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ベランダにコウモリの巣を発見!追い払う方法や掃除の仕方などを徹底解説

公開日:2023.10.13 更新日:2024.4.22
ベランダにコウモリの巣を発見!追い払う方法や掃除の仕方などを徹底解説

ベランダにコウモリの巣ができてしまったら、放置するのは危険です。糞害や洗濯物の汚染、さらにはご近所トラブルにまで発展してしまうケースも少なくありません。

この記事では、ベランダに住み着いたコウモリを追い出す方法や安全に掃除できる方法などを詳しく説明しています。

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1.ベランダにコウモリの巣ができる理由とは?

ベランダはコウモリにとってメリットがたくさん

網戸にぶら下がっているコウモリの写真

「ベランダに黒いフンのようなものがたくさん落ちている」
そのような場合、ベランダにコウモリの巣がある可能性が高いです。

実は、ベランダには以下のようにコウモリの好む条件が揃っており、絶好の住処となるのです。

・ぶら下がりやすい
多くの家庭で、ベランダに物干し竿を吊るしてあります。物干し竿やハンガーといったぶら下がりやすいものはコウモリの休憩場所に最適で、居心地の良さから住み着きやすくなります。
ベランダに植物を吊るしてある場合も要注意です。

・隙間がある
ベランダに隙間があると、風や雨から身を守ることができるためコウモリが集まりやすいです。また、隙間があることで簡単に侵入しやすくなります。

・エアコンの室外機がある
エアコンの室外機をベランダに設置している家庭も多いことでしょう。エアコンの室外機は暖かく、コウモリにとって居心地の良い場所です。
また、ダクトに隙間があると簡単に通れてしまうため、コウモリの侵入経路となってしまう可能性が高いのです。

ベランダにコウモリが住み着いてしまうと、汚れや家の腐敗、時には健康被害など様々な悪影響を及ぼす可能性があります。
ベランダにコウモリのフンを見つけた場合は、できるだけ早めに対処するようにしましょう。

2.コウモリが及ぼす悪影響とは?

放置すると様々なトラブルの原因となります

ぶら下がっているコウモリとふんの絵

ベランダにコウモリの巣がある場合、できるだけ早めに対処することをおすすめします。
「そのうちいなくなるだろう」と放置してしまうと、様々な被害に悩まされることになるでしょう。

具体的にどのような被害が出るのかご紹介します。

・騒音被害
コウモリが住み着くと、「バサバサ」という羽根の音や鳴き声に悩まされることになります。コウモリの鳴き声は人にはほとんど聞こえないと言われていますが、実は「キィキィキィ」などと人にも聞こえるような鳴き声を出すことがあります。

特に夕方から夜にかけては活発になるため騒音になりやすく、自分だけではなく近隣住民の迷惑となってしまうことも少なくありません。

ご近所トラブルに発展させないためにも、早めに対策しましょう。

・ベランダが汚れる
コウモリのフンは体に対して大きいことで知られており、「ドブのような」強烈な臭いを発します。干している洗濯物へフンが付着してしまうこともあるため、外干しがしづらくなってしまうことでしょう。
また、コウモリのフンを好むゴキブリを寄せ付けてしまう可能性もあります。

・健康被害
コウモリのフンには細菌や病原体が含まれている危険性があります。そしてコウモリのフンは乾燥しているため、空気中に舞ったフンの微粒子を吸い込んでしまうことで感染するリスクがあります。
病原菌が体内に入ると、喘息やアレルギー、狂犬病やヒストプラズマ症などの重篤な病気を引き起こすことがあるのため、慎重に対処する必要があります。

・洗濯物にダニ、ノミがつく
コウモリの体にはノミやダニがついていることが多く、干してある洗濯物についてしまう可能性があります。
実際に、「コウモリマルヒメダニ」と呼ばれるダニがコウモリから人間に寄生してしまったというケースもあり、注意が必要です。

・賃貸の場合、高額な退去費用を請求される場合も
ベランダにいるコウモリを放置してしまうと、糞尿で汚れてしまったり、最悪の場合家を腐敗させてしまったりする可能性もあります。
賃貸では退去時に原状回復する義務があるため、上記のようなことが起きた場合、退去費用が高額になってしまいます。

3.ベランダに住み着いたコウモリを追い出す方法

侵入経路を塞いで対策グッズを併用しよう

ネットが張られたベランダの写真

ベランダに住み着いたコウモリは、できるだけ早く何とかしたいものです。ただ、コウモリは鳥獣保護管理法によって駆除することが禁じられています。

そのため、対策としては「侵入させない」「追い出す」ことが大切です。具体的にどのような方法で対策するのかご紹介します。

・コウモリ撃退グッズを使う
コウモリ撃退グッズは様々な商品が販売されていますが、広さによって使い分けるのがおすすめです。狭い場所には忌避スプレーを、広い空間には錠剤・くん煙剤を使うと効果的です。
ベランダの場合、エアコンダクトなどの狭い空間とベランダそのものの広い空間が混在しているため、場所によって使い分けると良いでしょう。

また、コウモリは音や振動に敏感なので、超音波装置や振動装置を使うことでもコウモリを遠ざることができます。

撃退グッズを使う際には、大事なポイントがあります。それは、「コウモリが出ていく場所を見ておく」ことです。
脱出する場所は侵入経路になっている可能性も高いため、そこを塞いでしまえば侵入を阻止できます。

・侵入経路を塞ぐ
撃退グッズでコウモリを追い出せたとしても安心してはいけません。コウモリが住処としている場所には、また戻ってくる可能性があります。
そのため、追い出しに成功したらすぐに侵入経路を塞ぎましょう。

ベランダの侵入経路を塞ぐ際には、ネットの使用がオススメです。
コウモリがいなくなったことを確認できたら、ベランダにネットを設置しましょう。これにより、もしコウモリが戻ってきてもベランダへの侵入を阻止できます。

ネットを設置する際には、コウモリは1~2センチの隙間からでも入ってくる可能性があるため、網目の小さいネットを選ぶことが大切です。
また、マンションなどの共同住宅では、ネットを設置する際に管理会社の許可が必要な場合があります。そのため、ベランダにネットを設置したい場合は、念のため管理会社に相談し、許可を得てから作業にうつるようにしてください。

4.コウモリの糞の掃除方法をご紹介

素手での掃除は厳禁です!

掃除で使う道具の写真

無事コウモリを追い出せたなら、次は汚れたベランダの掃除です。前述の通り、コウモリのフンには病原菌が含まれているため、素手での作業は避けてください。

また、乾燥して舞い上がったフンを吸い込む危険もあるため、ベランダを掃除する際には「手袋」「マスク」「汚れてもいい服」を準備しましょう。
必ずではありませんが、ゴーグルや使い捨てエプロンを着用すればさらに安心です。

コウモリの糞尿で汚れたベランダは、以下の手順で掃除します。

①フンを取り除く
ホウキと塵取りでフンを取り除いていきます。
フンを集めたら、新聞紙などに包み二重にしたゴミ袋へ捨てましょう。中身が漏れ出ないように注意し、ゴミ袋は屋外に置いておくようにしてください。

②除菌、消毒
フンを取り除いたら、除菌と消毒を行います。市販のエタノールスプレーでも良いですし、自分で作ったエタノールスプレーを使っても大丈夫です。
エタノールスプレーは、無水エタノールと水道水を7:3の割合で混ぜると作ることができます。

フンが落ちていた場所にスプレーして数分置いた後、雑巾などできれいに拭き取ってください。
ホウキやちりとりなど、使用した道具は洗ってから一緒に消毒しましょう。

作業中に素手でフンに触れてしまった場合、石鹸でしっかりと手を洗って仕上げにエタノールスプレーで除菌しておくと安心です。

5.本気でベランダのコウモリの巣の駆除をするなら専門の駆除事業者へ依頼しましょう

豊富な知識と経験で解決してくれます

コウモリの巣の駆除を行う事業者の絵

ベランダに住み着いたコウモリによる被害がひどい場合には、専門事業者に退治を依頼しましょう。
費用はかかってしまいますが、プロに依頼することで確実に被害を食い止めることができることでしょう。

専門事業者にコウモリ駆除を依頼した場合の費用は、一箇所につき約2〜3万円となっています。
被害を受けている場所の広さや構造によって料金は変動するため、あくまでも一般的な相場となります。駆除する場所が広い場合や、駆除したい場所が複数ある場合には、費用が10万円を超えることも珍しくありません。
また、足場の設置が必要な場合には足場代がプラスされます。

業者選びの際には
・無料で見積もりを出してくれる
・再発防止に力を入れている
・汚れた場所の消毒をしてくれる

をポイントとして押さえておきましょう。

特に、再発防止は重要です。
コウモリは、追い出しただけではまたすぐに戻ってきてしまいます。戻ってこられないように侵入口を塞ぐことが何よりも大切なため、再発防止に力を入れている業者を選ぶ必要があるでしょう。

そのほか、適正な価格を知るためにも、見積もりを複数の業者に依頼するのがおすすめです。
作業内容やアフターケアを確認した上で、納得の行く業者にコウモリ駆除を依頼するようにしましょう。

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