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カードキーの仕組みとは?メリットや取り付けにかかる費用相場などを解説

公開日:2022.5.2 更新日:2024.4.3
カードキーの仕組みとは?メリットや取り付けにかかる費用相場などを解説

最近多くの場所で取り付けられている「カードキー」。
一口にカードキーと言っても、専用のカードが必要な機種から電子マネーなどに対応している機種まで様々で、解錠方式もかざすだけで良いものからスラッシュしなくてはいけないものまで色々あります。

そこで今回は、カードキーの仕組みについてご紹介します。
そのほか、カードキーのメリットや機種ごとの特徴、取り付けに最適な場所から料金まで丸ごと解説していますので、鍵選びの参考にして頂ければ幸いです。

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1. カードキーの仕組みとは?

カードキーの仕組みや用途、取り付けに最適な場所を詳しく紹介します

カードキーを解錠している写真

カードキーとは、カードに内蔵された磁気情報を読み取って、その情報が登録されたものと一致すれば開くといった仕組みの鍵です。

また、この鍵には大きく分けて3つの種類がありますので、それぞれの特徴や取り付けに最適な場所を個別に紹介します。

まず最初のカードキーですが、カードリーダーにスラッシュするタイプです。
このタイプはカードキーとしての歴史が最も古く、現在はあまり見かけませんが導入する費用が安価なので、一部では人気の機種となっています。

最適な取り付け場所は、工場の入り口やスーパーのバックヤードです。磁気入りのカードさえ使えば簡単に解錠できるので、従業員が多くいる事業者向けです。

次に紹介するカードキーはタッチ式です。
リーダーにかざすだけで解錠できますし、磁気テープではありませんのでカード自体が長持ちします。

また、いろいろな場所の鍵に関する記録を残すことが出来ますので、大変便利です。取り付けに最適な場所は機密情報を扱っている場所やオフィスなどです。この鍵は社員証に付帯することが出来ますので管理も楽です。

この鍵で最後に紹介する機種は、電子マネーカードで解錠できる種類です。
登録さえしておけば、普段お使いのsuicaやICOCA、WAONにnanacoなどのカードが鍵に早変わり。お財布の中で鍵を管理できるので、ご自宅の玄関にぴったりの鍵です。

その他にもカードキーには暗証番号と併用できる機種もあり、子供からお年寄りまで年齢問わずに操作がしやすい鍵となっています。

2. 鍵の種類をカードキーにするメリット

鍵の種類をカードキーにする主なメリットは利便性と防犯性の向上です

交通系ICカードの絵

カードキーのメリットは、使用する場所によって変わってきます。

・住宅の場合
住宅でカードキーを採用する最大のメリットは手軽なことです。
カードをかざすだけで解錠することができるので、玄関先で重い荷物をもったままでも簡単に鍵を開けることができます。
また、夜遅くに帰宅した際などに薄暗い環境で鍵穴を探す手間も必要ありません。

そのほか、そもそも鍵穴がないのでピッキングやバンピングなどの不正解錠の心配がなく、防犯性能も高いです。

・会社の場合
オフィスの鍵をカードキータイプにすることで鍵の管理が不要になります。従来の事務所やオフィスでは、キーボックスを設置して、事あるごとに管理者が使用者に鍵を渡していました。そのたびに管理帳に貸し出し時間や、返却時間を記入していたのですが、この鍵を取り付ければそのような作業は一切不要になります。

また、カードキーを使えば記録として残されますので、何時に誰がどの部屋にいたのかが一目瞭然になり、社員の行動を把握することができます。
これにより内部犯罪を抑止するだけでなく、社員の労働時間も管理することが出来ます。

3. 鍵の種類を自分でカードキーに交換する方法

鍵の種類をカードキーに交換する際の作業手順

工具が置かれた床の写真

この鍵の取り付け方法は機種によって大きく違いますので個別に紹介します。

まず現在使われている鍵の上から被せるタイプのカードキーの取り付け方法を説明します。
カードキーの本体を用意したら、開封して専用のアプリをダウンロードしましょう。ユーザー登録を済ませると、取り付けに関するフローチャートが表示されますので、その通りに作業を進めて下さい。
このタイプはドライバーさえあれば2時間もかからないうちに作業を完了することが出来ますので、詳しい説明は割愛させていただきます。

次に紹介するカードキーは、今ある鍵とは別の位置に取り付けるタイプです。
必要な工具は電動ドリル、ホールソー、ドライバーです。

本体に付属して型紙がありますので、それを取り付けたい位置に押し付けペンなどで印をつけていきます。次にホールソーを使い、穴を空けていきましょう。穴が貫通したら表面に操作盤を取り付けます。裏面に台座を取り付けコードを本体と接続します。
そのあとカードキーの電源を入れ、閉まっている状態にし、ストライプを壁側に取り付けましょう。

ここまでの作業はあくまでも確認のためのものですので、ネジは仮止めにしておいて下さい。
全てセットして問題ないようでしたら、一度外して本締めしていきましょう。

このようにある程度の知識や技術があれば、自分でもカードキーへの交換は可能です。
ただし、鍵は防犯にかかわるものですので、作業に自信がない場合は、鍵のプロである鍵屋に作業を依頼するようにしましょう。
また、カードキーの取り付けを業者に依頼する際は、高額請求トラブルに巻き込まれないようにご注意下さい。そのためにはしっかりとした見積もりと相場の把握が必須です。

4. カードキーの交換にかかる費用はいくら?

鍵をカードキーに交換する費用は、種類や取り付け箇所によって変わる

費用相場のイメージ写真

この鍵は色々な機種が発売されていますので、料金もさまざまです。例えば自宅のポストや宅配ボックスにも使用できる簡易的なカードキーでしたら3,000円前後で手に入れることが出来ます。

しかし玄関やオフィスに取り付ける場合は、防犯性能も高くなくてはいけません。そのため価格も若干高くなり18,000円から50,000円が相場となります。金額が高くなればなるほど防犯機能が高くなります。

ここで言う防犯機能とは鍵破壊、スタンガン、バールなどを使用したこじ破り、不正操作時の警告音、操作盤の緊急ロックなどです。また、安価なカードキーは専用のカードキーしか使用できない機種が殆どですが、高額なカードキーはsuicaなどの交通系カードやnanacoやWAONなどの電子マネーカードにも対応しており、スマホや暗証番号でも解錠できる仕組みになっています。

この鍵の本体代金については上記の通りなのですが取り付けを業者に依頼した際には別途作業費が必要になります。
おおよその目安としては鍵の本体代金プラス20,000円から25,000円です。

ただしアルミの扉の穴あけや高所、複数箇所での作業になると、作業費が100,000円以上になることも。
工事した後で高額な料金を請求されても面倒なだけですので、事前の見積もりでしっかりと確認しておきましょう。

5. カードキーのまとめ

カードキーに関するさまざまな情報のまとめと重要ポイントのおさらい

扉に取り付けられたカードキーの写真

この鍵に関して色々な情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントを紹介します。

この鍵は金属の鍵を持ち歩かなくてもいいので、特に小学校低学年のお子様がいらっしゃるご家庭では大変便利です。

本体のグレードによって専用のカードが必要なものから電子マネーでも解錠できるものまでありますので、ご自身にぴったりの鍵をお選び下さい。
雨の日でもすぐに玄関を開けることが出来るカードキーはイチオシの鍵です。

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