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名護市
名護市は、キャッチコピーに「あけみお」という言葉を採用しています。「あけみお」というのは、静かな夜明けのときに楽しむことができる青々とした海を意味する言葉です。そのキャッチコピーどおりの海の美しさはもちろん、シークワーサーの産地で全国的に知られている「勝山」や大自然の中でリバートレッキングが楽しめる滝などがあり、特に郊外には大自然を満喫することができる観光名所がいくつもあります。一方で名護市の魅力はそれだけではありあません。市街地には自然の景観とは全く違った姿を楽しませてくれる魅力が溢れています。中でも、名護大通りの中央にそびえ立つ「ひんぷんガジュマル」は、一見の価値がある存在と言えるでしょう。なお、この「ひんぷん」というのは屋敷の正門と母屋との間に設けられた屏風石のことで、外からの目隠しに加えて悪霊の侵入を防いでくれる存在として沖縄の民家には頻繁に取り入れられてきた存在です。一方で「ガジュマル」というのは名護市のシンボルでもあり、パワースポットとしても高い人気を集めている樹木です。このガジュマルの木の傍らにある石碑がひんぷんと見えることから「ひんぷんガジュマル」の名で親しまれており、本市を語るうえで欠かすことのできない存在です。