寒い時期に多いガス給湯器の凍結トラブル!防止策や対処法をご紹介します
公開日:2022.1.31 更新日:2024.4.12
冬の寒い日に起こり得るトラブルが、ガス給湯器の凍結です。
生活の中で、いきなりお湯が使えなくなると困ってしまいますよね。
今回は、そんな急なトラブルに備えられるように、ガス給湯器の凍結防止方法についてご紹介します!
もし凍結してしまったときの対処法もあわせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
冬の寒い日に起こり得るトラブルが、ガス給湯器の凍結です。
生活の中で、いきなりお湯が使えなくなると困ってしまいますよね。
今回は、そんな急なトラブルに備えられるように、ガス給湯器の凍結防止方法についてご紹介します!
もし凍結してしまったときの対処法もあわせてご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ガス給湯器の凍結といったトラブルは、気温が0度を下回るような寒い日に起こりやすいです。給湯器や配管の中に水分が残っているとそれが凍り、凍結トラブルにつながります。
具体的には、凍結が発生すると「お湯が出なくなった!」といった状態になり、洗い物やお風呂などの日常生活に支障が出てしまします。
また、給水・給湯管が凍結してしまうと、内部の水が凍ることで膨張し、配管が破損をして水漏れなどの被害につながる可能製があります。その場合、修理にかかる費用も高額になってしまいます。
給湯器本体は凍結予防の機能が搭載されている物が多く、防止策が取られているので凍結状態になることはほぼありませんが、室外に設置されている配管や外から水を引いている給水配管は凍結のリスクが高いといえます。
そんな凍結による被害からご自宅のガス給湯器を守るために、あらかじめ防止策をしっかりと建てておくことが重要です!
現在普及されているガス給湯器のほとんどには凍結予防のヒーターが装備されています。外の気温が下がってくると、配管を温めるヒーターが作動し、凍結を防ぎます。
また、追い炊き機能のついているお風呂の給湯器には、追い炊き配管の凍結を防ぐために、浴槽のお湯を循環させる自動ポンプ運転が搭載されています。
どちらも外の気温が凍結しそうな温度になると自動的に作動しますが、しっかりと電源プラグがコンセントに差し込まれているかの確認と、浴槽に残り湯がある状態にしておくことが必須です。お使いの給湯器により使用方法は違ってくるので、事前に取り扱い説明書を確認することをおすすめします。
こうった機能を活用することで、凍結の防止につながります。
また、凍結が予想されるような寒い日には、蛇口からお湯を流し続けることで、配管やバルブ類の凍結防止にもつながります。その際にはお湯の温度を最高温に設定しておくなどの注意が必要です。
給湯器内の水抜きをすることでも、防止策となります。
手順としては、まず給湯器のリモコンの電源を切り、ガス栓、給水元栓を閉めます。 そのあと、シャワーや台所などの蛇口を全て開け、給水・給湯の水抜き栓を開けます。 さらに、お風呂側の水抜きも行います。機種により手順が変わってくる場合があるので、取り扱い説明書を参考にして水抜きを行うようにしてください。
手順を間違えると水が噴き出すといった事態になりかねないので、注意して対応してください。
そのほかにも、外の気温の影響を受けやすい配管を使用しなくなった古い毛布や断熱材などで保温することで凍結を予防する方法もあります。 断熱材はインターネットやホームセンターなどで購入可能です。
また、長期間使用をしていない場合も凍結のリスクは高まります。本体の電源が入っていないと、凍結予防ヒーターなどが機能しなくなってしまうので、コンセントは抜かないように注意してください。
きちんと防止策行っていても、凍結は起こってしまう場合があります。 そんなもしもの場合の対処法をご紹介します。
万が一凍ってしまった場合は、自然に解凍されるのを待つことで解消されます。
凍結が起こると、配管内の水が凍り、膨張することで配管が破裂して漏水が起こる危険性があります。そのため、水が出るようなったあとは水漏れが起こっていないかの確認をしてください。水漏れがあった場合は、漏電や一酸化炭素中毒などの被害を引き起こす可能性があるので、すぐに修理業者へ相談することをおすすめします。
もし早くお湯が使いたいといった場合であれば、凍っている部分に布やタオルをまいてそこにぬるま湯をかけたり、ドライヤーのあたたかい風をあてたりして解凍する方法もあります。
ただし、電源プラグなどに水がかかると漏電のリスクが伴ったり、温風をあてることでゴムパッキンなどの部品の劣化を進めたりといった故障の恐れがあるのであまりおすすめはできません。
自然解凍が待てない場合は、修理業者へ依頼をすることもひとつの手です。 早くお湯が使いたい場合などの緊急を要する場合は、プロの業者へ依頼しましょう!
凍結した箇所を解凍させるために熱湯をかけることは絶対にNGです!
急な温度の高低差により、配管が破損してしまう恐れがあります。そうなると修理費用も高額になり、余計にお湯が使えるまでの時間がかかってしまうことにつながります。
また、ぬるま湯をかけて解凍作業をおこなった場合は、濡れた箇所の水分をしっかりと拭き取らないとそれが原因で再度凍結のリスクがあるので注意が必要です。
今回はガス給湯器が凍結した場合の対処法や防止策についてご紹介しました。
凍結は比較的あたたかい地域で起こりやすいトラブルです。寒い地域だと予め対策が取られていますが、予防をしていない状態で急に気温が下がったりすると、いきなりお湯が出なくなった!といった状況に陥る恐れがあります。
ぜひこの記事を参考にして、予防を行い、急な凍結トラブルが起こらないよう備えてください。