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ベランダ・バルコニーの雨漏り修理!対処法や費用相場などをご紹介

公開日:2022.7.26 更新日:2024.4.12
ベランダ・バルコニーの雨漏り修理!対処法や費用相場などをご紹介

ベランダは雨漏りの原因となりやすく、放置すると取り返しがつかない事態に発展することもあります。しかし、雨漏りが起きた場合に、どう対処すればよいか分からない人も多いでしょう。
この記事ではベランダからの雨漏り事例、原因、対処方法、費用相場について解説します。ぜひ参考にして、ベランダから雨漏りがあった場合に焦らず対処してみてください。

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1.ベランダの雨漏り事例を紹介

ベランダからの雨漏りは家の中まで雨が進入し、シロアリ被害になることもある

日当たりのいいベランダの写真

ベランダの雨漏りは放置すると、住宅の内部に雨水が進入し、トラブルを引き起こします。具体的には、ベランダから侵入した雨が天井に伝わり天井に染みができる、水滴が落ちる、壁に黒ずみができる、カビが生えるなどの状況が起こります。そこから放置しているとさらに雨漏りの被害は拡大します。

その例の1つがベランダの雨漏りの原因となっている部位の劣化です。ベランダの笠木から雨水が侵入している場合は、笠木の内側の木材が劣化し、腐食してしまいます。

また、ベランダの排水口から雨水があふれている状態であれば、排水溝周りのコンクリートなどの部材が劣化しやすくなり、ひび割れなどを引き起こします。

これらの症状を放置することがより大きな雨漏り被害に繋がってしまいます。できるだけ異変が起きたらすぐに対処することが大切です。

その状況をさらに放置しておくと、修理費用が高額になる要因にもなりかねません。住宅の構造が木造でも鉄骨でも雨水は天敵で、躯体の劣化をもたらします。
木材の場合であれば、シロアリ被害に、鉄骨の場合は鉄骨が錆びることで躯体が劣化することもあります。住宅そのものがダメになってしまう要因にもなるため、早めに対処しましょう。

2.ベランダの雨漏り原因

ベランダから雨漏りの原因は笠木や排水口、ベランダの床や壁との接合部などに注意!

ベランダの排水口の写真

ベランダからの雨漏りの原因として考えられるのは、笠木や排水口、ベランダの床、壁との接合部です。

笠木とは、ベランダの腰壁部分の上部をカバーしている部位のことを示しています。この笠木は、金属でできていることが多いです。
特に雨漏りが起こりやすいのが、金属と金属の接合部分です。接合部分はコーキングなどの充填剤によって雨水が入らないよう隙間が埋められていますが、そのコーキングが劣化することで、雨水が侵入することもあります。

また、天井を固定するためのビスも雨水侵入の要因となります。雨漏りしないようコーキングがされていますが、こちらも劣化してしまいます。

壁の接合部も穴を塞ぎにくい部位のため、雨漏りしやすい部分です。コーキングや防水紙でカバーされていますが、こちらも雨漏りしやすい部分のため、状態を確認してみるとよいでしょう。

施工不良が原因の可能性もあります。特に施工不良が起こりやすいのはサッシまわりやベランダまわり、屋根と外壁の境界部分などが挙げられます。これらの場所は、適切な工事ができていなければ簡単に雨漏りしてしまうため、10年も経過していないのに、雨漏りが起きてしまうような場合は施工不良を疑うとよいでしょう。

排水口から水があふれている場合も注意が必要です。排水口のつまりにより水がたまりますが、たまった水を放置すると、ベランダの床に負担がかかります。防水施工がされているため、すぐにトラブルになることはないものの、防水が切れてしまった場合、そこから雨水が侵入するため、早めに改善する方がベターです。

3.ベランダから雨漏りした時の対処方法

ベランダ雨漏りの対処は、原因となる部位の部分補修で対処する!全体補修がベターなことも。

ベランダをコーキングしている写真

ベランダの雨漏りには、原因となる部位の部分補習で対処します。

雨漏りの対処全般にいえることですが、原因を特定できていないうちに対処するのはおすすめできません。考えなしに補修してしまうことで、原因となる部位が補修できていなかった場合、症状が改善しないこともあるためです。

ただし、ベランダを含めた外壁は定期的なメンテナンスが欠かせません。外壁材の種類にもよりますが、10年に1度を目安に塗装を行う必要があります。

外壁材と外壁材、サッシとの取り合い部分は笠木などと同様コーキングで隙間が埋められています。これはベランダなどと同様に状態が10年を目安に劣化し、雨水が侵入してしまうのです。そのため、10年以上塗装をしていなかったのであれば、再塗装と補修を同時に行うことも選択肢です。

原因がはっきりすれば、対処方法も明確になります。原因がはっきりとしていれば、ほぼ確実に雨漏りを止められるため、より安心できるでしょう。補修規模や原因によって、修理の規模や工事期間、費用も大幅に変わります。ただし、雨漏りを止めることが最優先のため、適切な方法で対処してもらいましょう。

ただし、雨漏り被害が拡大すると、外壁塗装では十分な補修が行えないこともあります。外壁やベランダ内部の下地が腐食やカビによって十分な強度を保てない場合、下地の補修から行う必要があります。その場合はより大掛かりな工事が必要になり、修理費用も高額になるでしょう。

4.ベランダからの雨漏り修理費用の相場

ベランダの修理費用相場は3万円から!全体補修の場合は数100万円かかることも

費用相場のイメージ写真

ベランダの修理費用の相場は3万円程度からかかります。ただし、これは部分補修で対応する場合で、全体補修を行う場合は100万円以上の補修費用がかかってしまうことも珍しくありません。

ベランダの雨漏りの原因がはっきりしている場合、例えば笠木のコーキングの劣化が原因であるとすれば、コーキングの打ち直し、笠木の補修、下地補強などの工事を行います。雨漏りの影響が大きくなるほど、修理費用が高額にはなりますが、部分補習であれば、20万円程度以下で対応できることが多いでしょう。

ただし、ベランダの雨漏りが住宅全体に影響を与えている場合、メンテナンスが行き届いていない場合は、全体の補修が必要です。この場合、内容によって金額は全く変わってしまうため、一概には言えませんが、数100万円ほどかかってしまいます。

住宅内部に影響する場合は内部補修の費用も別途かかります。

メンテナンスを怠っているほど、劣化の具合は進行し、修理費用も高額になります。外壁塗装などのメンテナンスも安い工事ではありませんが、雨漏り補修工事と比べれば大きなものとはいえず、何より住宅を長持ちさせられます。そのため、定期的な塗装を行い、雨漏りを予防することが大切になるでしょう。

ベランダは雨漏りの原因となりやすい部分が多いです。放置していると修理費用が膨大なものになりかねません。また、家を建て替えした方がよいという結論になることすらあるでしょう。
そのため、何か異変が起きていると感じたら、早めに雨漏り業者に依頼し、原因追及と対処を依頼してください。

5.まとめ

ベランダは雨漏りの原因になりやすい部分、原因になりやすい場所は定期的にチェックを

ベランダの工事を行っている写真

この記事ではベランダの雨漏りの事例、原因、対処方法、修理費用の相場について解説しました。ベランダは雨漏りの原因になりやすい場所が多く、放置しておくと、取り返しがつかないことにもなりかねません。

そのため、何らかの異変が見られるようであれば、早めに雨漏り修理業者に相談することをおすすめします。

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