ネズミとハムスターはどう違う?その生態を比較!

ネズミとハムスター 比較 ねずみ

外見がほとんど似ており、一見区別がつきにくいネズミとハムスター。両者はしっぽの長さが大きく異なるため、よく見れば判別が可能です。そんなネズミとハムスターですが、しっぽ以外にも両者に違いがあることはご存じでしたでしょうか。

ネズミやハムスターは、どちらも似た種であることは間違いないのですが、その習性や生活スタイルなど意外と両者で違う点は多いです。そこで今回は、ネズミとハムスターの違いについて解説していきます。

ハムスターとネズミは共に同じげっ歯類!

ネズミとハムスター げっ歯類

ハムスターとネズミはどちらも齧歯類(げっしるい)という、鋭い歯を持った仲間です。ただし、ハムスターはキヌゲネズミ亜科に属すもので、一般的なねずみであるドブネズミやハツカネズミなどはネズミ亜科という分類になります。そのため、動物学的な種類分けの観点で考えると、ハムスターとネズミは別の種類の生き物であるといえます。

とはいえハムスターもネズミと同じ齧歯類であるため、広い意味でいえばハムスターもネズミの仲間といえるでしょう。見た目でもわかる通り、ハムスターもネズミも体などの形は似ていて、鋭い歯を持っていることは共通していますよね。

ちなみに、ほかの有名な動物であるウサギやリス、カピバラなども、齧歯類となるため広い意味でネズミの仲間です。齧歯類は哺乳類のなかでも代表的な分類であり、数千種以上もの種が確認されています。

ネズミとハムスターの違い|生態は少々異なります

ネズミとハムスター 違い

ではネズミとハムスター、両者にどのような違いがあるのでしょうか。ここでは、4つに分けてご紹介します。

・見た目
ハムスターは基本的に丸っこくて体毛がフサフサしており、なかには長毛や巻き毛の種類もいます。
一方でネズミは毛が長く、横顔を見ると三角形のように鼻が突き出るようになっている種が多いのが特徴的です。

・ほお袋
ほお袋に食べ物を詰める姿が愛らしく、名前の由来の一説にもなっているハムスター。しかし、ネズミにはハムスターのような頬袋は存在しません。

・毛色
ハムスターの毛色は幅広く、白やグレー以外にも黄色やオレンジといった変わった毛色を持つ種類もいます。ネズミの場合は基本的にグレーや茶色など、夜の活動で適した色をしていることが多いです。

・生活スタイル
ハムスターは基本的に単独で縄張りを作り生活していますが、ネズミは大勢で群れを作って生活しています。

ネズミが嫌われがちな理由とは?

ネズミ 嫌われがち

ここまでの説明で、ハムスターとネズミは似た種でありながら異なる点が多いことはお分かりいただけたのではないかと思います。それだけでなくハムスターはペットとして人気であり、一方でネズミは駆除されるほどの嫌われ者。ネズミも姿は愛らしいのに、どうしてネズミは嫌われてしまったのでしょうか。

その理由の一説としては、ネズミは現状多くの菌やウイルスの媒介になり不潔な存在であるからと考えられます。たとえば、サルモネラ菌やハンタウイルス、嘔吐・発熱などの異常を引き起こすパラチフスA菌や腸チフス菌といった、さまざまな病原菌を持っている可能性があるのです。このようにネズミは、病気や菌の媒介リスクが高く、危ない存在のため嫌われているのでしょう。

ただ、近年ではドブネズミをペット化した「ファンシーラット」も人気を集めています。そのため、すべてのネズミが人間から嫌われているというわけではありません。

ネズミ被害はハムスターで減らせるかも?

ネズミ被害 ハムスター

ネズミにとって天敵といえばヘビなどの爬虫類が代表的ですが、じつはハムスターもネズミにとっては苦手なもののひとつとなります。なぜなら、縄張り意識の強いハムスターのにおいは、ネズミを警戒させることがあるためです。ネズミはハムスターのにおいを「ほかのネズミの縄張りだ」と察知するため、なるべく関わらないように近づきにくくなることがあります。

このようにハムスターはネズミよけに期待できますが、ネズミにも個体差があるため効果に過信は禁物。その点を考慮したうえであれば、ネズミ対策としてハムスターを飼うのも選択肢のひとつといえるでしょう。

また、もちろんハムスターに限らないことですが、ペットは安易に飼うものではありません。正しい飼育知識を把握しておき、環境を準備したうえで愛情を持って最後まで育てることが大切ですよ。

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