本文へ移動

水道の水漏れを自分で修理するため知っておくべきことまとめ

公開日:2022.3.2 更新日:2024.4.2
水道の水漏れを自分で修理するため知っておくべきことまとめ

水道は毎日使う部分でありながら、水回りなので故障しやすいです。水道管などが壊れると水漏れが発生し、漏れが多いと床まで浸水し大変なことになります。水漏れがあれば少しでも早く修理したいところですが、自分で修理することは可能なのでしょうか?

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

株式会社クラシアン

1. 水道の水漏れを修理するための予備知識

水道の水漏れというと、蛇口から発生しやすいものです。

洗面台に設置された蛇口の写真

そんな蛇口は主に2つの種類、レバー式とハンドルタイプがあります。レバー式はレバーを上下に動かすだけで水が出ますが、構造が複雑で修理しにくいです。昔からあるのがハンドルタイプで、左右に回すことで水が出ます。こちらは構造がシンプルで修理しやすいです。

水を出したり、止めたりしている部品が、蛇口の中にあるパッキンとコマです。これはどちらも外からは見えませんが、水道管から流れてくる水を止めるのに必要な部品です。

パッキンは輪になっているゴムの部品で、蛇口から水が漏れないようにしています。コマは蛇口のハンドルやレバーと連動している、まさに駒のような形の部品です。蛇口には2つのスペースがあり、その真ん中にコマが設置されています。ハンドルやレバーを開くとコマも開いて水が流れ、逆にハンドルやレバーを閉めると、コマが閉まって流れを塞いで水が出ない仕組みです。コマを開けば隙間ができて水が流れ、コマを閉めれば隙間が閉じて水が出ません。

水道は元栓を通じて蛇口まで水を運んでおり、24時間常に水は流れています。水漏れが起きるとハンドル部分や水道管の接続部分などから漏れはじめて、どの部品が原因になっているのかわかりにくいです。漏れの原因の部品を特定するのは大変かもしれません。

水道を自分で修理するとなれば、まずはこのような蛇口の仕組みを知っておく必要があります。そして、水漏れがあればどの部品が壊れているか確認し、その部品を交換します。

2. 水道の水漏れが起きる原因とは

水道の水漏れが起きる原因というと、蛇口や配水管の接続部分や管の破損または劣化、さらにはナットやパッキン、コマなどの破損や劣化が考えられます。

水道修理に使う工具の写真

また、水道管や配水管が何かによって詰まっても、水漏れは起きます。

蛇口や配水管は水を使う部分なので劣化しやすいです。また、一度設置すればメンテナンスせず、交換もしないので気がつかない間に劣化して水漏れが起きます。蛇口や排水管の耐用年数は7年から10年と言われているので、遅くても10年程度で水漏れが起こりやすくなります。このために、設置から10年以上経過しているとなると注意したほうがよいでしょう。水が漏れてから慌てないためにも、今のうちにパッキンやコマを交換するのもよいでしょう。

蛇口や水道管は、パッキンやコマなどによって水が漏れないようになっています。しかし水漏れがあるとなれば、通常、水を塞いで漏れないようにしている部分のパーツに問題があるということです。ちなみに水漏れが起きると自然に直ることはないので、自分で修理する、あるいは業者に修理を依頼する必要があります。

3. 自分でできる水道の水漏れ修理とは

自分で水漏れ修理をする場合、まずは止水栓を止めます。

パイプを修理する女性と横で見ている子供の写真

ただ、トイレであれば止水栓はありますが蛇口にはない場合があるので、なければ元栓を止めてください。これによって水の流れを止めて、漏れがこれ以上酷くならないようにします。

その後、どこの部品から水漏れがあるか確認します。配水管であれば接合部からの漏れの可能性が高いです。蛇口ならば、それぞれのパーツを確認します。ハンドルやレバー、蛇口の水が出る管の付け根のスパウト、ハンドルの下などです。接合部から水が漏れやすいので、蛇口のそれぞれの部品の接合部分を確認してください。漏れの箇所がわかれば、対応した部品を交換します。

漏れがあれば、最初にナットがゆるんでいないか確認してください。蛇口のナットなどがゆるんで水が漏れていれば、締め直せば漏れが直るかもしれません。ゆるんでいないとなれば部品交換が必要です。蛇口の部品ならナットやコマ、レバー式ならコマに当たるバルブカートリッジ、パッキンなどです。このような漏れた場所の部品を交換します。蛇口が古く交換する部品がないとなれば、本体ごと交換しなければなりません。

水道の水漏れを自分で修理するなら、まずは漏れた箇所を探し特定しましょう。次に、水がそれ以上漏れないように元栓を止めて、最後に漏れの原因となっている部品交換をします。

4. 自分で修理するために必要な準備物

蛇口の修理となると、何かしら道具が必要です。

スパナを持つ写真

ナットを締めたり、ネジを外して取り替えたりするので、そのような部品に使える工具を用意します。

ナットを締めるならばモンキーレンチまたはプライヤーを用意してください。蛇口の種類によってはドライバーを使います。蛇口の内部にゴミがあれば、取り除くのにピンセットがあると便利です。ピンセットはコマを取り外し、付け替えるのにも役立ちます。

蛇口そのものを取り外すとなれば、水栓レンチを使います。水栓レンチは蛇口の形によって対応するものが違うので、自分の家の蛇口で使える水栓レンチを用意してください。これらがあれば自分で水道の修理可能ですが、必ずしも全部使うとは限りません。工具セットが1つあれば事足りるかもしれません。

蛇口を自分で修理するとなれば、水栓レンチ以外は一般的に使う工具です。ホームセンターなどに売っているので、なければ買って用意しましょう。それほど高い値段の工具ではありません。

5. 自分での修理に無理は厳禁。業者に依頼したほうがよい場合

水道の水漏れは自分で修理可能ですが、業者に依頼したほうがよい場合もあります。

パイプを修理する事業者の絵

たとえば、水漏れの程度が酷い、自分では修理が難しそうだと判断したときなどです。配水管から水が漏れているとなれば、これは業者に修理を依頼したほうがよいでしょう。また、自分で工具を使ってみたけど思うようにできないと、業者を呼ぶときもあります。無理して自分で修理してみると、余計に水漏れを酷くするかもしれません。

素人であれば、DIYに慣れていないことが多いので、慣れない作業をすると蛇口を壊すかもしれません。また年数がたち老朽化した水道は、自分で直してもすぐにまた水漏れが発生するかもしれず、その道のプロに依頼するほうが、結果として修理コストが抑えられるかもしれません。

業者ならば確実に漏れの箇所を判断し、適切な修理をしてくれます。また専門の工具や機械を持っているので、素人では難しいような漏れにも対応可能です。

自分で修理してみても無理だと判断した場合は、迷わず業者に修理依頼したほうがよいでしょう。自分で修理して水漏れが酷くなり、部屋中浸水してからでは遅いのです。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

株式会社クラシアン

水漏れ修理・水道工事の新着記事

おすすめ記事