本文へ移動

イノシシによるトラブル関連情報

公開日:2021.11.1 更新日:2024.4.11
イノシシによるトラブル関連情報

イノシシによるトラブル事例や解決のための費用、習性などを紹介します。沢山ある害獣トラブルの中で最も問題となっているのがイノシシによる被害です。農作物を食い荒らすだけでなく、うっかり出くわして怪我をしてしまうことも。特にイノシシは、一年の中で凶暴になる季節がありますので注意が必要です。そこで今回は、イノシシの習性や解決費用などの情報を、具体的事例を交えながら紹介していきますので、参考にしていただければと思います。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣のROY株式会社

1. イノシシの習性を理解しよう

イノシシは基本夜行性、1メートル程度の穴なら普通に掘ることが可能

土を掘っているイノシシの写真

トラブルを起こす害獣の中でも最もメジャーな動物です。最初に紹介するイノシシの習性は夜行性であること。イノシシは深夜に畑などに現れ畑を荒らします。それを可能にしているのが優れた嗅覚です。イノシシの持つ嗅覚は犬以上とも言われており、暗闇の中でも容易に食物を見つけることができます。

次に紹介する特徴はジャンプ力。イノシシは穴を掘って柵をくぐり抜けたり、農作物を食い荒らすことは有名ですね。実際に1メートル程度の穴であれば容易に掘ることができます。しかしあまり知られていないのがジャンプです。大人のイノシシであれば、助走なしで約1メートルの高さまで跳びあがることができます。

イノシシの特徴として有名なのが突進力です。猪突猛進ということわざもあるくらい、イノシシの突進力はすごいです。そのスピードは時速45㎞以上とも言われており、ターゲットを見つけると急加速で向かってきます。

この害獣の特徴として最後に紹介するのは、優れた記憶力です。イノシシは単純そうな印象がありますが、実はとても賢い動物です。一度でも餌場を見つけると繰り返し現れますし、障害物の避け方なども学習します。もちろん、人のいない時間帯なども記憶していきます。そのため一度でもイノシシに畑を荒らされてしまうと、繰り返し被害に合うケースが多いです。

2. イノシシによるトラブル事例①

イノシシによるトラブル事例その①威嚇するとケガをしてしまうことも

歩いているイノシシの写真

ここ数年で急増しているイノシシによるトラブルが、市中で遭遇し怪我をしてしまうケースです。里山の荒廃などにより森に餌がなくなり、人家の周りを徘徊するイノシシが増加しています。住宅街にある畑やゴミステーションが荒らされる事例も。

そしてイノシシは本来夜行性なのですが、近年では日中に行動することも珍しくはありません。それにより、人間とイノシシの出会う確率が上がっています。イノシシは強そうなイメージがありますが、実はとても臆病な動物です。突然人間と遭遇すると、自分が襲われるのではないかと勘違いし、身を守るため全力で攻撃してきます。

また、人間もイノシシと同様にパニックになってしまい、大声を上げたり逃げようとします。この行動がイノシシをさらに興奮状態にさせ、結果的にこちらに向かって攻撃を仕掛けてきます。一番理想とされるのは、お互いに落ち着いて行動することです。こちらが静かに行動すれば、イノシシの興奮状態も解け、自然と去っていきます。ただし子供がいるメスイノシシの場合は違います。こちらが何もしなくても、子供を守ろうと全力で襲ってきますので注意が必要です。

イノシシに突進されると、転倒して骨折してしまうこともありますし、鋭い牙で太もも辺りを刺される事例もあります。もしも出会ってしまった時は、合わせた目をそらさず、少しずつ距離を取って下さい。

3. イノシシによるトラブル事例②

イノシシによるトラブル事例その②不要なものは敷地内に置かないように

鍵がかけられる倉庫の写真

このトラブルで最初に紹介するのは、家の庭が荒らされてしまったケースです。イノシシは根菜類などを好んで食べますが、基本的には雑食です。シベリアンハスキーなどの大型犬を室外で飼育されている場合、ペットフードを外で保管されている方もいらっしゃるかと思います。ポリバケツくらいの容器でしたらイノシシは簡単に開けてしまいます。

また、農家の納屋などに置かれている野菜もイノシシによっては格好の獲物。それらの品を敷地内に置いておくことで、イノシシが寄りやすい環境となります。

万が一、出くわしてしまったら大変ですので、鍵のかかる倉庫などで保管・管理しておくことをお勧めします。イノシシは節操なく掘り返してしまうので、庭の芝生が穴だらけになった事例も報告されています。

次に紹介する事例は、柵をしていたのに畑に侵入されたケースです。習性の箇所でも触れたとおり、イノシシは助走なしで1メートル以上も跳びますから、低い柵や塀、ネットでしたら簡単に侵入されてしまいます。対策する時は下だけでなく上の部分にも気をつけましょう。さらに一度でも被害に合うと繰り返される傾向にありますので、早めに対策してください。対策にかかる具体的な費用については次項で紹介しています。

4. イノシシのトラブルを解決するために必要な費用とは?

イノシシによるトラブルを解決する費用は方法によって大きく異なります

猟銃を構える人の写真

例えば、地元の猟友会に依頼して駆除してもらう場合、0円から20,000円が相場となっています。イノシシ肉を販売している方でしたら0円ということになります。

有害鳥獣駆除隊の会員になれば一年中狩猟することができます。個人で罠を設置する場合は基本的には0円です。ただし役所に申請する必要がありますし、禁猟期間が設けられていますので注意が必要です。また、勝手に罠を設置して駆除・捕獲した場合は鳥獣保護法違反となります。

もっと簡単に対策したいという方には忌避テープや忌避シートがおすすめ。忌避テープは50m用で19,800円、忌避シートは10枚入りで4,000円が相場です。粉末状の忌避剤は100㎡~150㎡対応で3,300円となっています。これらのアイテムは自分で設置することができますから、作業代金は一切必要ありません。

イノシシ対策として有名な電気柵の設置費用は100m分で22,800円、200m分で58,000円が相場となっています。これらの費用はあくまで自分で設置した場合です。業者に依頼した場合は別途作業料金などが必要となります。また、イノシシの対策グッズを購入した時は自治体から補助金が出ることがあります。イノシシによるトラブルを解決する際は、まず自治体に相談して補助金の有無などを確認しておきましょう。

5. イノシシのトラブル情報まとめ

イノシシによるトラブル関連情報のまとめと重要ポイントのおさらい

こちらを見ている野生のイノシシの写真

ここまでこのトラブルに関する情報をお伝えしてきましたが、最後におさらいも兼ねてポイントをまとめます。

まず、イノシシによるトラブルを解決するためには、習性をしっかりと理解しておくことが大切です。その上でどうしても駆除の必要がある時は、お住まいの自治体に相談してください。

それと家や畑の敷地内にある不要なものは、事前に処分しておくことです。

おすすめ事業者へのお電話はこちらからPR

害獣のROY株式会社

害獣駆除の新着記事

おすすめ記事