家に発生する害虫には、シロアリ・ムカデ・ハチ・ゴキブリ・ノミ・蛾・アリ(羽アリ・ヒアリ)など様々な種類が存在し、人間や住まいに被害を及ぼします。
発生した場合すぐに害虫駆除が必要ですが、相場がどのくらいかも気になりますよね？
この記事では、害虫駆除かかる費用相場を、害虫別に紹介します。
予め該当する害虫駆除の費用を把握するだけでも業者選びする際に役立ちますよ。
シロアリの駆除の費用は一体いくらかかるのでしょうか?
シロアリ駆除の費用というのは、一般的に一坪当たり〇〇円と決められています。一般的な3LDK一軒家の坪数が23坪。その一階部分が12～14坪ですので、一坪当たり8,000円の業者に依頼すると、シロアリ駆除費用は96,000円～112,000円ということになります。
あとは、シロアリの種類や駆除方法によっても費用は変動します。ヤマトシロアリだと駆除費用が安くて済む傾向にありますが、外来種のイエシロアリだと駆除し難いため、費用も高額になる傾向にあります。
シロアリの駆除方法ですが、人体に悪影響を及ぼし難いベイト工法ですと、駆除費用が高額になる傾向にありますが、昔からある薬剤散布だと、駆除費用を抑えることが出来ます。
冒頭で平均100,000円と紹介しましたが、実際のところ床下に潜って見ないと、シロアリの正確な駆除費用は分からないのが実情です。シロアリの被害が基礎や柱に及んでいた場合、駆除する費用が300,000円～500,000円は必要になってきますし、駆除後の防虫対策でも追加費用が発生します。
羽アリ駆除の費用は一体いくらかかるのでしょうか?羽アリが黒色か白色かで、駆除費用が大きく変わります。
まず、黒色の羽アリを駆除する場合の費用ですが、専門業者に依頼すると一回当たり平均10,000円で羽アリの駆除が可能です。白色の羽アリを駆除する場合の費用は平均100,000円です。
なぜ、黒い羽アリと白い羽アリでこんなにも駆除費用に差が出るのかというと、そもそもアリの種類が違うからです。
黒色の羽アリは普通のアリですが、白色の羽アリは俗に言うシロアリのことですので、床下を中心に家全体を調査後、撃退しなくてはいけませんので、自ずと駆除費用も高額になってしまいます。
白色の羽アリが飛んでいたら家がシロアリに食い荒らされている可能性があり、放っておくと駆除費用だけでは済まなくなる可能性がありますので早めに羽アリ駆除専門業者に依頼しましょう。
では、黒い羽アリだから駆除費用が安く済むかというと、実はそうでもありません。黒い羽アリというのは繁殖期を迎えた黒アリのことです。家の外に出ると、アリの巣は無数にありますよね。5月から11月の間に巣からたくさんの羽アリが飛び立ちます。その為、ほとんどの場合一回の駆除では黒い羽アリは撃退できませんので、定期的(年に5～6回)に駆除する必要があります。
羽アリ駆除業者によって若干料金が上下しますが、黒い羽アリの一年間の駆除費用は概ね4万円～5万円です。
ハチの駆除費用は一般的にいくら掛かるのでしょうか?ハチ駆除の費用は、発生しているハチの種類、業者に依頼するかご自身で駆除するかで大きく変わってきます。
例えば、日本国内で一般的なアシナガバチを駆除する料金は、自分で巣を落とすだけでしたら無料で出来ますね。
しかし、ハチというのは何度も同じ場所に巣をつくりやすい傾向にありますし、巣の外にいるハチに刺され重篤な状態になるリスクがあります。そこで頼りになるのがハチの駆除業者です。
前述したアシナガバチの場合、一回の駆除費用は平均10,000円。巣の撤去はもちろん、戻りバチまで撃退してくれます。
そして一番危ないのがスズメバチの駆除です。スズメバチの駆除を素人が行うのは大変危険ですので、巣を見つけたら速やかに専門業者に依頼しましょう。
気になるスズメバチの巣を駆除する費用ですが、オオスズメバチや黄色スズメバチかそうでないかで変化します。
ふつうのスズメバチの場合、駆除費用は平均15,000円ですが、オオスズメバチや黄色スズメバチになると平均25,000円くらいになります。
オオスズメバチや黄色スズメバチは高い攻撃性があり、巣も除去しにくい場所にありがちで、大きさも巨大ですので、駆除するにはかなりの危険が伴います。そのため駆除費用も高額になります。
ムカデ駆除の費用の相場はいくら?
一般的にゴキブリ駆除と聞くと、粘着シートタイプやスプレータイプ、燻煙タイプの商品を思い浮かべる方がほとんどです。
具体的な例としては、20平米の床下に燻煙薬剤を散布した場合は平均15,000円、お庭などの屋外20平米にムカデ駆除剤を散布した場合は、平均20,000円です。
36坪の一戸建ての屋内・屋外全てでムカデ駆除処理を行った場合の費用は平均100,000円となっています。
ムカデ駆除業者によっては料金の最低ラインを設定している所もありますので、見積もりの際によく確認して下さい。駆除方法による料金の差ですが、燻煙型よりも直接薬剤をまく散布型の方が若干費用が高くなります。
ムカデ駆除は、毎年もしくは2年毎の実施が必要ですので、駆除費用も家の維持費と考えておくことが大事です。
ムカデの駆除費用を少しでも安く済ませたい場合は、別料金になりますが駆除の際に、残効性のある油剤を床の壁際に塗布して貰いましょう。一回当たりのムカデ駆除費用は高くなりますが、薬剤の持続時間が長くなりますので、長い目で見ると安くなります。
どうしても毎年ムカデ駆除費用を払うのは嫌だという方には、SCキーパー(ムカデ返し)を家の壁につける事をおすすめします。施工費用としては約20万円必要ですが、毎年のムカデ駆除費用が不要になりますよ。
ゴキブリを駆除する費用は一体いくら掛かるのでしょう?
一般的にゴキブリ駆除と聞くと、粘着シートタイプやスプレータイプ、燻煙タイプの商品を思い浮かべる方がほとんどです。
ですが、そういった商品はあくまでゴキブリが出現した際の対策的商品ですので、本格的に家の中からゴキブリを追い出す場合には、ゴキブリ駆除業者に依頼する必要があります。
その際の費用ですが、基本的にはゴキブリを駆除したい面積と比例します。それと、ゴキブリを駆除する方法によっても変化します。
例えば、お部屋を密閉したうえで燻煙剤を炊くだけでしたら20,000円程度で可能ですし、燻煙剤に加えてゴキブリの侵入を防ぐ施工をすれば30,000円くらいの駆除費用になります。
しかし、徹底的にゴキブリを駆除し、なおかつ新たな侵入を防止したいとお思いなら、家の外にもカプセル型の薬剤を散布する必要がありますので、おおむね5万円くらいがゴキブリ駆除費用の相場となります。
また、一戸建てかマンションかで駆除費用も変化します。一戸建ての場合、侵入経路がマンションよりも多い傾向になってしまいますので、ゴキブリの駆除料金の平均もマンションより1万円高い約6万円となります。
ノミを駆除する費用は一体いくらなのでしょうか?
ペットを買っているご家庭の悩みの一つとしてペットに寄り添うノミ対策が挙げられます。ノミは４月から7月にかけて大量発生し、ペットのみならず人間まで噛んでしまう大変厄介な害虫です。
潰しても潰してもきりがありません。繁殖力が非常に高く、大きさが2～3ミリと非常に小さいので素人が完全に駆除するのは不可能に近いですね。
そこで頼りになるのが、ノミ専門の駆除業者。一般的なノミ駆除費用として、最低金額を15,000円に設定している業者がほとんどです。
ノミ駆除費用の具体的な例として、6畳の部屋を2回駆除した場合、畳上げから燻煙、床上に薬剤散布して5万円程度です。さらに家全体に薬剤散布、燻煙をした場合ノミ駆除費用の平均金額は約8万円です。
上記の金額はあくまでペットが原因の料金です。これが原因が分からないとなると費用が変わってきます。なぜなら、ノミの駆除において一番大切なのが、原因の特定だからです。実際にあった事例として、屋根裏に忍び込んだハクビシンがノミの発生原因だったことも。そうなるとノミを駆除する料金の他に、ハクビシンの駆除費用も負担することになりますので、自ずと高額になってしまいます。
いずれにしても、初期段階で発見した方がノミの駆除費用は安くなる傾向がありますので、一匹でも見つけたら早めにノミ駆除業者に依頼しましょう。
ダニの駆除費用はどうすれば安くなるのでしょうか?
日本に住む私たちにとって、ダニはある意味身近な害虫ですよね。畳や布団、浴室などの家中いたる所に出没します。
例えば、燻煙タイプのダニ駆除グッズの場合1,000円以下で販売されていますし、畳に刺して使用するスプレーも800円程度です。
身近なおかげで、ダニの害虫グッズはホームセンターやドラッグストアなどでたくさん販売されています。その他に、燻煙タイプのダニ駆除グッズの場合1,000円以下で販売されていますし、畳に刺して使用するスプレーも800円程度です。ご自身でダニの駆除を行った場合の費用は5,000円くらいで出来ます。
しかしそれは一時しのぎでしかありません。先ほども申した通り、ダニは家の中全体にいると言っても過言でもありませんので、アレルギーや噛まれたなどの症状が出た場合は、必ず駆除専門業者に依頼しましょう。
業者にダニの駆除を依頼した場合ですが、6畳の二間を畳揚げから家具の移動までして薬剤散布し燻煙もして、費用は平均50,000円になります。
1回5万円と聞くと高い気がしませんか?しかもダニは年に数回、部屋を変えながら駆除した方が効果的ですので、それを考えると憂鬱になりますね。
それを解決できる方法が年間契約です。例えば、1年間に3回ダニの駆除を依頼した場合、1回づつ依頼すると年間のダニ駆除費用は15万円ですが、年間契約であれば10万円くらいに抑えることが可能です。定期的にダニを駆除して、清潔かつ安全に過ごしたいですね。
家の中や庭で突然蛇を見つけてしまうと、「この蛇は危険なのだろうか」と不安になるかたは少なくありません。住宅地でよく見かけるのはアオダイショウやシマヘビなどの無毒種ですが、地域によってはマムシやヤマカガシといった有毒種が入り込む可能性もあります。 また、国内に生息する蛇の特徴や分布は 環境省や自治体の生物情報で整理されており、住宅地周辺では特定の種類が出やすい傾向があるとされています。 外見だけでは見分けが難しいケースもあるため、まずは落ち着いて種類の特徴を確認し、むやみに近づかないことが重要です。また、家の周りに蛇が出た背景には、餌となる小動物や潜みやすい環境が影響している場合もあります。 この記事では、住宅周辺で見られる蛇の特徴や、安全に対処するためのポイント、そして必要に応じて専門業者へ依頼する際に知っておきたい点をわかりやすく整理して解説します。
玄関やウッドデッキ、縁の下、窓枠・サッシなど思わぬ場所に蛇が入り込むと、突然の出来事にどう対処すべきか迷ってしまうかたも多いでしょう。日本にはアオダイショウやシマヘビなどの無毒種もいますが、マムシやヤマカガシのように危険性の高い毒蛇も生息しています。外見が似ている種類もあるため、見分けを誤って安易に近づくと重大なケガにつながる恐れがあります。 安全に対処するには、まず落ち着いて蛇の特徴を確認し、むやみに触れないことが重要です。特に種類の判断がつかない場合は自力で退治しようとせず距離を取ることが大切です。 記事内では、蛇の特徴から見分けるポイント、危険を避けるための安全な対処方法、さらに敷地に近づけないための環境づくりや業者依頼の判断基準までをわかりやすく解説します。自然に暮らす生き物への理解を深めながら、万が一の際にも落ち着いて行動できるよう、対策の全体像を把握しておきましょう。
自宅に蛇が入り込むと驚いてしまい、「市役所で駆除してもらえるのでは？」と思う方もいるでしょう。しかし、多くの自治体では蛇の駆除に対応していないのが実情です。 この記事では、市役所へ相談できるケースとできないケースの違いや、自分で安全に対処する方法、必要に応じて業者へ依頼する判断基準をわかりやすく解説します。
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