家のオートロックが閉まらない! 電子錠の不具合の原因と対処法
公開日:2021.10.29 更新日:2024.4.10
ご自宅のドアを閉める時にとても便利なオートロック。
ですが、そんなオートロックも何かしらの不具合が原因で閉まらないことがあります。電子部品ですので、適切な対処をしないと事態が悪化することも。
今回はオートロックが閉まらない原因とその対処法をご紹介します。
ご自宅のドアを閉める時にとても便利なオートロック。
ですが、そんなオートロックも何かしらの不具合が原因で閉まらないことがあります。電子部品ですので、適切な対処をしないと事態が悪化することも。
今回はオートロックが閉まらない原因とその対処法をご紹介します。
そこに入居している人が建物に入る際には、鍵や暗証番号などを用いて扉が開かれます。また自宅から外出される際には内側から自動ドアもしくはボタンを押して扉を開けます。そして扉を閉じた時に自動的にドアがロックされます。
そんなオートロックにはいくつかの種類があります。
・暗証番号型
入居者が特定の番号を入力してドアを開ける方式。入居している人すべてが同じ番号のパターンと、一人一人違う番号のパターンがあります。
・集合キー型
部屋用の鍵を使って、共用玄関の鍵を開錠できる方式。鍵を複数個持ち歩かなくてもいいのがこの方式の利点です。
・カードキー
カードを使ってドアを開錠する方式。磁気カードになっているものと非接触ICカードになっているものの2パターンが存在します。中にはスマートフォンをICカード代わりにできるものもあり、持ち物を減らすのに一役買ってくれます。
・指紋認証式
入居者の指紋をあらかじめ登録しておき、その指紋を照合してあげる方式。自分の指が鍵になるので、鍵やカードを紛失するリスクをなくすことができます。
このように、オートロックがあればわざわざ鍵を取り出さなくても扉が締められるのです。
その原因の一つが電子錠の電池切れ。電池がなくなっている、もしくはほとんどない状態ですと、オートロックのドアが閉まらなくなってしまいます。こうした場合に備えて、電子錠に使われている電池の種類をきちんと確認しておくことが大切。
多くのマンションやアパートなどで使用されている電子錠の電池は、家電製品に使われているような単三・単四電池であるとは限りません。中には角型電池のように、特殊な電池を使用しているものもあります。そうした電池は手軽に入手できないこともあります。
一部の家電量販店でしか取り扱っていない、もしくは実店舗だと深夜に購入することができない、といったことも。電子錠によっては異なりますが、電池の残量が残り少なくなると、アラーム音を使って知らせてくれるものもあります。もしこうした音が鳴った場合は、速やかに電池交換をしておきましょう。
お知らせ後に、電池交換をしないまま電子錠を使い続けると電池切れが発生して、鍵が開かなくなるおそれが。そうならないように、なるべく早い段階で電池交換をするように心がけることが何よりも大切です。
その時は電子錠の部品が故障している、もしくは経年劣化による不具合が起こっている場合があります。場合によっては専用の鍵やカードの方に不具合が生じていることも。
日本ロック工業会(JLMA)によると、電気錠、錠前の耐久年数が7年とされています。この年数が過ぎると、本体や部品に不具合が生じるリスクが高まります。可能であれば、電子錠が設置された時期を把握しておくといいでしょう。年数が経過していたら、すぐにでも交換する必要があります。
もし壊れているようであれば、自分で修理しないようにするのがベスト。電子錠は特殊な電気部品から構成されていますので、万が一誤って触れてしまうと本体が使い物にならなくなることも考えられます。何かしらの不具合が生じたら、速やかに業者に頼むことが望ましいです。専門業者では電気錠前のパーツ類や交換部品など、必要な部品の調達も行っています。個人ではなかなか入手しづらい部品でも、業者であればすぐに取り寄せることができます。
自分では無理をせずに、速やかに業者や大家さんなどに連絡を取ることが重要です。
個人でも対処が可能なパターンは次の通り。
・自動ドアが開いたままで、なかなか閉まらない
一旦、電子錠の電源を確認しておきましょう。もし電源がオフになっているようでしたら、ひとまずオンにしてみます。またドアの周りに何かしら物が置かれていないかも確認してみましょう。ドア付近に障害物がある場合、センサーがそれを感知してしまうことがあります。あればそれをどかしてみます。もしそうしたものがなければ、センサーに異常があるかもしれません。
・ドアが完全に閉まらない
オートロックが閉まりきらない時は、鍵を確かめてみます。鍵が下りている状態ですと完全にドアが閉められません。この他、ドアに何かしらの不純物が付いていると閉まらなくなることがあります。もしそうしたものがあれば、取り除いておきましょう。
・閉まる途中にドアが開く
閉めようとしているにもかかわらず、ドアが開いてしまうケースもあります。この場合はセンサーが何かしらの障害物を感知している可能性があります。ドアの近くをよく確認してみて、障害物がないかどうか確かめてみましょう。
業者に連絡する際は、どのような原因でオートロックが閉まらないのか、わかる範囲で説明することをおすすめします。そうすることで、業者の修理時間を短縮することができます。
ほとんどの業者はお電話1本で対応してくれます。最近では24時間受け付けているところも多いですので、深夜に問題が発生しても安心です。
検討されている業者のインターネットサイトも確認しておくといいでしょう。多くの業者では自社のサイトにて作業費用や実績を記載しているページがあります。これらは信頼できる業者であるかどうかを見極める際の基準となります。
そして作業をしてもらう前に見積もりを取っておきましょう。数多く業者が無料で見積もりを実施しています。あらかじめ作業内容を把握しておくことで、本当にその料金体系が適切であるかどうかを判断することができます。
また集合住宅であれば、事前に大家さんに工事を依頼する旨を伝えることも大切です。玄関のオートロックは、ご自宅の安全を守るために欠かすことのできない存在。生活の安全・安心にために業者にきちんと相談しておきましょう。