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床下でバルサンを使うやり方は?種類の違いや手順・注意点を解説

公開日:2026.8.24
床下でバルサンを使うやり方は?種類の違いや手順・注意点を解説

床下からゴキブリや害虫が出てきて、「バルサンを使えばまとめて駆除できるのでは?」と考えている方もいるのではないでしょうか。床下は普段目にしにくいため、どのように対策すればよいのか迷いやすい場所です。

バルサンには煙・霧・水タイプなどがあり、製品によって使用方法や適した環境が異なります。床下で使用する場合は、床下の構造や使用する製品を確認したうえで、適切な方法を選ぶことが重要です。準備や使い方を誤ると、十分な駆除効果が得られないだけでなく、安全面で問題が生じるおそれもあります。

本記事では、バルサンの種類を整理したうえで、床下でバルサンを使用する手順や注意点、自分で対策できる範囲について解説します。自力での駆除が難しいケースも紹介するため、床下の害虫対策をどこまで自分で行えるのか判断する際に役立ててください。

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1.まずはバルサンの種類を知ろう

煙、霧、水タイプがある

害虫駆除の煙から逃げ出すゴキブリの集団のイラスト

バルサン(くん煙剤)には、大きく分けて「煙・霧・水」の3タイプがあり、それぞれ薬剤の広がり方や使用方法が異なります。床下で使用する場合は、床下の広さや構造、住宅設備への影響も確認したうえで種類を選ぶことが大切です。

・煙タイプ

煙タイプのバルサンは、細かな煙が広がりやすく、床下の入り組んだすき間にも薬剤が届きやすいのが特徴です。広い範囲を処理したいときに向いていますが、煙感知器などが反応するおそれがあります。床下から室内へ煙が入り込む可能性もあるため、使用前には製品の注意事項や住宅の構造を確認する必要があります。


・霧タイプ

霧タイプのバルサンは、ボタンを押すと薬剤が噴霧されるタイプです。煙が発生しない製品が多く、煙タイプと比べて使用時の煙を抑えられます。一方、床下の構造や広さによっては薬剤が行き渡りにくい箇所が生じるため、対象面積に合った製品かどうかを確認することが重要です。


・水タイプ

水タイプのバルサンは、容器に水を入れて薬剤を蒸散させるタイプです。火を使わずに使用でき、煙状の薬剤を広い範囲へ行き渡らせられる製品があります。ただし、床下から室内へ薬剤が入り込む可能性はあるため、使用前の準備や換気方法についても製品表示に沿って確認しておく必要があります。

床下で使用するタイプを選ぶ際は、薬剤の広がり方だけでなく、床下と室内のつながりや対象面積、製品ごとの使用条件まで確認することが重要です。床下と室内が十分に仕切られていない住宅では、煙や薬剤が室内へ漏れるおそれがあります。使用する製品の説明書を確認し、自宅の構造に適したものを選ぶことが安全な害虫対策につながります。

2.バルサンを使う前の準備と注意点

精密機器や食品はしっかり養生して換気計画を立てよう

POINT ポイント書かれたブロックの画像

バルサンを使用する前には、十分な準備が必要です。床下で使用する場合でも、薬剤が床のすき間や配管まわりなどを通って居住スペースに入り込むことがあります。「床下だから室内への対策は不要」と考えず、使用する製品の説明書を確認し、必要なものを保護しておくことが重要です。

特に、次のものは製品の注意事項に沿って移動や密閉、養生などの対応が必要です。

  • 食品、食器
  • 衣類
  • 寝具
  • おもちゃ
  • ペット用品
  • 精密機器、家電
  • 楽器類
  • 火災報知器、ガス警報器

食品や食器、おもちゃなどは、薬剤が直接触れない場所へ移動するか、製品の説明書に従って袋や容器などで保護します。テレビやパソコンなどの精密機器も、薬剤の影響を受けるおそれがあるため、必要に応じてカバーをかけるなどの養生が必要です。

衣類や寝具についても、使用する製品によって保護方法が異なります。クローゼットや収納内まで薬剤が入り込む可能性があるため、扉を閉めるだけでよいか、袋やシートで覆う必要があるかを説明書で確認しておくと安心です。火災報知器やガス警報器も製品によって対応方法が異なるため、付属のカバーを使用するなど、指定された方法で保護します。


作業当日のスケジュールにも余裕を持たせる

バルサンの使用中は、製品ごとに定められた時間だけ室内から離れる必要があります。使用後には換気も必要になるため、外出時間まで含めて予定を立てておくことが大切です。ペットや観葉植物などを室外へ移す必要がある製品もあるため、事前に避難先まで決めておくと作業を進めやすくなります。

床下は空気がこもりやすい場所ですが、換気方法や必要な時間は製品によって異なります。使用後は説明書に記載された方法と時間を守り、室内へ薬剤が入り込んだ場合も十分に換気してから生活を再開することが安全につながります。

3.床下でバルサンを効果的に使用するための基本的な使い方

説明書に従い適正な位置・個数でくん煙剤を設置

床下点検口の写真

床下でバルサンを効果的に使うには、薬剤を隅々まで行き渡らせるための配置と量が重要です。そのため、製品の説明書に従って、自宅の床面積に見合った個数のバルサンを用意します。薬剤が少なすぎると床下全体に十分な濃度で行き渡らず、害虫を駆除しきれないおそれがあります。

具体的な作業の手順とポイントは、以下のとおりです。


  1. 床下の通気口や穴を塞ぐ:屋外にある通気口を一時的にガムテープなどで塞いでおくと、薬剤が外へ逃げにくくなり、必要な濃度を保ちやすくなります。
  2. 設置場所の確認:複数の点検口がある場合は、それぞれの場所に分散してバルサンを設置します。床下の奥から順に設置し、出口に向かって後退するように配置すると、始動後の薬剤を吸い込むリスクを抑えられます。
  3. 点火・始動:煙タイプは製品の使用方法に従って点火し、水タイプは容器にセットして始動します。いずれも火災の原因にならないよう、可燃物から離れた安定した平らな場所に置くことが重要です。
  4. 密閉:設置後は速やかに点検口やフタを閉め、床下を密閉状態にします。

バルサンを使用している間は、できるだけ床下の空気が外へ漏れない状態を保ち、製品で定められた時間までそのままにします。床下の構造によっては薬剤が届きにくい場所もあるため、あらかじめ間取り図などで床下の仕切りや基礎の位置を確認しておくと、より適切な配置を判断しやすくなります。

4.床下にバルサンを使用した後の対応と効果を高めるコツ

使用後は湿気対策や定期点検を忘れずに

住宅の床下点検口から中を見る作業服の男性の写真

バルサンを使用した後は、十分な換気が必要です。窓を開けて床下点検口も開放し、製品の説明書に記載された時間を目安に空気を入れ替えます。小さな子供やペットがいる家庭では、薬剤が残った状態で室内に戻らないよう、十分に換気してから生活を再開することが大切です。

ほかにも、次のような作業を行うと、駆除後の害虫対策につながります。


死骸を処分する

害虫の死骸には素手で触れず、手袋を着用して回収するか、掃除機で吸い取るなどして処分します。死骸をそのまま放置すると、ほかの害虫の餌になることがあるため、バルサンを使用した後に確認できる範囲は清掃しておくことが大切です。


期間を空けて再度駆除する

2回目の駆除を行うことで、最初の使用時に卵だった害虫への対策につながります。くん煙剤は害虫の種類や製品によって卵への効果が異なり、使用後に新たな個体が現れることもあります。再使用する時期は自己判断で決めず、使用する製品の説明書に記載された間隔を確認することが重要です。


床下の湿気対策を行う

床下の湿気対策も、害虫が発生しにくい環境を保つうえで重要です。使用時に一時的に塞いだ通気口は元の状態に戻し、荷物などで通風を妨げている場合は取り除きます。湿気が強い状態が続いている場合は、原因を確認したうえで床下調湿材や換気設備などの導入を検討する方法もあります。

また、定期的に床下点検口から内部を確認し、カビ臭さや害虫の死骸、フンなどがないかを見ることも再発防止につながります。バルサンだけで繰り返し対処するのではなく、害虫が入り込む経路や床下環境まで確認することが大切です。

5.徹底的に床下の害虫を駆除するなら、害虫駆除事業者に依頼するのがおすすめ

目視できない場所こそ専門機材が力を発揮!

害虫駆除事業者のイメージ画像

市販のバルサンは手軽に使える一方、床下の複雑な構造や害虫の潜伏場所によっては十分に薬剤が届かないことがあります。特に、木材内部に潜むシロアリや、基礎のすき間などに潜む害虫は、くん煙剤だけでの駆除が難しいケースがあります。「自分での対策に不安がある」「バルサンを使っても害虫が減らない」という場合は、害虫駆除の専門事業者へ相談するのが適切です。

害虫駆除の専門事業者では、市販のバルサンとは異なる方法で床下の状況を調査し、害虫の種類や発生場所に合わせた処置を行います。

専用機材を使って床下を調査・施工する

専用機材による調査・施工では、床下の状態を確認したうえで、害虫が潜んでいる場所や侵入経路を特定します。必要に応じてカメラなどを使って目視しにくい部分を確認し、専用の噴霧器などで薬剤を散布するため、市販のくん煙剤では届きにくい場所まで対処できます。


害虫や発生状況に合った薬剤を使用する

専用の薬剤を使用できる点も、専門事業者へ依頼するメリットです。対象となる害虫や床下の状況に合わせて薬剤や施工方法を選ぶため、現在発生している害虫の駆除だけでなく、侵入経路への処置など再発防止まで含めた対策を検討できます。

害虫駆除の専門事業者へ依頼する際は、複数社から見積もりを取り、作業内容や総額を比較することも大切です。施工範囲や使用する薬剤、追加料金の条件、アフターフォローの内容まで確認すると、見積もり金額だけでは分からない違いも判断しやすくなります。

床下は普段目にしにくいため、害虫の種類や被害範囲を自分で正確に判断するのが難しい場所です。バルサンを使用しても害虫が繰り返し現れる場合や、シロアリによる木材へ

の被害が疑われる場合は、くん煙剤だけで対処を続けず、専門事業者による床下調査を検討すると原因に合った対策につながります。

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