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アシナガバチは駆除すべきか?駆除方法や放置してはいけない理由を徹底解説

公開日:2023.7.14 更新日:2024.4.22
アシナガバチは駆除すべきか?駆除方法や放置してはいけない理由を徹底解説

アシナガバチは人間に危害を与えることのある害虫ですが、一方で ケムシやカメムシといった他の害虫を食べてくれる益虫ともいわれています。
そのため、自宅の敷地内でアシナガバチを見かけたとき駆除すべきかどうか悩まれる方も多いはず。
また、巣ができている場所によっては無理に駆除しない方が安全ではないか…?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

ここでは、アシナガバチの生態や危険性などを解説したうえで、アシナガバチは駆除すべきかどうかという疑問を解決します!

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1.アシナガバチとは?危険性や生態、スズメバチとの見分け方などを徹底解説

アシナガバチは毒針を持っているので注意しましょう

塀に作られたアシナガバチの巣の写真

皆さんは、アシナガバチという種類の蜂をご存知でしょうか。
蜂といえば刺されるイメージが強いため、家の周りを飛んでいると心配になることでしょう。

アシナガバチは、毒針を持っているので刺されると危険です。
刺された場合、腫れや強い痛みを伴うことがあり、2回目以降ではアナフィラキシーショックを起こすリスクもあります。

ただし、アシナガバチは攻撃性がそれほど強くなく、こちらが刺激を与えない限り、集団で襲ってくることも滅多にありません。
また、害虫を食べてくれるという特性も持っているほか、巣に住み着く期間は1年以内と短いです。
そのため、生活に支障のない高い場所などに巣がある場合には、無理に駆除する必要はないでしょう。

ただし、家の軒先や天井裏など、生活圏に巣ができてしまった場合は例外です。
意図せずに刺激してしまい襲われることもあるため、速やかに駆除するようにしましょう。

また、アシナガバチと見た目がよく似ているのがスズメバチです。スズメバチは、アシナガバチと違って攻撃性が強く大変危険です。
間違えてしまわないよう、見分け方も覚えておきましょう。

【アシナガバチ】
・体が黄色くて細い
・後ろ足が長い
・2センチ程度の大きさ
・ゆっくりフラフラと飛ぶ
・お椀型の巣

【スズメバチ】
・色はオレンジ
・3センチ程度の大きさ
・羽音が大きい
・直線的で速く飛ぶ

アシナガバチを過度に恐れる必要はありませんが、場合によっては刺されることがあります。
毒針を持ったアシナガバチに刺されると痛みや腫れ、アレルギー反応が出ることも少なくないため、近くに巣を見つけた場合は駆除するのがおすすめです。

2.アシナガバチの巣は放置しても大丈夫?

巣を見つけたら早めに駆除しましょう

壁に作られたアシナガバチの巣の写真

結論から言うと、アシナガバチの巣を放置するのは危険です。
理由は以下の3つがあります。

・攻撃を受けるリスクが高まる
アシナガバチは、スズメバチなど他の蜂と比べるとおとなしい性格をしています。そのため、滅多に襲ってくることはありません。
しかし、巣に近づいたり、刺激を与えたりすると、危険を察知したアシナガバチは一斉に襲い掛かってきます。

毒針を持ったアシナガバチに刺されてしまうと、最悪の場合アナフィラキシーショックによって死に至るケースもあるため、攻撃してこないからと言って放置するのは危険です。

・害虫が寄り付いてしまう
アシナガバチの巣を放置すると、ヒメスズメバチという種類の蜂を寄せ付けてしまうことがあります。
なぜなら、アシナガバチの幼虫や蛹がヒメスズメバチの餌となるためです。ヒメスズメバチの危険性は比較的低いものの、アシナガバチと同様毒針を持っており刺されると強い痛みを伴います。

「アシナガバチとヒメスズメバチの2種類の巣ができてしまった」なんていう事態を避けるためにも、アシナガバチの巣は駆除しておきましょう。

・ご近所トラブルに発展してしまうケースも
アシナガバチの巣を放置してしまった場合、ご近所トラブルに発展してしまうケースがあることも忘れてはいけません。
近隣住民が刺されてしまい、最悪の場合は損害賠償を請求されることもあるでしょう。

アシナガバチは益虫としての性質も持っており、駆除しないことでメリットもあります。
しかし、放置することで自身や近隣住民に危険が及ぶことがあるため、見つけたら早めに駆除するのが良いでしょう。

3.アシナガバチは自分で駆除できるのか?駆除方法や安全な手順をご紹介

アシナガバチの駆除をする場合は十分な対策を!

巣にいるアシナガバチを駆除している絵

アシナガバチの巣を見つけた場合、早めに駆除するのがおすすめです。
とはいえ、業者に依頼するのは手間もお金もかかるため、「自力で駆除できれば」と考える方も少なくありません。

アシナガバチの巣は、作り始めのまだ小さいものであれば働き蜂の数も少なく、比較的安全なため自分での駆除も可能です。
とはいえ、毒針を持つアシナガバチの駆除は大変な危険を伴うことを忘れてはなりません。

7月下旬~8月中旬になると、アシナガバチは最盛期を迎え、巣の大きさや働き蜂の数がピークとなり、活動が活発化して警戒心も高まるため、この時期は自分での駆除は難しくなります。
巣を刺激して刺されることが多くなる時期なので、近づかない方が無難でしょう。

自分で駆除をする場合は、巣の状態をしっかりと観察して、自分の力での駆除が可能かどうかを判断するようにしましょう。

以下に自分で駆除する方法や注意点をまとめていますので、よく理解した上で行ってください。

【駆除する際に準備するもの】
・スプレー式の殺虫剤(できればハチ駆除専用で、噴射距離の長いもの)
・ゴミ袋
・巣を落とすための長い棒
・懐中電灯
・ほうき、ちりとり

【着用するもの】
・フード付きのカッパ:本来であれば防護服を着用するべきですが、かなり高額のためフード付きカッパで代用するのがおすすめです。
・帽子:帽子をかぶった上からカッパのフードをかぶりましょう。
・タオル:首の隙間を埋めて素肌が出ないようにします。
・軍手(左右2枚ずつ)
・マスク
・長靴

着用のポイントは、隙間をつくらないことです。隙間があるとあっという間にアシナガバチが侵入してしまうため注意しましょう。

【駆除の手順】
①巣に向かって殺虫剤を噴射する
噴射する際は、巣から3メートルほど離れて行いましょう。ポイントは、風上から噴射することです。
スプレーするとアシナガバチが一斉に飛び回りますが、躊躇せずに噴射を続けましょう。

②アシナガバチが全て落ちたのを確認したら、棒で巣を落とす
アシナガバチの死骸は決して触らないでください。

③巣のあった場所に殺虫剤をスプレーする

④ほうきとちりとりで巣を回収してゴミ袋へ
ゴミ袋の中で再度殺虫剤を噴射してから、袋を閉じるようにしましょう。

大切なことは、身の危険を感じたらすぐに逃げることです。その場合、しばらくは巣に近づかず様子を見るようにしましょう。

4.業者に駆除を依頼する判断基準は?

巣の大きさや場所を確認しよう

小さいサイズのアシナガバチの巣の写真

アシナガバチの巣は自力で駆除することもできますが、危険な場合は専門業者に依頼するようにしましょう。
業者に依頼するかどうかの判断基準は、以下のポイントを参考にしてみてください。。

・巣のサイズが10センチあるかどうか
巣の大きさが10センチ以内であった場合、中に住み着いているアシナガバチの数もそれほど多くはありません。そのため、自力で駆除できる可能性が高いでしょう。

しかし、巣が10センチを超える大きさだった場合は、生息するアシナガバチの数も大量となってしまいます。
数が多いほど攻撃されるリスクも高まるため、業者に依頼するのがおすすめです。

特に、15センチを超えるような巣の場合、10センチの巣に比べると表面積は2.25倍にもなり、それだけ蜂の数も増えていきます。
そうなると自力での駆除は大変な危険を伴うため避けましょう。

・駆除しやすい場所かどうか
巣ができた場所がどこなのかも、判断材料として重要です。
もしも高い場所に巣がある場合、脚立の上で作業をすることになるため、作業中に落下してしまう可能性があります。

また、狭い場所では速やかにその場を離れることができず、興奮したアシナガバチに刺されてしまうこともあるのです。
そのため、自力で作業しにくい場所に巣がある場合は業者に依頼するのが安心でしょう。

5.アシナガバチ駆除を業者に依頼する際のポイントとは?

ポイントを押さえて最適な業者を選びましょう

住宅から逃げていくアシナガバチの絵

アシナガバチの巣ができてしまったら、専門業者に依頼するのが安心です。
ですが、何を基準に業者を選べば良いのか迷っている方は少なくありません。
また、どのくらいの費用なのかも気になるところです。

アシナガバチの巣の駆除を業者に依頼した場合、費用相場は26,000円ほどです。
スズメバチやミツバチの駆除にかかる費用は30,000円以上となっているため、比較的安い駆除費用となっています。

駆除を依頼する業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

・アフターフォローや保証がある
一度巣を駆除したのにも関わらず、再度できてしまうことは少なくありません。
そのような場合にも対応してもらえるよう、アフターフォローや補償がある業者を選ぶようにしましょう。

・対応が早い
アシナガバチの巣は、放っておくとあっという間に大きくなってしまいます。
巣が大きいと被害にあうリスクも高まるため、できるだけ早く対応してくれる業者がおすすめです。
電話やメールなどで、どれくらいで対応してもらえるか確認してみると良いでしょう。

・現地調査を行なっている
サイズや場所など、実際の場所を見て分かることは少なくありません。
後から追加費用を請求されないためにも、現地調査を行なって明確な見積もりを出してくれる業者を選ぶことが大切です。

不満の残る結果にならないよう、上記のポイントを押さえて信頼できる業者を選びましょう。

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