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寺町駅は広島電鉄横川線の停留場であり、十日市町停留場と別院前停留場の間に位置しています。駅名は地名に由来しており、周辺にはその名の通り、調専寺・元成寺・善正寺・光円寺などの寺院が並んでいるエリアがあります。上り・下りのホームは離れて設けられてあり、横川駅へ向かう下りホームは北側に、十日市町方面へと向かう上りホームは南側にあります。
昭和２０年の原爆投下によって、広島市内を走る路面電車はすべて運行休止となりましたが、同駅を含む十日市町から別院前の区間は早急に復旧されました。同線が敷かれている道路は復興に伴う都市計画によって幅が広げられ、以前より人々の往来が多くなりました。
駅は寺町通りに設けられており、すぐ北を寺町電停の交差点で城南通りと交差します。東へ進めば旧太田川が流れており、渡ってすぐの場所に広島グリーンアリーナ、広島市中央公園、ひろしま美術館があり、その南には原爆ドームがあります。広島城も間近にあり、これらのスポットへのアクセスは最寄りとされる県庁前駅と同等です。一方、駅の西側には天満川が流れており、その向こうには住宅街が形成されています。道なりに進むと山陽本線が走っているのが見えてきます。