雨漏り調査って何するの?方法や費用相場などを詳しくご紹介します
公開日:2023.6.2 更新日:2024.4.12
雨漏りは住宅にとって非常に重大なトラブルです。そのため、少しでも早く対処したいものでしょう。しかし、雨漏り調査はプロであっても非常に難しい調査のため、信頼できる雨漏り調査業者の見極めが非常に重要です。
この記事では雨漏り調査の特徴、方法、費用相場、注意点について解説します。雨漏りトラブルの解消にお役立てください。
雨漏りは住宅にとって非常に重大なトラブルです。そのため、少しでも早く対処したいものでしょう。しかし、雨漏り調査はプロであっても非常に難しい調査のため、信頼できる雨漏り調査業者の見極めが非常に重要です。
この記事では雨漏り調査の特徴、方法、費用相場、注意点について解説します。雨漏りトラブルの解消にお役立てください。
雨漏り調査の特徴として、雨漏り調査は他の工事と比べると難易度が高い調査であることです。
雨漏りの原因として考えられる要素はいくつもあります。雨漏り調査ではその原因を正確に特定し、対処する必要があります。その原因を正確に突き止められていなければ、どんなに質が高い工事であっても意味がありません。
そして、雨漏り調査で正確な原因が特定されなかった結果、雨漏りが再発してしまう事例は決して珍しいことではありません。そのくらい難しく、トラブルが多いのが雨漏りです。
雨漏り補修で解消しないのは施工不良なども考えられますが、施工内容事態に問題があるケースがほとんどでしょう。裏を返せば、雨漏りの原因さえきちんと特定できていれば、雨漏りの対処はそこまで難しくないともいえます。
ただし、雨漏り調査は職人の高いレベルでの技術や経験が求められます。熟練した職人であれば目視や手で触れただけで見つけられる場合もありますが、そうではないケースも多いです。
雨漏りの調査方法はたくさんありますが、どの方法がおすすめというものではありません。
どの方法であっても原因を正しく突き止められる信頼できる業者なのか、ということを確認することが大切です。
雨漏りの調査方法は、目視、散水、発光液、サーモグラフィーが挙げられます。
目視は最も簡単な調査方法で、目視や手で触れた状態を確認し、異変がないか調べる方法です。
雨の侵入の痕跡はないか、穴やひび割れはないかなどを調べます。屋根上など人が確認しにくい部分は、ドローンを使って調べる方法も最近では導入されています。ただし、原因を見落とす可能性もあり、目視だけで原因を特定するには熟練の技術が求められます。
次に行われることが多いのが散水検査です。
散水検査とは高い水圧の水をかけ、雨漏れが起きないか調べる方法です。この方法で調査を行うケースも多く、素人目にもどこが原因かはっきりと調べられる点がポイントです。散水調査といってもただ水をかけるだけではなく、雨の降り方や風の状況を予測し、様々な角度から検証するため、こちらも高い技術が求められます。
少し特殊ですが発光液やサーモグラフィーを使う方法を採用する会社もあるようです。
特殊な技術により、雨漏りの原因箇所が発光する液体があるため、それを使って調査します。また、雨漏りしている部分は他の場所よりも温度が低いことを利用しています。発光液とサーモグラフィーを兼用することもあります。
雨漏りの原因は様々なので、どの方法がよいと一概にいえるものではありません。
雨漏り調査費用の相場は無料で済む場合もあれば、50万円近くかかることもあります。これはどの方法を採用するかの違いです。
目視調査のみであれば、時間も掛からず道具も使わないため、無料で行ってくれることもあります。
しかし散水検査、発光液、サーモグラフィーを使った検査は道具も時間も必要なため、費用が高額になりがちです。
ただし、これはあくまで調査費用であり、修理費用は別途でかかります。修理費用は部分補修であれば、数万円程度で済みますが、全体補修となると、数100万円規模のお金がかかります。
そのため、調査費用は安く抑えたいと考える人は多いでしょう。ただし、どんな調査であっても、原因が正確に特定できていなければ意味がありません。検査を安く済ませても修理の内容が間違っていたら、それこそお金の無駄遣いです。お金に注目したい気持ちは理解できますが、間違いない原因を特定できる業者かどうか、が大切です。
「できるだけ費用をかけたくない」という場合は目視検査のみで済ませることも選択かもしれません。ただし、雨漏りの原因の特定は高度な技術が必要で、余程高いレベルの雨漏り業者でなければ、正確な原因特定はできません。
しかしながら、お金がかかる方法だから正確に原因を特定できるとも限りません。
雨漏りの調査方法の内容よりも、「信頼と実績」で選ぶのがベターでしょう。
雨漏り調査は先ほどから何度かお伝えしているように「原因を正確に突き止められるかどうか」が非常に重要です。原因さえ特定してしまえば対処はそれほど難しくありません。
ただし、雨漏りの原因を特定するためには、雨漏りに対する深い知識と経験が求められます。高いレベルの雨漏り業者であっても、「こうすれば絶対に止まります」と断言するのは難しいものです。
雨漏りの原因となっている箇所が複数ある可能性があり、ちょっとした小さい穴やヒビでも雨漏りになることがあります。それらを見落とさず全て検査できるとはなかなかいえるものではありません。
どの調査方法であっても、根気強く原因を追求してくれる業者かどうか、誠実に対応してくれる業者かどうかをきちんと確認しましょう。
雨漏りは住宅に深刻なダメージを与えるもののため、原因が分からないと不安になるものです。それでも、慎重に相談する業者を見極めるようにしましょう。
信頼できる業者かどうか、見極めるポイントは実績の有無や誠実さがあります。誠実さを見極めるポイントとしては受付対応や調査の丁寧さ、分からないことを丁寧に説明してくれるかなどが挙げられます。大した調査もせず、大掛かりな補修を進める業者は疑った方がよいかもしれません。
調査の費用は10万以上かかり高額になることもありますが、誠実な業者であれば、安心できる調査をしてくれるでしょう。
この記事では雨漏り調査の方法、特徴、費用相場、注意点について解説しました。
雨漏り調査は非常に難易度が高い調査であり、正確な原因特定が大切です。しかし、それができる業者は多くはなく、慎重な見極めが求められます。雨漏りは重大なトラブルのため焦ってしまいがちですが、雨漏り調査業者は慎重に見極めましょう。