1.葬儀での服装や持ち物について紹介します
葬儀での服装は洋装の喪服でOK、ただしアクセサリーには注意が必要です
まず最初に紹介するのは、葬儀での服装についてです。
先方から特別の指定がない限り、男女とも黒のフォーマルスーツでOKです。和装の喪服は、喪主もしくは配偶者しか着てはいけない決まりになっていますので、注意して下さい。
また、ビジネスシーンではネクタイピンをすることは常識ですが、葬儀では派手と判断されることもあります。ですので、ネクタイピン無しで出席された方が無難です。カフスボタンについても同様です。
ピアスやネックレスなどのアクセサリーについては、真珠(ホワイトパール)に限りマナーの範囲内だとされています。指輪に関しては、結婚指輪などのシンプルなものの使用は許されています。
次に紹介するのは持ち物についてです。
基本的には香典とそれを包む紫の袱紗(ふくさ)、小さな黒のバッグ、数珠、白いハンカチだけで大丈夫です。
小さなお子様を連れて出席される場合はどうしても大きなバッグが必要となりますが、式が始まる前に式場にあずかってもらいましょう。
宗派によっては葬儀中に導師と一緒に読経することがあります。式場でも貸し出しされますが、家に経本がある時は持参するのが先方への配慮です。
葬儀の際のヘアスタイルについては、巻いたりアップにしたりしないようにして下さい。
2.香典の相場について紹介します
香典の相場はご近所様の葬儀であれば3,000円~5,000円です
ここでの相場に関しては故人との関係性や立場、年齢、お住まいの地域によって異なりますので、個別に紹介していきます。
ちなみに喪主となる場合、香典は不要です。
まず、お亡くなりになった方が祖父母の場合の相場としては、20代で10,000円、30代から50代で20,000円、60代は50,000円です。子育て世代の時には香典の相場も抑えられているようですね。
次に親が亡くなった時の香典費用は、20代から30代で50,000円、40代から50代で60,000円~80,000円、60代で100,000円~150,000円が相場とされています。
兄弟姉妹がお亡くなりになった時は、20代から50代で50,000円、60代で10万円包まれている方が多いデータがあります。
叔父や叔母でしたら、20代から40代が10,000円、50代が20,000円、60代が30,000円の香典が必要となります。
従兄弟の葬儀に参列する時の香典は20代から50代で10,000円、60代で20,000円が相場です。
ご近所の方の香典に関しては3,000円~5,000円が相場ですが、関係性によっては10,000円になるケースもあります。
ここまで香典の相場に関して紹介してきましたが、あらかじめ金額を決めている地域や職場、親戚もあります。ですので、香典を包む時は年長者に聞いてからにして下さい。
3.通夜や告別式での受付について紹介します
葬儀の受付はご遺族に代わって参列者をお迎えするポジションです
まず最初に紹介するのは、受付の決まり方についてです。
結婚式の受付は事前に友達などにお願いする訳ですが、通夜や告別式での受付は直前に決まることが多い印象です。ご遺族から直接お願いされることもありますし、ご近所の年長者から指名されることもあります。
突然言われる訳ですから「知りません」「分かりません」とは言いにくい雰囲気です。そこでここからは、受付の仕事やマナーなどについて紹介します。
まず会場外に設けられた場所に立ちます。参列される方が次々といらっしゃいますので「本日はお忙しいところありがとうございます」などと挨拶して下さい。
次にあらかじめ用意された芳名帳に住所と氏名を記入してもらいましょう。
その前後に香典をお預かりすることになります。受け取ったらすぐに後ろに座っている会計係に手渡して下さい。そして参列者に会葬御礼などの品をお渡しすれば一人目の受付が完了です。
大規模な葬儀の場合、一人の受付が50名以上を担当することになります。初めてされる際は忙しさのあまりパニックになりそうですが、ご遺族の代理ですから落ち着いて一人ひとり丁寧に対応して下さい。
また、参列者からトイレや駐車場の場所について質問されることがありますので、すぐに答えられるよう事前に把握しておきましょう。参列者がある程度落ち着いたら、交代でご焼香をあげに行きます。
4.ご焼香の方法について紹介します
焼香の回数は2回が一般的ですが、参列者が多い場合は1回に省略されることも
葬儀によってまちまちなのが焼香の方法ですね。
回数もそうですが、額に当てたり当てなかったり、焼香台が設けられていたりいなかったり、線香を立てたり抹香を指でつまんだりと多種多様です。
自分と違う宗派の葬儀に参列されるとき、無難な方法としては前の人の真似をすることです。その一方でこの方法には一人が間違えると全員が誤った方法で焼香してしまうというリスクが付きまといます。社会人になった以上、できれば正しい焼香を行いたいですね。
まず焼香の回数ですが、天台宗や真言宗では3回が基本となっています。線香を立てる場合も手前に一本、奥に二本の計三本です。
浄土宗や浄土真宗の場合は回数に決まりはありません。線香でしたら香炉の中に寝かせて下さい。
現在多くの葬儀で用いられているのが曹洞宗の焼香方法です。その方法とは、抹香を三本の指で掴み額の近くに持ってきたあと香炉に入れ、再度抹香を掴み額にあげず香炉に入れるやり方です。
ただし参列者が多い場合、葬儀社から「ご焼香は一回でお願いします」とアナウンスされることがあります。その場合は宗派に限らず指示に従うようにしましょう。
焼香台が設けられている場合、真ん中は仏様が通る道ですから必ず端を歩いて焼香台へと向かうのが正しい方法です。それと、焼香の際に使用する数珠は必ず左手で持つようにして下さい。
5.葬儀後の遺族の負担、ご存じですか?
遺品整理という現実的な課題に備えておく
葬儀に参列する際には、服装や香典、受付などのマナーに気を配ることが求められます。一方で、参列を終えた後、ご遺族は葬儀後の手続きや片付けに追われる日々が始まります。
遺品や家財の整理は、精神的にも体力的にも大きな負担となることが多く、ご遺族だけで対応するのが難しいケースも少なくありません。最近では、そうした負担を減らすために、遺品整理の専門業者へ依頼する方も増えています。
参列者である私たちも、そうした現実を知っておくことで、いざ身内に何かあった際に冷静に対応する準備ができます。「もしものとき」に備えて、遺品整理や生前整理の選択肢があることを覚えておくと安心です。