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トンビの生態や危険性、被害を起こす原因などを詳しく解説!

公開日:2020.5.8 更新日:2024.4.10
トンビの生態や危険性、被害を起こす原因などを詳しく解説!

「トンビに食べ物を奪われた」「トンビに襲われて怪我をした」など、こういった体験をしたことがないでしょうか。
トンビは臆病で人を襲うことはあまりないはずですが、エサが少なくなってきた結果人の食べ物を狙うこともあります。

この記事ではトンビの生態や繁殖、危険性やその原因まで解説します。
トンビは猛禽類で危険な動物ですが、対策さえしておけば、それほど恐る鳥ではありません。

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1. トンビの生態とは?

トンビはタカ科トビ属の鳥で、全長60cmほど、人を襲うこともある

餌にトンビが集まっている写真

トンビはタカ科トビ属の鳥です、全長60cmほど、その羽を広げると150~160cmにもなる大きな鳥です。田舎ではよく見かける鳥で「ピーヒョロロ」という特徴的な鳴き方をします。本来は人を襲うような性格ではなく、臆病な性格です。しかし、中には人馴れしたトンビもおり、人を襲うこともあります。

基本的には雑食性でどのようなものも食べます。カエルやトカゲ、ヘビ、魚などを食べますが、それ以外にもゴミや死肉などもエサにします。

トンビはタカ科の中では群れを作る習性がある鳥ですが、連携などをとることはありません。鳥類の中では生態系の頂点にいる鳥と言ってもよく、これと言った天敵も存在しません。

日本では渡りを行う習性は特にありませんが、ヨーロッパなどに生息するトンビは南方面に渡りをするようです。トンビはタカ科で人を襲うことは多くはないものの、人のエサを狙うことがある鳥です。人のエサを狙うだけではなく、小型犬くらいの大きさであれば、子犬を狙うこともあります。そのため、トンビが生息するような場所で、犬の散歩をする場合はトンビに襲われないか警戒しなければいけません。

2. トンビの繁殖方法

トンビは2月ごろに巣を作り始め、4月~5月に卵を産む

トンビが木にとまっている写真

トンビの繁殖期は2月ごろに始まります。巣作りを2月ごろに作り始め、散乱期は4月~5月です。卵は1回の産卵で2個~3個ほど産みます。トンビの巣は平地や山の大木の枝上、崖などに巣を作ることもあるようです。

見た目は皿状になっており、細い木の枝などを使って巣を作ります。抱卵にかかるのは約1ヶ月、そこから巣立つまでは1ヶ月以上かかります。

トンビは臆病な性格であり、木の上などに巣を作る生き物なので、人の家に巣を作るようなことはありません。エサがカラスと似通っており、死肉も食べられるなど、自然界の中で食べられるエサが多いため、日本での繁殖数は多いと言われています。

ただし、東京などの都会ではトンビが巣を作れるような高木がほとんどないため、ほとんど生息していません。しかし、田舎などでは巣が作りやすいため、その個体数はかなり多いと言われています。

トンビはもともと人を襲う性格ではありませんでした。しかし、トンビが襲うようになったのは、かつて人がエサを与えていたからだと言われています。またこれまでと比べるとトンビにとってエサが得られる場所が少なくなっており、エサを求めて人の食べ物を狙うことがあります。

3. トンビによる被害が起こる原因

トンビが人の食べ物を狙うようになったのは、エサの減少と人が餌付けしていたことが原因

住宅の上を飛び回るトンビの写真

だと言われています。

もともとトンビは猛禽類でありながら、タカと異なり臆病な性格をしているため、人に襲いかかるようなことはほとんどありませんでした。しかし、トンビの中には人馴れした個体もおり、そのような個体の場合は人やそのペットなどに害をなすことがあります。これは人がかつて餌付けをしていたことがその由来だと言われています。

もう一つ原因としてあげられるのが、トンビのエサが減少していることです。トンビのエサは年々減少しており、自然界にあるものだけでまかなえなくなってきました。そのため、海水浴場などではトンビが人に襲いかかってくる事例が度々報告されています。特に繁殖期である春はトンビがエサを狙うために襲うリスクが高くなるでしょう。

トンビは非常に目がよく、人の7倍の視力を持っています。そのため、トンビが視界に入るより前からエサを見つけられることも。そのため、トンビに狙われないようにするにはトンビにエサが狙われないように対策することが大切です。

4. トンビの危険性とは?

トンビは人を襲う鳥として有名!トンビにエサを見せない、トンビの通り道を作らないことが大切

トンビが飛んでいる写真

トンビは本来臆病な性格のため、人を襲うことはありません。しかし人慣れしたトンビも中にはおり、人の食べ物を狙って襲いかかることも近年では増えてきました。

トンビは目が非常によいことが特徴です。人の7倍ほどの視力があり、人の見えていない範囲から食べ物を狙うことがあります。

トンビは人の周りを周回するように飛び、エサを狙うときには急降下してきます。鋭い足指を持っており、怪我をしてしまう事例も少なくありません。また、非常に動きが早いため、動きを捉えるのは難しいでしょう。そのため、トンビの被害を防ぐためには2つの対策が有効です。トンビにエサを見せないこと、トンビの通り道を作らないことです。

トンビの飛行スピードはかなり速く、注意するだけで防げるものではありません。しっかりと対策を整えましょう。

トンビは視力がよく、人の目よりも遠くからエサを見つけられます。そのため、傘やひさしのある場所を利用し、トンビの獲物を視界に入れないことが大切です。また、トンビは1直線に飛ぶため、直線状に障害物をいれることも有効でしょう。このような方法でトンビの被害にあわないよう個人で対策することが大切です。

5. まとめ

トンビの被害対策は、トンビエサを見られないようにすることが大切

トンビの写真

この記事ではトンビの生態や繁殖、危険性やその原因について解説しました。

トンビは人の持つ食べ物を狙ってきますが、臆病な性格のため、人のエサが見られなければ襲われるリスクは高くありません。各自で対策し、トンビに食べ物を奪われないよう工夫しましょう。

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