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アンテナが倒れたら火災保険で修理できる?補償範囲や申請の手順を紹介

公開日:2024.8.22
アンテナが倒れたら火災保険で修理できる?補償範囲や申請の手順を紹介

台風などの自然災害でアンテナが倒れてしまうと、修理や交換などに費用が発生して困りますよね。
実は、火災保険でアンテナ修理・交換の費用をカバーできる場合があるのをご存じでしょうか。

この記事では、火災保険の適用条件や申請方法について解説していきます。

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アンテナ110番

1.アンテナが倒れた際に火災保険が適用される条件とは

自然災害によるものは火災保険が適用される

強風に吹かれている家のイラスト

自然災害でアンテナが倒れた場合は、火災保険が適用されます。

たとえば、台風による暴風の影響であれば風災補償が適用され、修理費用を補償してくれます。風災補償は台風だけではなく、強い風によってアンテナが倒れた場合も利用が可能です。
さらに、台風による強風で飛んできたものがアンテナにぶつかって倒れた場合も適用されるので、アンテナが壊れたときのために覚えておくと安心です。

また、火災保険の適用範囲は風災だけではなく、大雪による積雪でアンテナが曲がってしまった場合でも、保険に雪災補償があれば適用されます。

さらに夕立の時期など雷が多いと、テレビアンテナに雷が落ちてアンテナが壊れる可能性がありますが、その場合は落雷補償が適用されます。
落雷補償では、アンテナを無料で交換してもらえるほか、もし落雷によってテレビなどの家電も使えなくなった場合はその家電も補償の対象になります。

ただし、被害を受けた3年以内に申請する必要があるため、忘れずに申請しておいてください。
保険証券を一度確認してみて、一度自然災害でアンテナが倒れたらどこまで補償の適用範囲かを調べておきましょう。
調べてもわからなければ、保険会社に問い合わせれば教えてもらえます。

2.アンテナが倒れた際に火災保険が適用されない場合とは

経年劣化が原因でアンテナが倒れた場合は適用されない

さび付いた古いアンテナの写真

アンテナが倒れたからといって、すべてのケースで保険が適用されるとは限りません。

1つ目は、経年劣化によって倒れた場合です。
アンテナは外に設置するためどうしても雨風にさらされ、そのうちに劣化してしまい、いずれ倒れてしまいます。
火災保険は、火災や災害などの偶然に起こる損害を補填するためのもので、経年劣化は偶然に起こるものではないため保険が適用されません。

2つ目は、地震や火山の噴火によって壊れた場合です。
火災保険は、地震・津波・噴火による損害は対象外のため、こうした災害にも備えたい場合は地震保険を契約しなければなりません。
地震保険は火災保険に上乗せして契約する保険であり、地震保険のみで契約はできないため注意が必要です。

3つ目は、アンテナ修理にかかる費用が安すぎる場合です。
また、火災保険には免責金額があります。免責金額とは自己負担しなければいけない金額であり、損害額が免責金額を下回ると補償の対象外となってしまいます。
自分が加入している保険の免責金額はチェックしておきましょう。

免責金額の決め方は、フランチャイズ方式と免責方式の2種類があります。
フランチャイズ方式は、損害額が20万円未満だと保険が適用されず、20万円以上になると損害額の全額が支払われる方式です。

免責方式は、契約時に決められた金額を損害額から差し引き、残った金額が補償される方式です。
たとえば免責金額が3万円で損害額が17万円だとすると、免責金額を引いた14万円が保険金になります。

3.アンテナが倒れた際に火災保険を請求するための手順

まずは保険会社へ連絡

火災保険に必要な書類の写真

請求する手順は、4つのステップがあります。自分のケースが保険の対象であるかをチェックしたら、保険会社に連絡してください。

連絡すると、保険会社から以下の内容が聞かれます。

・保険契約者の名前
・保険証券番号
・被害を受けた日時と場所
・アンテナの被害状況

被害状況は、周囲の屋根や外壁についても聞かれますが、状況を確認するために無理に高所に上がるのは危険です。
下から被害状況をチェックするか、2階から見える範囲で確認して保険会社へ伝えましょう。

連絡が終わると、後日、保険金請求書と事故状況説明書が届き、アンテナの被害状況の写真や修繕後の写真、修理費用の見積もり書を求められます。

被害状況の写真を撮らずにそのまま修理してしまうと、保険会社が被害状況をチェックできず保険金がおりない可能性があるため、忘れずに被害状況を写真に残してください。

必要書類は以下のとおりで、保険会社に提出したら審査が始まります。書類に不備などがあると審査ができないため、抜け漏れがないように用意しましょう。

・保険金申請書
・事故状況説明書
・被害状況と修繕後の写真
・修理費用の見積もり書

場合によっては、現地調査のために審査員が自宅を訪問する可能性があります。申請が承認されれば、30日以内に保険金が口座に振り込まれるので、確認してください。

4.アンテナが倒れた際の修理にかかる費用相場

平均相場は10,000~25,000円

家とお金マークの模型の写真

アンテナが倒れた際に修理にかかる費用の相場は、全体で約10,000円〜25,000円ほどです。

修理費用は、以下3つのケースによって異なります。
・アンテナが倒れた場合
・傾くか方向がずれた場合
・アンテナが故障した場合

アンテナが倒れた場合は、地デジの場合の修理費用は約15,000円〜20,000円、BSやCSのアンテナは約12,000円〜20,000円が相場です。
地デジアンテナとBSやCSアンテナの両方が倒れた場合は、約30,000円〜40,000円ほどの費用がかかります。
上記の金額は、アンテナと固定器具の両方を交換する場合です。アンテナが強風によって倒れた場合は、固定器具に不具合が起きているため、固定器具の交換が必要です。
もしアンテナが故障しておらず固定器具の交換で済んだ場合の費用相場は、約5,000円〜10,000円になります。

大雪や強風によってアンテナが傾いたり方向がずれたりしたときの修理費用相場は、地デジの場合は約6,000円〜10,000円です。
BSやCSアンテナの場合は約5,000円、地デジとBSCSの両方が傾いた場合は約11,000円〜15,000円の費用がかかります。

アンテナの傾きやずれを直す場合は、再度固定したり角度調整したりする必要があり、固定器具を交換する場合は、上記の金額よりも費用がかかってしまいます。

落雷によってアンテナ本体が壊れてしまった場合は、地デジアンテナの交換費用は約15,000円〜40,000円です。
BSやCSアンテナは約12,000円〜20,000円、地デジとBSCSアンテナの両方が壊れた場合は約30,000円〜60,000円となっています。
新しいアンテナと交換しなくてはいけないため、傾いたり倒れたりした場合と比べて高くなります。

BS・CSアンテナと地デジアンテナの両方が壊れた場合は費用が高く、火災保険の免責金額を超える可能性があるため、保険内容をチェックしておきましょう。

5.アンテナが倒れた際にお得に修理をする方法

複数のアンテナ工事業者から見積もりを取る

相見積もりのイメージ画像

アンテナが自然災害や経年劣化によって壊れた場合は、自分で直そうとせずに、アンテナ工事業者に依頼してください。
なぜなら、アンテナは高いところに取り付けるため、自分で直そうとすると屋根から落ちて怪我をする恐れがあるからです。

アンテナ工事業者は複数あるため、どの業者を選べばいいかわからないかもしれません。その場合は、相見積もりで複数の業者を比較するのが大切です。
安い費用を提示してくれる業者を見つけられたり、交渉材料として使えたりします。
また、法外な費用を請求する悪徳業者を発見できる点でも、相見積もりがおすすめです。

アンテナ工事業者の多くは、無料の現地調査を行ってくれます。現地調査のあとにキャンセルできるので、現地調査で良い業者かそうでないかを見極めてください。
具体的には、以下の3つをチェックしましょう。

・スケジュールをこちらにあわせてくれるか
・見積もりの内訳を説明してくれるかどうか
・作業員は清潔かどうか

見積もりの内容がはっきりとわかれば、依頼する側も安心できます。また、作業員が不潔だと印象も良くないため、清潔感があるかどうかも重要です。
ヘルメットを着用せずに高所作業を行う人がいるため、ヘルメットの有無も確認してみてください。

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