鳩の鳴き声の種類|鳴く意味・タイミングを解説!

鳩の鳴き声 意味 害獣・害鳥

よく公園などで「ポッポー」と鳴いていることがある鳩。日本でよくみられる鳩は意外にも多くの種類があり、それぞれ鳴き声が少し違います。

またこの鳩の鳴き声はただ鳴いているのではなく、しっかりとした意味があります。意味を理解しておくと鳩がしている行動を把握できるのです。

この記事では、そんな鳩の種類や鳴き声が持つ意味について詳しく解説します。また、鳴き声による騒音の元となる鳩を対策する方法についても詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

【鳩の種類別】鳴き声の特徴を解説

鳩の鳴き声 特徴

まずは日本にはどんな鳩が生息しているのか、その種類の特徴と鳴き声を簡単にご紹介しましょう。

・ドバト(カワラバト)
公園や街中でよく見かける灰色っぽい鳩の名前はドバトといいます。おもに「クックー」や「ゴロッポ」、といった声で鳴きます。
・キジバト
早朝に「デッデー・ポッポー」というリズム感のある鳴き声をします。魚のうろこのような模様の羽を持つ日本在来種です。
・シラコバト(ノバト)
おもに埼玉県の東側に見られる鳩で、国の天然記念物にも指定されています。「クッ、クーッ、クッ」といったように、3回に分けて鳴くのが特徴です。
・アオバト
広葉樹林をすみ処とする、珍しい種類の鳩です。「アオーアオー」という鳴き声や黄緑色の外見のため、なかなか個性的です。

ほかにも、特定の離島にのみ生息しているキンバトやカラスバトなどもいます。このなかでもドバトやキジバトは普段の生活で見かけることが多いでしょう。

そもそも鳩はどうして鳴く?その理由とは

鳩の鳴き声 理由

そもそもなぜ鳩は鳴くのか、その理由はおもに求愛行動や縄張り主張のためです。たとえばキジバト特有の「デッデー・ポッポー」という鳴き声もそれにあたります。であれば、鳩にも繁殖シーズンがあるのではないかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、鳩は季節関係なく繁殖することが可能なので、決まった繁殖シーズンはないのです。そのため、場合によっては年中鳩の鳴き声が聞こえてきているという方もいらっしゃるでしょう。

またあまり聞くことはないですが、縄張りを守るための威嚇として「カッ、カッ、カッ」といった声で鳴くことも。頭を振ったりなどの動作をして、これ以上縄張りを荒らされまいと威嚇をする姿勢を取るのです。

これらの鳴き声が聞こえてきたら、周りを見渡してみましょう。もしかしたら、鳩がすぐそばにいるかもしれません。

鳩が鳴くタイミング|朝によく聞こえるのはなぜ?

鳩の鳴き声 タイミング

鳩が鳴く時間帯といえば、「朝」と答える方が多いのではないでしょうか。鳩に限らず、多くの鳥類はとても早起きであり、早朝の4時ごろにはすでに活動を始めて鳴いていることもあります。しかし、朝だけ鳴いているというわけではありません。

ですが、日中に鳴いているイメージもあまりわかないですよね。その要因としては、昼間と早朝での“環境の差”にあります。普段人間が活動している昼間でも鳩は変わらず鳴いていますが、周りの雑音や動作音などにより、相対的に鳩の声が気になりにくくなっているのです。

反対に、朝の場合は日中よりも車などのエンジン音や雑音などが少ないため鳩の鳴き声が目立ちます。さらに、早朝の空気は日中よりも澄んでいるため、鳩の鳴き声がより響きやすい環境になっているのです。もちろん、日中でも雑音の少ない環境にいれば、鳩の鳴き声がよく聞こえることもあるでしょう。

鳩の騒音・糞害に困ったときの対策

鳩の鳴き声 対策

鳩は鳴き声による騒音やフンによる汚染・病気の原因になることがあり、少々厄介な面もみられる鳥類です。なんとか解決したいと思って、鳩の駆除を考えてしまうかもしれません。しかし、鳩は「鳥獣保護管理法」という法律で守られているため、勝手に駆除したら罰せられてしまうのです。そのため、駆除以外で対策方法を考えるようにしてください。

たとえば、鳩が嫌がる臭いを出す「忌避剤」を使用する対策方法が有効です。ハーブ系の香りは鳩にとって苦手であり、家に近づく鳩を追い払うできます。さらに、鳩は嫌な体験をした場所を記憶する習性があるので、今後鳩が来る可能性を少なくすることが可能です。ただ、鳩のフンを残していると臭いにより寄ってくる場合もあるので、設置場所は清潔にしておくようにしましょう。

ほかにも防鳥ネットや超音波器、天敵の鳥を模した模型などのグッズもあるので、使い方に気をつけながら試してみるとよいでしょう。

なかなかいなくならないときはプロに依頼しよう

鳩の鳴き声 依頼

先ほどご紹介した対策グッズはどれも鳩の駆除ではなく、近づけさせないようにする手段にしかすぎません。鳩の特徴や習性を利用したもののため、基本的には嫌がって近づくことはないのですが、たまにお構いなしに居座ってくる図太い性格の鳩もいます。その場合は対策グッズだけでは追い払うのが難しいため、プロの業者に依頼するのが得策でしょう。

鳩対策のプロであれば、鳩に対する知識や追い払うためのノウハウをしっかりと持っているので、安心してお任せすることができます。もちろん鳥獣保護管理法によりプロの業者でも鳩の駆除はすることができませんが、鳩の問題を根本的に解決することができるでしょう。

また、業者依頼にかかる費用を知りたい場合は、気になる業者に連絡をしてみて見積りを取ってもらうとよいでしょう。安く依頼したい場合は、複数の業者から見積りを取って比較することをおすすめします。

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