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金属系サイディングとはどんな外壁材?特徴やお手入れ方法などをご紹介!

公開日:2021.12.9 更新日:2024.4.12
金属系サイディングとはどんな外壁材?特徴やお手入れ方法などをご紹介!

金属系サイディングとは、最近採用されることが増えてきた外壁材です。メンテナンス性に優れたものが登場したことにより、人気が高まっています。

この記事では金属系サイディングとはどんな外壁材なのかについて解説しています。
特徴やメンテナンス方法、修理費用の相場、注意点についてご紹介しているので、ぜひ自分の要望に合った外壁材選びの参考にしてください。

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1.金属系サイディングの特徴とは?

金属系サイディングの特徴はメンテナンス性の高さと軽さ!傷に弱い点に注意

金属系サイディングの外壁の写真

金属系サイディングとは金属を主原料にしているサイディングのことです。
以前の金属系サイディングの場合は、窯業系サイディングと同様定期的な塗装が欠かせませんでした。しかし、最近はガルバリウム鋼板と呼ばれる金属サイディングが登場した結果、状況が一変しています。

ガルバリウム鋼板とは、金属鋼板に特殊なメッキ加工を施したものです。ガルバリウム鋼板の特徴はメンテナンス性の高さにあります。
特殊なメッキにより再塗装が原則として不要で、耐久性が窯業系サイディングよりも高くなりました。窯業系サイディングの25%程度の重量のため、建物に負担をかけにくいこともメリットです。
メッキが剥がれない限りはそう簡単に錆びることがないほか、裏に断熱材が施行されたものもあり暑くなることもありません。見た目もスタイリッシュな仕上がりになるため、近年人気が高まっている建材でしょう。

デメリットととしては傷や衝撃、潮風に弱いことです。
メッキがあればメンテナンス性が高いものの、傷がついてしまい、中の金属が表に出てしまうと錆びてしまいます。金属のため潮風の影響を受けることもネックです。そのため、海に近い地域ではあまりおすすめできる建材ではありません。

2.金属系サイディングを用いたメンテナンス方法

金属系サイディングはガルバリウム鋼板であればメンテナンス不要!

メンテナンスされた金属系サイディングの外壁の写真

金属系サイディングはガルバリウム鋼板の場合であればメンテナンス不要です。それ以外のサイディングの場合は窯業系と同じく塗装が必要です。しかし、最近はガルバリウム鋼板の人気が高く、それ以外の金属サイディングが使われることは少なくなってきました。

ただし、ガルバリウム鋼板であっても状況によっては塗装が必要になります。ガルバリウム鋼板で塗装が必要になる場合は、ガルバリウム鋼板本体に傷がついた場合や、チョーキングが起きた場合です。

ガルバリウム鋼板は特殊なメッキが付いているため、メッキ部分が残っていれば高い耐久性があります。しかし、中の建材は金属で錆びるため、傷がある場合はそこから錆びてしまうため、塗装が必要です。

また、錆びたものを接触させているともらいサビで錆びてしまいます。そのため、錆びたものは近づけないようにしましょう。

そのほかにも、チョーキングと呼ばれる兆候が見られた時も塗装が必要になります。
手で外壁に触れたときに粉のようなものが付着する現象で、これは外壁の塗膜の保護成分が流出していることを示します。

耐久性が高いのがガルバリウム鋼板の特徴ですが、メンテナンスが不要というわけではない点に注意が必要です。

3.金属系サイディングのメンテナンスにかかる費用相場はいくら?

塗装の場合の費用相場は80万円~!金属系サイディングはちょっとした傷でも放置しないこと

費用相場のイメージ写真

金属系サイディングの補修は状況によって金額が変わります。ちょっとした傷の補修であれば、数万円程度とかからず補修できるでしょう。

ガルバリウム鋼板は傷や錆がある状態だとすぐに症状が進行し、対処しきれなくなるため、傷を見つけたら早めの対処が必要です
錆や塗膜の劣化が見られる場合は塗装が必要になり、その場合の費用は大まかに80万円ほどだと考えればよいでしょう。

金属サイディングで採用されることが多いガルバリウム鋼板の場合、塗装の必要性は少なく、再塗装の必要性は見た目の美観を整えたい場合か、錆や傷が多くの場所にある場合を除いて、再塗装の必要性はほとんどないでしょう。
そのため、修理費用がほぼ不要で、コストパフォーマンスが高いのが、金属系サイディングの魅力です。

ただし、傷や錆を放置している場合、金属サイディングに穴ができてしまいます。穴ができてしまうと、サイディングの塗装では不十分で部分的な補修や張り替えが必要になります。この場合、張り替えのための工事費用で高額の修理費がかかることも。
そのようなことにならないよう、傷や錆ができている場合は、放置せず、早めに対処することが大切です。

4.金属系サイディングの注意点とは?

金属系サイディングは錆や傷に注意が必要!穴があき、塗装や補修で対処できなくなるケースも

古い金属系サイディングの外壁の写真

金属系サイディングのメンテナンスで特に注意したいのは傷や錆です。金属は雨に直接触れるとすぐに錆びてしまい、穴があいてしまいます。

最近人気が高いガルバリウム鋼板でもこれは変わりません。ガルバリウム鋼板の場合、表面に特殊なメッキが施されていますが、中は他の鋼板と大きく変わりません。そのため、メッキが剥がれていると他の鋼板と同様に錆びてしまいます。

錆びた状態を放置すると、そこから穴があいてしまいます。そうすると、塗装ではなく、張り替えが必要になり、修理費用が高額になるでしょう。

穴があくことで雨水が侵入し、雨漏れの原因となることも。雨漏れが発生した場合、外壁だけではなく、住宅の躯体にまでその影響が及び、修理費用がかなり高額になるでしょう。そのような状態になる前に対処する必要があります。

傷や錆があった場合に、早めに対処すれば、ガルバリウム鋼板で注意することはそうありません。耐久性が高く、メンテナンスの必要性も少ないため、安心して採用できる外壁といえます。
メンテナンス費用をかけたくない場合はぜひガルバリウム鋼板を採用してみてはいかがでしょうか。

5.金属系サイディング情報まとめ

最近の金属系サイディングはメンテナンスの必要性は少ないが、傷や錆を見つけたら早めに対処しよう!

金属系サイディングが使われた住宅の写真

この記事では金属系サイディングの特徴、メンテナンス方法、費用相場、注意点について解説しました。

最近ではガルバリウム鋼板が登場したことで、塗装の必要性が少なく、耐久性が高いため、人気が高まっています。しかし、傷や錆があると、外壁への影響が大きいため、見つけたら早めの対処が大切です。この記事を参考に外壁の傷を見つけたら、早めに対処しましょう。

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