給湯器から水漏れが発生したら?主な原因や対処方法について
公開日:2022.1.31 更新日:2024.4.16
お風呂のお湯を沸かしたり、シャワーを使ったりなど、生活に欠かすことのできない給湯器。そんな給湯器でも場合によっては水漏れが発生して使えなくなってしまうことも。
今回は給湯器から水漏れする原因やその対処方法について解説していきます。
お風呂のお湯を沸かしたり、シャワーを使ったりなど、生活に欠かすことのできない給湯器。そんな給湯器でも場合によっては水漏れが発生して使えなくなってしまうことも。
今回は給湯器から水漏れする原因やその対処方法について解説していきます。
毎日使用している給湯器から時として水漏れが発生することがあります。急なトラブルで慌てないためには故障の原因を知っておくことが大切です。
主な原因としては次の通り。
・給湯器が経年劣化している
一般的にガス給湯器の交換の目安とされているのは10~15年とされています。
多くの給湯器メーカーでは使用上は問題ないとされている期間を過ぎると給湯器が故障しやすくなります。
給湯器の接続部分であるパッキンのゴムは劣化しやすく、摩耗したり、ナットが緩んだりすることで水漏れが発生します。
・気温低下による配管の凍結
気温の低下による凍結も水漏れの要因になります。
気温が低くなってくると配管に溜まった水が凍結し、配管に亀裂が生じたり破損したりして水漏れが生じます。
特に北海道や東北、内陸部といった地域は気温が低い地域は配管が凍結しやすいので注意が必要です。
・施工不良
給湯器が設置された際に配管などの接続に不具合があると、つなぎ目から水漏れが引き起こされることがあります。
新しいモデルや交換したばかりなのに水漏れが引き起こされる場合は業者の施工ミスが原因である可能性がありますので、設置した時と同じ業者に点検してもらうようにしましょう。
業者の施工不良が認められると無償修理の対象になります。
給湯器からの水漏れをそのままにしておくことは非常に危険です。
水漏れしている状態で使い続けていると命の危険につながる恐れもあるため、早急に対処することが肝心です。
水漏れによるトラブルは次の通り。
・不完全燃焼による一酸化炭素中毒
給湯器に水滴が付着している状態が続いていると不完全燃焼が発生することがあります。
使用されている給湯器の機種が新しいものの場合は、すぐに安全装置が作動して停止してくれます。
ただし一酸化炭素に関しては発生しても感知しにくいため、気づかない間に一酸化炭素中毒になるおそれがあります。
・漏電のリスク
給湯器からの水漏れによって漏電が引き起こされることがあります。
電気を用いる機器であることから、電気系統に水が入ることによって漏電やショートが引き起こされます。
水漏れが発生した際にはコンセントを抜いておきましょう。
・近隣への被害
水漏れによる影響で忘れてはいけないのが近隣の方々への被害です。
マンションやアパートで給湯器からの水漏れの量が増えてくると、隣のお宅や下の階への水が漏れていきます。
そうなってくると、ベランダにあった洗濯物が水浸しになった、などの被害につながるおそれがあります。
近隣のトラブルを回避するために早めに手を打ちましょう。
上記のトラブルを回避するためにも、なるべく早く給湯器からの水漏れを直しておきたいところ。
もちろん一番の対処方法は業者に頼んで修理してもらうことですが、応急処置としてご自身でできることもあります。
ここでは給湯器からの水漏れに対してすぐにやるべき応急処置についてご紹介します。
・給湯器の運転を停止する
はじめに給湯器の使用を停止しておくようにしましょう。電源を切り、お風呂のお湯張りも一時中断しておきます。
水漏れしている状態で運転を続けていると事故につながるおそれがあるので、リモコンパネルで給湯器の電源を切ります。
・水漏れしているところを確認する
次に給湯器の周りを調べみて、どの場所が水漏れしているのかを確認しておきましょう。
具体的な水漏れ箇所を確認しておくと業者にスムーズに修理してもらうことができます。
給湯器のカバーや配管のつなぎ目などは水漏れがしやすいので、必ず確認しておきます。
・止水栓を閉める
水漏れしている箇所が分かったら、止水栓、ガス栓を閉めます。
水漏れしているままですと水道料金が上がってしまうので、止水栓は必ず閉めるようにしましょう。
もし止水栓がどこにあるのか分からない場合は水道やガスの元栓を閉めておきます。
現在ではメーカーなど給湯器からの水漏れトラブルに対応している業者はたくさんありますが、できれば専門業者にやってもらうのが得策です。
専門業者が望ましい理由は次の通り。
・プロの作業員が在籍している
専門業者にはさまざまなメーカーや機種のガス給湯器に精通しているスタッフが在籍しています。
給湯器は精密な部品から構成されていますので、ほんの少し設置方法を間違えてしまうと、故障につながることもあります。
専門知識豊富な業者であれば安全に修理してくれます。
・事前準備が不要
専門業者は電話1本で自宅まで駆けつけてくれるので非常に便利です。こちらがやるべきことは見積もりの確認と料金の支払いのみとなります。
・作業スピードが早い
業者の良いところは迅速に駆け付けてくれるところ。
最近では24時間365日依頼の受け付けを行っているところもあり、いつでも気軽に頼めるようになりました。
夜間に対応してくれるところであれば、冬の夜にお風呂のお湯が使えなくなった場合でも安心です。
・給湯器に関する相談ができる
給湯器修理のプロフェッショナルですので、給湯器に関することなら何でも応じてくれます。
正しい使用方法や応急処置の仕方など、わからないことがあれば遠慮なく質問してみましょう。
給湯器のトラブルの際に役立つ業者ですが、優良とされるところとそうでないところがあります。
ここでは優良業者を選ぶ上で押さえておくべきポイントをご紹介します。
・過去の実績を確認する
業者選びにおいて一番重視しておきたいのが作業実績。業者のホームページにはこれまでの作業実績が掲載されています。
依頼者からの声が掲載されているところもありますので、参考として目を通しておきましょう。
・安さを過度に強調する業者を選ばない
やたらと安さを売りとしている業者ですと、必要な作業がされていなかったり、不要な有料オプションを勧めてきたりするケースが多いです。
こうした業者はなるべく避けるのが無難です。
・スタッフの対応を見ておく
依頼者や近隣住民の方に対して丁寧な対応を心掛けているところほど安全かつ確実に作業してくれます。
現場を訪問したスタッフのやりとりから、きちんとした対応できているか確認しておくことが大切です。
・アフターフォローの内容を確認する
業者選びではアフターフォローの充実度も確認しておくことが大切。
施工不良が発覚した場合の無償修理など、さまざまなアフターサービスを実施されています。
具体的なサービスの内容や保証期間は業者ごとに異なりますので、事前に確認しましょう。