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コバエが大量発生したらどうすればいい?侵入経路や駆除・対策方法を詳しく紹介

公開日:2023.9.12 更新日:2024.4.22
コバエが大量発生したらどうすればいい?侵入経路や駆除・対策方法を詳しく紹介

気が付いたら家の中にコバエが大量発生していて、困っている人も多いのではないでしょうか。
放置しているとコバエはどんどん増えるので、早めの駆除が必要です。

今回は大量発生したコバエが「どこから侵入してきたのか」「どこから発生したのか」をはじめ、駆除や対策方法を紹介します。

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1.コバエはどうして大量発生するのか

コバエは成長サイクルが速い

コバエの成長サイクルの絵

コバエは卵から孵化するまでに、長くても約2~3日(早くて1日)しかかかりません。
さらに、コバエの種類によってはわずか10日ほどで、蛆から成虫に変わり、成虫になったらすぐに卵を産みます。
このように、成長する速度がとても早いため、気付かないうちに大量発生してしまうおそれがあります。

また、一部のコバエは1回で100個以上の卵を産むことがあります。そして、生涯のわずか1ヶ月程度の期間で、約5回以上にわたって卵を産みます。
なので、単純計算ですが、たった1匹から500匹ものコバエが生まれる可能性があるということになります。

コバエ(成虫)が活動できる気温は、約20度以上と言われています。そのため、気温が低くなる秋から冬にかけては、だんだん見なくなります。

しかし、室内の気温が高いところでは、秋や冬の季節であっても生き残ります。室内に観葉植物を置いている場合は、冬でも土の中で卵を産んで室内にコバエが発生してしまうこともあります。
そして生き残ったコバエが暖かくなった時期に活発に活動を始め、大量発生してしまうといった負のループが完成しかねません。

そのため、寒くなる秋や冬の季節であっても、家の中でコバエを見かけたら放置は厳禁です。
毎年コバエが大量発生する家にしないためにも、コバエが大量に増える前に、効果的な対策を実施しましょう。

2.コバエの侵入経路とは?

コバエの侵入経路とは?

住宅の付近を飛んでいるコバエの絵

「ふと気が付くと、家の中に大量のコバエが発生している」なんてことは、ありませんか。

そもそも、どうしてコバエは家の中に発生するのでしょうか。
基本的にコバエは、外から部屋の中にやってきます。そして室内で産卵することで、大量発生につながります。

コバエが家の中で大量に発生する場合、通常以下のような方法で侵入してくることがあります。

・開いた窓やドア
コバエは開いた窓やドアから家に侵入することがあります。特に夏の暖かい季節には、窓やドアが開いていると、コバエが家に入ってくる可能性が高まります。
コバエは臭いや光にも反応し、開けっ放しの窓やドアから香りや明るさが漏れ出すと、家に引き寄せられることがあります。

・エアコンのドレンホース
エアコンのドレンホースは水分を排出するために使用されるため、湿度の高い環境であることがほとんどです。このような湿った場所はコバエにとって魅力的な場所となります。
コバエは湿度の高い場所で繁殖し、卵を産むことがあります。

・排水管や下水
一部のコバエは排水管や下水から家の中に入ってくることがあります。特に排水溝や流し台の周りにコバエが集まる場合、下水から侵入している可能性が考えられます。

・植物
家の中に置かれた鉢植えや植物にコバエの卵が付着していることがあります。これらの卵が孵化し、成虫となって家の中にコバエが発生することがあります。

3.大量発生したコバエを駆除する方法

確実に駆除する7つの方法を紹介

窓際に置かれた置き型コバエ殺虫剤の写真

家庭内でできることとして、コバエの発生元として考えられる箇所を、清潔に保つことが大切です。
常に排水溝を清潔にし、三角コーナーなど汚れが溜まりやすいところは、こまめに掃除又は撤去します。

しかし、どれだけ清潔にしても、コバエは発生してしまうこともあります。
ここでは、家の中に大量発生したコバエを確実に駆除する方法を7つ紹介します。

・殺虫スプレー
エアゾールの殺虫剤は、コバエ駆除に効果があり、直接噴射することで退治できます。
大量発生した場合、ある程度広範囲に噴射すると良いです。

ただし、殺虫スプレーは、コバエを発見した際に使用するもので、コバエを元から完全に駆除するのは難しいというのが実情です。そのため、他の方法と並行して行うことがポイントです。

・熱湯
コバエが好んで排卵する台所の排水口や三角コーナー付近に熱湯をかけ、排水口に流すと、卵の段階で駆除することができます。
100℃ほどの熱湯は、排水管を痛める原因になるので、駆除には60℃未満のお湯を使ってください。

・ハエ取り紙(ハエ取りリボン)
ハエ取り紙は古典的な退治方法で、糊が付いたリボン状の紙を天井等に吊るして、飛び回るハエを退治します。
空気を汚さないので、幼い子どもやペットがいる家庭でも使用できます。

ただし、ハエ取り紙自体に誘因効果がないものがほとんどなので、コバエが多く集まる場所への設置が重要となります。
また、髪の毛などが張り付いてしまうと厄介なため、人の導線から離れたところへの設置が望ましいです。

・置き型コバエ殺虫剤
コバエが好む臭いで誘引します。多く発生する箇所に置くだけで効果がある便利なアイテムです。
ただ、誘引されたコバエはそのままそこに溜まる仕組みなので、こまめな交換が必要となります。

・めんつゆトラップ(お酢トラップ)
一部のコバエが好む、めんつゆやお酢を使った方法です。
ペットボトルや紙コップに1:1の割合でまぜた水とめんつゆ(お酢)を入れて、界面活性剤入りの食器用洗剤を数滴たらして混ぜたものをコバエが発生している場所に設置するだけです。

家庭にあるもので、誰でも簡単に実践できるため、コバエが気になる場合の駆除方法として試してみることをおすすめします。

・電撃殺虫器
光で誘引し、電流の衝撃で駆除します。薬剤を使用せずに駆除できる方法です。
一般家庭向けの商品としても販売されているので、気になる方はホームセンターやネットショッピングで探してみてください。

一方、駆除されたコバエはそのまま床や地面に落ちるため、こまめな掃除が必須となります。

・蛆用殺虫剤
蛆用の殺虫剤は、コバエの幼虫である蛆に対して効果的な場合があります。
ゴミ箱や排水口など、一般的に蛆が発生している場所や蛆の巣に使用することで、コバエの幼虫段階での駆除が可能です。

4.コバエが大量発生しないようにする予防法

適切な対策でコバエの大量発生を予防しよう

綺麗に保たれたキッチンの絵

コバエが発生したとき、駆除することも大切ですが、同時に、発生しないように予防することも重要です。
ここでは、予防する方法をいくつが紹介します。

・外からの侵入を防ぐ
コバエは外から侵入してくることが多いため、侵入経路となる開いた窓やドアを可能な限り閉めておき、開けっ放しは避けましょう。

また、コバエは、網戸の網の隙間からでも入ってきます。そして、網戸のサッシの隙間からも、入り込むことがあります。
網戸に寄せ付けないための殺虫剤や、サッシの隙間を塞ぐテープ等で、侵入を防ぎましょう。

・水回りは常に清潔な状態にする
キッチンはコバエが発生することが多いので、三角コーナーの生ごみは放置せずに早めに処分してください。
排水口のゴミ受けネットもできれば毎日交換することをおすすめします。

また、お風呂やトイレでもコバエが発生します。
歯ブラシや専用の洗浄剤を利用して、こまめに掃除をすることを、習慣にすることが大切です。

・生ごみ等の容器は放置せず、ごみ箱は密閉する
コバエは臭いがする場所に寄り付きます。そのため、臭いを発生させないように生ごみはゴミ袋に入れて口をしばり、しっかり密閉させます。

・食べ残しは放置しない
コバエは、臭いがするところに、すぐに群がってきます。食べ終わった食器は流し台に放置せず、すぐに洗うようにします。

・観葉植物は風通しのよい場所に移動する
観葉植物の湿った土は、コバエの発生原因になります。土がジメジメしないように、なるべく風通しのよい場所に置くようにしましょう。

また、枯れていたり、腐食していたりする部分は、すぐに除去します。

・アロマオイルを使う
コバエは、特定のアロマオイルの香りを嫌います。ミント、ユーカリ、ローズマリー、レモングラスの4つは、防虫効果が期待できると言われています。
ただし、殺虫効果はないので注意が必要です。観葉植物や生ごみ、窓の近くで焚くのもおすすめです。

5.コバエが大量発生したら専門事業者に駆除を依頼しよう

早めの依頼がおすすめ

コバエの駆除を行う事業者の絵

コバエが大量発生して、自分で対策をしても完全に駆除できないときは、プロへの依頼がおすすめです。

様々な現場で経験を積んだスタッフが、専門の視点で駆除してくれるので安心できます。
専門の知識や業務用の殺虫剤で一斉駆除して、再発生を防いでくれるでしょう。

業者によっては、24時間対応してくれる場合もあるので、時間を気にすることなく気軽に相談できるのは嬉しいポイントの一つです。
サービス内容をじっくり確認したり、口コミを見たり等、他社と比較して依頼することをおすすめします。

コバエ駆除サービスの費用相場は、業者等によって異なりますが、目安は以下の通りです。
・キッチンや浴室、洗面所といった一か所のみ:8,000~10,000円ほど
・キッチン+リビング(LDK):10,000~14,000円ほど

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