本文へ移動

害獣駆除は市役所で対応してくれる?害獣被害の相談先や対策方法などを解説

公開日:2023.11.2 更新日:2024.4.22
害獣駆除は市役所で対応してくれる?害獣被害の相談先や対策方法などを解説

近年、野生化した外来種が住宅の屋根裏に住み着くなど、害獣による被害が急増しています。このような被害にあった時、市役所に連絡すれば対処してもらえるのでしょうか?

今回は、害獣被害にあった時の市役所の対応や駆除の方法などを紹介します。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣駆除110番

1.害獣駆除は市役所で対応している?

ほとんどの市役所では害獣駆除を行っていない

市役所の建物の写真

家の天井裏や床下などに害獣が住み着いたことを想像してみてください。アライグマやハクビシン、タヌキ、コウモリなどの害獣が家に棲みついたままにしておくと、家はどんどん損傷していきます。

さらには、屋根裏を走り回る騒音や糞尿による悪臭などの被害も深刻です。もしそのような被害にあったら、どのような対処をすればよいのでしょうか。

一番に思いつくのは市役所や役場、保健所などに相談することかもしれません。役所がなんとかしてくれると考えている方も多いでしょう。
しかし、残念なことに自治体は個人の家に侵入した害獣を駆除してくれません。
自治体は害獣駆除の申請を受け付けてはくれますが、駆除を行う事業者ではないのです。

個人の所有物が被害にあったり損害を受けたりしても、基本的に修繕の費用を出してくれはしません。ただ、中には、害獣駆除の費用を一部負担してくれる自治体もあるようです。

また、害獣を捕獲するための道具の貸し出しや駆除事業者を紹介してくれる場合もあります。

ですので、獣害でお困りの方は、まずはお住まいの市役所のホームページを調べてみるか、窓口に問い合わせてみるのも無駄ではありません。
そのうえで、害獣駆除の専門事業者を検討してみるといいでしょう。

2.害獣駆除に関して市役所がしてくれること

駆除の許可・捕獲器の貸し出し・業者の紹介をしてくれる

市役所で手続きを行っている写真

前述のとおり、市役所の職員が直接家にやってきて、害獣の駆除を行うことはありません。ですが、相談すれば駆除をするためのさまざまな支援を受けられることもあります。

では、市役所は害獣駆除に関してどんなことを行っているのでしょうか。市役所が行ってくれることについて詳しく見ていきましょう。

・駆除の許可
害獣の捕獲および駆除をするには、市役所に申請して許可を得なければなりません。たとえ害獣といえども、許可なく捕獲したり駆除したりすることは法律で禁止されています。

・捕獲器の貸し出し
害獣を駆除するためのさまざまな道具を貸し出してくれる所もあるので、自分で害獣を駆除しようと考えている方は、市役所のホームページを調べてみるか窓口に問い合わせてみましょう。自治体によっては、自分でできる害獣対策を教えてくれる所もあります。

ただし、個人で害獣を駆除するのは難易度が高いことも多いので注意が必要です。害獣の持つ感染症の対策や作業中の怪我の防止など、他にも気をつけなければならないこともあります。

・駆除事業者の紹介をしてくれる
そのほか、市役所がしてくれる害獣駆除に関することとしては、専門の事業者を紹介してくれる所もあります。

3.害獣駆除は市役所の許可が必要なケースもある

ハクビシンやアライグマなどの駆除は許可が必要

市役所での申請のイメージ写真

自分で害獣を捕獲したり駆除したりする場合、まずは市役所の許可を得る必要があります。
ネズミを除くほとんどの害獣は「鳥獣保護管理法」という法律で他の鳥や動物とともに保護されており、許可を得ずに勝手に捕獲することはできません。

これらの害獣は、事前に市役所へ「捕獲場所がわかる図面」・「鳥獣の捕獲等許可申請書」・「実施者名簿」などの書類を提出して、許可を得てからでないと捕獲することはできないのです。
「鳥獣保護管理法」に違反すると、1年以上の懲役、または100万円以下の罰金を科せられることもありますので注意が必要です。

個人で害獣を駆除するのは、このような制限の下では難しいことも多いでしょう。
害獣被害にお困りの場合は、専門事業者に依頼することをおすすめします。

4.害獣駆除を市役所以外に相談する時の注意点

悪徳業者には十分注意する

害虫駆除を行う事業者の写真

害獣駆除事業者はインターネットで検索すればたくさんヒットしますが、ホームページを見るだけでは詳しいことまでわかりにくいこともあり、選ぶのが難しいかもしれません。
害獣駆除事業者を選ぶ時はどのような点に注意したらいいか、ポイントを見てみましょう。

・駆除できる害獣が多いか
素人ではどんな害獣による被害か判断できない場合もあります。さまざまな種類の害獣の駆除に対応してくれる事業者だと、被害に合わせた対応をしてもらえます。

・アフターサービスが充実しているか
優良な害獣駆除事業者は、保証期間を設けている場合が多くなっています。作業内容が不十分である場合や、駆除後の害獣の再侵入なども考えられます。
できるだけ長い保証期間の業者を選び、保証内容を確認しておきましょう。

・費用が妥当か
害獣を駆除するには、駆除する範囲や、作業内容によって費用が大きく変わってきます。複数の事業者から同じ作業内容で見積もりをとり、比較検討しましょう。

・口コミを見てみる
口コミや評判のよくない事業者は避けたほうがいいでしょう。また、口コミの全くない事業者も注意したほうが無難です。

・悪徳業者を選ばないようにする
ほとんどの方が害獣駆除の事業者に依頼するのは初めてでしょう。素人では良い事業者の判断がつきにくいかもしれません。
明確な作業内容や費用の説明がなかったり、事前の調査が数分で終わったりするような事業者は、信頼できる事業者とはいえません。
また、すぐ契約を迫ったり、関係のない家のリフォームなどをセットで販売しようとしたりする事業者も避けるべきです。

業者選びには十分に十分注意しましょう。

5.自分でできる害獣対策

害獣を寄せつけないようにする対策方法をご紹介

忌避剤が入ったボトルの写真

害獣に侵入されると家の屋根裏などに住み着いたり、庭の中を荒らしたりなどの被害が出ます。害獣が家に侵入しないようにするには、自分でできる対策をしておくことが大切です。

害獣を寄せつけないようにする方法について説明します。

・侵入経路を塞ぐ
まずは、害獣に侵入してほしくない所への経路をしっかり塞ぐことが大切です。
畑や庭先の農作物や家庭菜園なら、ネットや柵で囲う方法が考えられます。屋根裏や床下は、タヌキやイタチなどの害獣が侵入しそうな隙間がないか調べましょう。

害獣が侵入できないようにしっかりと遮断すれば、十分な効果が得られます。

・忌避剤を設置する
害獣が嫌がるグッズもさまざまなタイプが販売されています。侵入を防ぎたい場所や害獣の種類に合わせて使うといいでしょう。

例えば、屋根裏に侵入するイタチやハクビシン、タヌキ、コウモリなどには、臭いの出る忌避剤が有効です。置くだけのタイプもあり簡単に使えます。
屋根裏だけでなく、屋外に設置できる忌避剤もあり、通り道に置いたり吊るしたりすることで、臭いで害獣が寄りつかなくなります。

害獣の嫌がる音や超音波を出す装置や、害獣が近づいた時にフラッシュなどで驚かす装置も効果的です。

そのほかに、害獣のエサとなる生ゴミなどは決して放置せず、ゴミ箱に入れてフタをきちんと閉めておくなど、家のまわりを清潔にしておくことも大切です。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣駆除110番

害獣駆除の新着記事

おすすめ記事