軒下に蜂の巣が!駆除の方法や作らせない対策を解説します
公開日:2023.7.12 更新日:2024.4.22
家の軒下など、高い場所にいつの間にか蜂の巣ができていることがあります。手の届かない所にある蜂の巣は、どのように駆除したらいいのでしょうか。
この記事では、蜂の巣の駆除の方法や見分け方、軒下に蜂の巣を作らせないための対策方法などを解説します。
家の軒下など、高い場所にいつの間にか蜂の巣ができていることがあります。手の届かない所にある蜂の巣は、どのように駆除したらいいのでしょうか。
この記事では、蜂の巣の駆除の方法や見分け方、軒下に蜂の巣を作らせないための対策方法などを解説します。
軒下などに蜂の巣を発見したら、巣が大きくなってしまう前になるべく早く駆除しましょう。
軒下にできた蜂の巣の駆除方法は、主に以下の3つです。
1.役所に相談する
多くの自治体では蜂の巣駆除に関する相談を受け付けています。
ただし、対応はそれぞれ異なり、「無料相談のみ受け付けている」「蜂の巣駆除の専門業者を紹介してくれる」「防護服などの駆除の道具を貸し出してくれる」「補助金制度が用意されている」「無料で駆除を行ってくれる」など様々です。
まずは一度相談してみることをおすすめします。
2.自力で駆除する
軒下にできた蜂の巣を自分で駆除するには、細心の注意が必要です。
特にスズメバチなど攻撃性の強い蜂の巣駆除は危険を伴い、刺されるとアナフィラキシーショックを起こして、最悪の場合死亡してしまうケースもあります。
また、手の届かない場所に蜂の巣がある場合は脚立やはしごを使っての作業となるので、転落事故につながる可能性も否定できません。
やむを得ず自力で駆除する場合は、防護服を用意して日没後に行うようにしましょう。
3.専門業者に駆除を依頼
蜂の巣を素早く安全に駆除したい時は、専門業者に依頼するのがおすすめです。
蜂の巣駆除の専門業者なら、軒下など高い場所にある蜂の巣でも適切に駆除してくれます。蜂の巣に近寄ったり刺激を与えたりしないようにして、安全な場所で専門業者の到着を待ちましょう。
軒下にできやすい蜂の巣は、主にスズメバチ・アシナガバチ・ミツバチの巣の3種類です。
蜂の種類によって駆除の危険度や対処法が異なるので、まずは巣の形状から蜂の種類を特定しましょう。
・スズメバチの巣
スズメバチの巣は比較的見分けがつきやすく、丸い形で表面がマーブル模様の外皮で覆われているのが特徴です。
作り始めの頃やスズメバチの種類によっては、六角形の巣穴の上に傘をかぶせているような状態のものもあります。
巣が大きくなってくると働き蜂の数も増えるので、駆除が難しくなります。巣の直径が1メートルほどになるケースもあるので、早めに駆除するようにしましょう。
・アシナガバチの巣
正六角形の小さな穴が逆さまに連なった円盤のような形状の巣が見えたら、それはアシナガバチの巣です。
スズメバチの巣とは違って、巣穴が一目ではっきりと確認できます。
巣の多くは15センチほどの大きさですが、アシナガバチの種類によっては60センチメートルにもなるので注意が必要です。
・ミツバチの巣
板のように横幅が広い蜂の巣は、ミツバチの巣の可能性が高いです。
ミツバチの毒はアシナガバチやスズメバチと比べると弱く、攻撃性もそれほど強くはありませんが、集団の規模が大きいので油断できません。
また、ミツバチを襲うためにスズメバチがやってきたり、アリやゴキブリなどが集まってきたりすることもあるので、2次被害にも注意が必要でしょう。
蜂は雨風をしのげる軒下などを好んで巣を作るので、蜂の巣を駆除しても、また同じ場所に巣を作られる可能性があります。
再び巣を作らせないためには、しっかりと蜂の巣予防の対策を行うことが大切です。
軒下にできる蜂の巣を予防するためにできる主な対策を3つご紹介します。
①木酢液や予防用のスプレーを吹き付けておく
巣があった場所に「木酢液」や「ハッカ油」などを吹き付けておくと、蜂が近寄りにくくなります。
最近は予防に特化した蜂の巣スプレーも販売されているので、そういったものも利用してみましょう。
作業する際は、脚立やはしごから転落しないように注意して行ってください。
②毒餌剤や捕獲器を設置する
巣があった場所の近くに、毒餌剤や捕獲器を置くのもおすすめです。即効性はありませんが、蜂の数が増える前に対処できる可能性があります。
使用する際は、適用となる蜂の種類をしっかり確認するようにしましょう。
③定期的に見回りを行う
こまめに軒下を見回ることも大切です。蜂が巣を作り始めていないか、近くに蜂が飛んでいないか、定期的にチェックしましょう。
早期に発見できれば、駆除にかかる手間や費用負担が少なくて済みます。
軒下など、手の届かない場所にできた蜂の巣の駆除は、脚立などを使わなければいけないため危険が伴います。
また、スズメバチなど攻撃性の強い蜂の巣を駆除する時には、蜂に刺されて死亡する可能性も否定できません。
一般的に攻撃性が低いとされているミツバチも、集団で襲ってくるケースがあるので油断は禁物です。
そういったリスクを鑑みて自分で駆除しようと無理せずに、蜂駆除専門事業者に依頼することをおすすめします。
・蜂の巣駆除は専門業者に依頼しよう
蜂駆除の専門業者なら、連絡すれば迅速に適切な方法で巣を駆除してくれます。駆除するための道具を準備する必要もなく、手順を覚える手間も必要ありません。
なにより、安全かつ安心な作業が可能です。
・蜂の巣駆除の依頼は早めに行うのがおすすめ
軒下に蜂の巣を見つけたら、なるべく早く専門業者に依頼しましょう。どうしようかと思い悩んでいる間に、蜂の巣はどんどん大きくなってしまいます。
活動が活発になる7月は働きバチの数が増え始める時期です。瞬く間に巣は大きくなってしまい、駆除作業の難易度が増します。
特に8月から9月にかけては活動のピークとなり、蜂に刺される被害も急増するので注意しましょう。
軒下にできる蜂の巣には、様々な言い伝えがあります。
ここでは、軒下にできjた蜂の巣にまつわる主な言い伝えをご紹介します。
・蜂が軒下に巣を作った家は火事にならない
蜂の巣ができた家は火事にならない、という言い伝えがあります。
蜂の巣は縁起物と考えられていて、昔は軒下にできた蜂の巣を駆除した後、ガラスケースに保存して飾っている家もありました。
昔から軒下にできた蜂の巣は「厄除け」になると信じられていて、縁起が良いとされています。
・スズメバチの巣は商売繁盛のしるし
スズメバチの作る大きな巣は商売が繁盛するしるしとして、特に商売人の間で喜ばれていました。
また、たくさんのハチミツを蓄える蜂の巣は富の象徴としても考えられています。
・蜂の巣は吉兆のサイン
蜂の巣は、六角形の穴が規則的に並ぶ構造をしています。
六角形は古くから魔よけの意味をもつと考えられてきました。そのため、蜂の巣が作られると良いことが起こるとされ、吉兆のサインと言われています。
しかし、縁起が良いと言っても蜂の巣は危険なので、吉兆のサインだけ受け取って駆除するのがおすすめです。
蜂の巣駆除は危険を伴うため、専門業者に依頼するようにしましょう。