本文へ移動

ネズミの菌は空気感染する?家に出たネズミを安全に対処するための注意点などを解説

公開日:2024.3.26 更新日:2024.4.22
ネズミの菌は空気感染する?家に出たネズミを安全に対処するための注意点などを解説

ネズミは何種類もの病原菌を保有しており、時には人体にたいして悪影響を与える場合もあります。
そのため、家にネズミが家に住みついていたり、ネズミの死骸を発見して処理したりする際に、ネズミの持つ病原菌が空気感染するのでは?と不安になる方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、ネズミの持つ病原菌の空気感染のリスクについてや、家に出たネズミを安全に対処するための注意点などを解説します。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣のROY株式会社

1.ネズミの保有する病原菌とは?

サルモネラ菌やハンタウイルスなど

ネズミが保有する病原菌の絵

ネズミは、何種類もの病原菌を保有していますが、具体的にはどのような菌を保有しているのでしょうか。
人体に影響を与える可能性が高いため、知っておくと良いでしょう。

次から、一般的にネズミが保有する主な病原菌について詳しく解説していきます。

・サルモネラ菌
ネズミの排泄物には多くのサルモネラ菌が多く含まれており、サルモネラ症の原因です。
サルモネラ菌は、ネズミの排出物から人の手や食べ物に付着して、人間の口に含まれることで感染してしまいます。

症状として、腹痛や下痢、嘔吐などの急性胃腸炎を引き起こします。特に乳幼児や高齢者は、髄膜炎を発症したり、死亡したりするケースもあるので注意が必要です。

・E型肝炎ウイルス
ウイルス性肝炎の一種として知られ、倦怠感や嘔吐、黄疸などの症状があります。特に妊婦や高齢者は重症化しやすいです。
ネズミの糞などを介し、人間に感染してしまうと考えられています。

・レプトスピラ菌
レプトスピラ菌に感染するとレプトスピラ症といった感染症を引き起こします。レプトスピラ症は、急激な高熱、筋肉の痛み、目の赤み、下痢、嘔吐、頭痛など、インフルエンザと似たような症状を引き起こす急性の発熱性疾患です。

レプトスピラ菌はネズミの尿の中に存在します。感染経路には、感染したネズミの尿で汚染された水や土壌に触れたり、汚染された水や食物を経口摂取したりすることが含まれます。また、ネズミの尿に直接接触することによっても感染することがありますが、人から人への直接感染は一般的ではありません​。

人間だけでなくペットへの感染も報告されており、発症すると急激な症状が出て死に至る可能性が高いです。

・ハンタウイルス
ハンタウイルスはネズミに直接触らなくても、ウイルスを含むホコリを吸い込むことで呼吸器感染症を引き起こします。
風邪に似た症状で急に重症化してしまう恐れがあり、感染した場合は国への報告が義務付けられています。

2.ネズミの保有する菌は空気感染する?

空気感染のリスクあり!ネズミの死骸からの感染にも注意

女性の周りに飛んでいる空気感染する菌の絵

ネズミはさまざまな病原菌を保有していることが分かりましたが、果たして空気感染はあり得るのでしょうか。

結論から言うと、ネズミの保有する菌は空気感染のリスクがあります。

ここでいう空気感染とは、塵埃感染(じんあいかんせん)のことで、病原菌やウイルスによって汚染された土壌や床などから舞い上がったチリやホコリを吸い込むことが感染の原因になります。

したがって、ご自身が生活している場所がネズミの保有している病原菌に汚染されていると、塵埃感染のリスクは高まりますので、家の中にネズミの気配を感じた際には、専門の駆除事業者に依頼して殺菌消毒や清掃などを行ってもらうのが賢明です。

また、ネズミの死骸を見つけた際も注意が必要です。
「ネズミはもう死んでいるから安全だろう」と考えがちですが、死んだネズミからもウイルスや病原体、寄生虫などが空気中に放出される危険があることを忘れないでください。
特に、狭い空間や密閉された場所にあるネズミの死骸は、空気感染のリスクを高めます。このような場合も、清掃や消毒を専門事業者に依頼すべきです。

また、どこであれネズミの死骸を発見した場合は、安易に接近しないことを強く推奨します。

3.ネズミの菌に空気感染しないために!糞や死骸を見つけた時の注意点

決して糞や死骸を放置しないこと

掃除に必要な道具の写真

ネズミの糞や死骸を見つけてしまった時、空気感染のリスクがあるので、対処の際は注意が必要です。次から、注意点を詳しく解説していきます。

・ネズミの糞や死骸に直接触れない
ネズミの糞や死骸を見つけた時は、直ぐに処理しようと思っても直接触れないことが大切です。

先述している通り、ネズミには多くの病原菌を保有しています。菌によっては、人間の健康を損なうリスクが高まります。
さらに、ネズミに寄生しているダニが大量発生していることもありますので、処理をした際に家の中に侵入し、家族やペットなどに悪影響を与える可能性があるでしょう。

もし、糞や死骸を見つけても直接触れないようにし、近づく際はマスクを着用して下さい。

・処理後には清掃と消毒を実施する
ネズミの糞や死骸を見つけて適切に処理を行った後は、感染リスクを下げるために清掃と消毒を行いましょう。
エタノールやアルコール、除菌力の強い除菌スプレーを使い、使い捨ての布やキッチンペーパーを濡らして拭くと良いでしょう。

清掃の際に気をつける点として、掃除機などで一気に行わないことです。
掃除機に菌が付着してしまうと、再度掃除機を使用した時、掃除機の排気と一緒に菌が舞い上がってしまい、空気感染のリスクがあります。そのため、ネズミの糞や死骸の清掃をする際には掃除機を使わないように心掛けましょう。

ネズミの糞や死骸の詳しい対処法についてはこちらの記事を参照してみてください。


4.ネズミの菌に空気感染しないために、ネズミの駆除や糞・死骸の処理は専門事業者に依頼しよう!

複数の専門事業者に見積もりを出してもらうのがおすすめ

ネズミの駆除を行う専門事業者の絵

ネズミの糞や死骸を処理しても侵入経路が残っている限り、ネズミによる被害は治まりません。
ネズミの被害から大切な自宅を守るためには、ネズミの侵入経路を塞いで再発防止に努めた上での駆除作業が必須となります。

ネズミは、約1.5㎝の隙間があると室内に入ることもできると言われており、家の基礎の隙間部分や浴室やエアコン、トイレの配管箇所、屋根の小さな隙間部分、細かいひび割れがある壁の隙間などからの侵入が予想されます。
そのため、自分で全ての侵入経路を発見して処理を行うことは困難な作業であるといえます。

その時は、ネズミ駆除の専門事業者に相談しましょう。
専門事業者は、目視とヒアリングを行って、周辺の環境や建物の構造、棲息状況、被害状況を入念に調査してから見積もりを提案する流れが一般的です。
また、駆除だけでなく、清掃や除菌作業までしっかりとやってくれる事業者もいますので、そういった事業者ですと、ネズミの菌による健康被害防止にもなり、安心してお任せできますよ。

専門事業者を選ぶ際は、複数社から見積もりを取って、その中からご自身の希望に合ったサービスと価格帯のものを選ぶことをおすすめします。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣のROY株式会社

ねずみ駆除の新着記事

おすすめ記事