を根本的に解決する方法として、家の構造に合わせてリフォームを検討するのもおすすめです。

湿気問題が解決できるリフォーム内容の1つに、浴室乾燥機の設置があります。
浴室乾燥機は湿気やカビ対策に有効で、既存の換気扇を交換する形での設置や、後付けも可能です。
また、ユニットバスでもタイル張りの浴室でもリフォームでき、水回りの湿気やカビ対策だけではなく、洗濯物の室内干しにも利用できます。
浴室乾燥機のリフォーム費用は、サイズや取り付ける機器のグレード、種類によって変動しますが約10万〜40万円が相場です。

他にも、家の壁材を調湿性能のあるものに変更するリフォームもおすすめです。
調湿とは、湿気が高いときには水分を吸収して乾燥しているときには湿気を放出する仕組みを指します。
建築では、室内の湿度を一定に保つ効果を調湿といい、生活の環境を快適に保つために調湿は欠かせません。
調湿性能のある壁材に変更すると、湿気の不快感が減らせるだけではなく、カビや結露も抑えられます。
壁材はリビングや寝室、トイレ、玄関など湿気がたまる場所で利用が可能です。クローゼットや押し入れなどの壁を、調湿性能のある壁材に変更してもいいでしょう。

5.湿気が多い家をリフォームして原因を解消するときのポイント

複数の業者に事前調査と相見積もりを依頼しましょう

リフォームの相談をする女性と業者の写真

湿気対策で家のリフォームをするときのポイントの1つが、リフォームを行う箇所です。
部屋の湿気が高くなる理由はさまざまですが、窓の結露が原因であれば二重窓にリフォームすると窓の結露が抑えられます。

他にも、床下からの湿気が上がってくる場合には、床下に換気扇を設置すると、湿気が軽減できます。
すでにカーペットや畳にカビが生えていたり、床下がジメジメしていたりするときは、床下に換気扇を設置するリフォームがおすすめです。

湿気が多い原因を特定する場合は、リフォーム業者に依頼すると調査をしてくれます。

リフォームを行うときのもう1つのポイントは、見積もりの出し方です。
見積もりは、リフォームを依頼したい業者に頼むと作成してくれます。実際に家で調査をして見積もりを作成するのが一般的です。
最近は、現場調査や見積もりの作成を無料で行っている業者も増えてきました。
見積もりを作成してもらうとリフォーム費用が正確にわかるため、予算が組みやすくなります。

リフォームを依頼する業者を絞れない場合は、複数の業者に見積もりを出す相見積もりがおすすめです。
見積もりは、リフォーム業者の特徴が出やすいため、リフォーム範囲や費用がわかりやすい見積もりを作成してくれる業者は信頼できます。

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