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たるみやシワによるふすま張り替えを紹介します

公開日:2022.12.12 更新日:2024.4.9
たるみやシワによるふすま張り替えを紹介します

襖がシワになったりたるんだ時の張り替えに関する情報を紹介します。パリッと張ってある襖は綺麗ですし何だか気持ちのいいものですね。逆に襖紙にシワがあったりたるんだりしていると、だらしのない印象を受けてしまいます。襖にシワが入ったりたるんだりするのは必ず原因があります。同時に事前に対策しておくことである程度防ぐことも可能です。そこで今回は、このトラブルが起こる原因や対策、自分で出来る対処方法などを具体的に紹介しますので参考にして下さい。

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1. 襖がたるんだりシワになる原因とは?

襖がたるんだりシワになる原因はさまざまですので個別に紹介します

シワになっている襖の写真

このトラブルの原因の多くは襖の種類と関係があります。古くから日本で用いられてきた襖は本襖です。この襖は竹で作られた骨組み(中骨子)の上に和紙が貼ってあります。内部に空間を設けることで部屋の湿度が上がった時は湿気を吸い込み襖がたるみます。逆に湿度が下がると襖の湿気が放出されて、元のハリのある襖に戻ります。実に日本の気候に適したふすまですね。

しかしながら現代の襖の多くは内部がベニヤ板やダンボールになっていますので、一度吸着した湿気を放出することが出来ません。それにより襖にハリが戻らず、たるんだままの状態になってしまいます。また上手に張り替えないことでシワの原因になることも。

襖紙には水分を含むと伸びる特性がありますし、乾燥すると縮んでいきますので、張り替える際は十分に伸ばした状態で行わなくてはいけません。アイロンタイプの襖紙であれば少しずつ動かしながら張り付けていきましょう。急いで作業してしまうと紙がしっかりと伸びていない状態になりますので、時間の経過とともに湿度が増すとたるみやシワが出てしまいます。張り替え直後にシワやたるみが出ると、襖紙が不良品ではなかったかと思われる方が結構いらっしゃいますが、その多くは自身の行動やお部屋の環境が原因です。

2. 襖がたるんだりシワになった時の対策方法

襖のたるみやシワの対策方法は素材によって異なりますので個別に紹介します

張り替える前の襖の写真

このトラブルが起きたときに取り付けから10年以上経過している場合は、張り替えるタイミングですので自身で作業するか、専門業者に依頼して下さい。自分で張り替えた時にシワやたるみが出てしまう場合は、作業の仕方に問題があるのかも知れません。

インターネットなどの情報を見ると、「ふすまを張り替える時は寝かせて作業すること」などと紹介されていますがこれはあくまでもプロが行う場合です。ふすまの張り替えに慣れていない方でしたら、立てたまま作業して下さい。

しっかりと濡らした襖紙を上辺から慎重かつ丁寧に押し付けたあと、中心部から外側に向けてハケや乾燥タオルで撫でていきましょう。上半分が済んだら襖をひっくり返して同じように内側から外側に撫でていきます。この時大きなシワやたるみがなければ、乾燥後きれいな仕上がりになっているはずです。

ただしダンボールふすまや板ふすまにたるみやシワが出ている場合は、重ね張りしてもすぐに駄目になることが多いので、ふすま本体を交換することをお勧めします。交換対策の時間や費用が無いと言った方はアイロンを使用してみましょう。立てかけたふすまのたるみやシワの部分にあて布をしアイロン(スチームモード)でゆっくりと外に追い出すようなイメージで作業して下さい。

3. たるんだりシワにならないための改善方法

襖がたるんだりシワにならないための改善方法をいくつか紹介します

エアコンのドライモードをつけている写真

最初に紹介する改善方法は室内の湿度を適切に保つことです。本襖は呼吸が出来るのである程度は問題ないのですが、ダンボールふすまや板ふすまにとって湿気は大敵です。梅雨時や降雨後をさけてお部屋の窓をあけ湿気を外に逃がして下さい。その際は押し入れも開放することを忘れずに。できれば襖を取り外して陰干しするのもおすすめです。

どうしても窓を開けることが出来ない環境にお住まいの方でしたら、エアコンのドライモードや除湿器を活用しましょう。

たるみやシワの改善方法として次に紹介するのは耐湿気用のクロスに変更することです。近年では吸湿性に優れたふすま専用のクロスや紙がインターネットやホームセンターで販売されています。張り替えのタイミングでこれらを使用することにより、湿気に強い襖にすることが期待できます。そもそも湿気を寄せ付けないようにするビニールタイプの襖紙もあります。ただしこのタイプの襖紙は、こまめに水拭きしておかないと結露により敷居が腐食する危険がありますので、少なくても2週間に1度は掃除して下さい。

間違った方法で襖を張り替えるとシワやたるみが起こりやすくなることは紹介しましたが、それを改善する方法としては、コツを掴むまで数をこなすか経験豊富な専門の業者に依頼することです。

4. たるみやシワによる襖張り替えのポイント

たるみやシワにより襖を張り替える際に気を付けたいポイントを紹介します

襖を設置している写真

まずは改善方法を試したうえで張り替えるようにして下さい。なぜなら問題を解決せず張り替えを行うと、再度同じようなトラブルが起きる可能性が大きいからです。

張り替える襖が複数ある場合は必ず目立たない部分に鉛筆などで番号を記入しておきましょう。例えば4枚の襖があったとして、一見すると全て同じに見えるのですが、設置場所により歪みなどが少しずつ違います。張り替え後は同じ場所に取り付けないと滑りが悪くなるなどのトラブルが発生することがあります。

襖を張り替える際は湿気を避けるためにも出来るだけ天気のいい日に行うようにしましょう。冬などの乾燥した季節に3日以上晴れが続いた時が丁度いいタイミングです。

初めて張り替える方、作業になれていない方は2人以上で行うとシワになるのを防ぐことが出来ます。親戚が集まる年末年始や法要前など失敗できないと判断したら専門業者に依頼することも検討してください。その際は高額請求などのトラブルを避けるためにも複数社から見積もりをとり、しっかりと考えた上で契約して下さい。なかには訪問見積もりだけで料金が発生する業者も存在しますので、電話やホームページなどで確認してから連絡しましょう。

5. たるみやシワによる襖張り替えタイミングのまとめ

たるみやシワによる襖の張り替えタイミングに関する情報のおさらい

新しく交換した襖の写真

このトラブルに関連するさまざまな情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントを紹介します。

襖のたるみやシワは張り替えのサインです。張り替え作業は自分で行うことも出来ますが、難しいと感じられたらあっさり業者に依頼して下さい。

ダンボールふすまや板ふすまにたるみが出ると、張り替えではなく交換した方がいいケースもあります。今回紹介した情報を参考にして頂いて、パリッとした襖にしましょう。

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