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中国で今年初の黄砂観測 日本でも13日午前に飛来の可能性

公開日:2025.3.12 更新日:2025.3.12
中国で今年初の黄砂観測 日本でも13日午前に飛来の可能性

中国気象当局(中央気象台)はきのうからきょうにかけて、今年初となる黄砂警報を発表しました。現地では、内モンゴル自治区や華北地域など広範囲で黄砂が観測され、視界不良や交通への影響も報告されています。

これを受けて、日本の気象庁は、今回の黄砂が早ければあす(3月13日)午前中には北海道や東北地方に到達する見通しを示しており、注意を呼びかけています。
現時点では西日本や中部地方への影響は不明ですが、飛来の可能性があるため、広範囲での警戒が必要です。

今年の黄砂、例年よりも早い発生と指摘

中国北部から広がる影響範囲と気候要因

黄砂イメージ

今回観測された黄砂は、中国北部や内モンゴル自治区の広い範囲で発生しており、冬季の降水量不足や気温上昇が背景にあると専門家は分析しています。さらに、長期的な気候変動や土地の劣化、砂漠化の進行も影響していると見られています。

黄砂が春先に日本へ飛来することは例年見られる現象ですが、3月上旬での大規模な黄砂飛来は比較的早いタイミングとされ、注意が必要な状況です。

日本への影響予測:過去の事例から見えるリスク

健康・生活インフラ・交通への影響も懸念

アレルギーで目がかゆい女性の写真

中国で発生した黄砂が日本に到達するまでの期間は通常2〜5日程度とされており、今回もその範囲での飛来が見込まれています。過去には、以下のような影響が日本各地で確認されています。

・視界不良による航空便や交通機関への影響
・健康被害(喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、肌荒れなど)
・生活環境への影響(車両や住宅外壁、洗濯物などへの付着)

特に呼吸器系の疾患を抱える人や高齢者、小さな子どもがいる家庭では、飛来前からの対策が求められます。

家庭でできる具体的な黄砂対策

屋外・屋内を分けた実践的対応策

黄砂がいっぱいついた洗濯物のイラスト

今回の黄砂飛来に備え、一般家庭でできる具体的な対策として以下が推奨されます。

■屋外での対策
・外出時はマスクやメガネを着用し、吸い込みや目への刺激を防ぐ
・長袖や帽子などで皮膚への付着を防止
・不要不急の外出は控える

■屋内での対策
・窓やドアをしっかり閉めて侵入を防ぐ
・換気時は空気清浄機やフィルター併用
・帰宅時に衣服や荷物を玄関先で払う
・床や家具の濡れ拭きで微細な砂塵の除去
・カーテンや布団の洗濯(室内干し推奨)

■関連記事
自宅での黄砂の掃除方法とは?上手な掃除法や日頃からの対策について

大量飛来・室内侵入時の対応には専門業者も選択肢

エアコンや換気口など「見えない場所」の汚染に注意

エアコン清掃をする女性スタッフの写真

大量の黄砂飛来時や、室内に入り込んだ黄砂への対応が難しい場合には、ハウスクリーニング業者の利用も現実的な選択肢です。
以下のケースでは専門業者が有効です。

・エアコン内部や換気ダクトへの付着
・カーペットやソファ内部の微細な粒子の蓄積
・黄砂飛来後にアレルギーや体調不良が続く場合

最近では黄砂・花粉・PM2.5対応の清掃メニューを提供する業者も増えており、自力での掃除が困難な場合に活用できます。

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「自宅の黄砂対策、どこまで必要なのかわからない」「本当に気になる場所だけ掃除してほしい」と感じる方は、ハウスクリーニング専門業者への無料相談を活用してみてください。黄砂除去に特化したプランの提案や、家ごとの状況に合わせた最適な対策方法をプロがアドバイスしてくれます。無理な営業は一切ないので、まずは気軽に相談するのがおすすめです。



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まとめ

最新情報に注意し早めの対策を

住宅と黄砂のイメージ画像

今回、中国で発生した今年初の黄砂は、すでに広範囲で影響を及ぼしており、日本でも13日午前から北海道・東北地方で確認される可能性が高まっています。
これまでの例から考えても、急な飛来や広範囲への拡大もあり得るため、油断は禁物です。

今後の最新情報は、気象庁や環境省、日本気象協会の公式サイトなどから随時確認し、必要な対策を講じましょう。

【参考リンク・公式情報】
気象庁・環境省 黄砂情報
日本気象協会 tenki.jp 黄砂情報