台風7号・8号・9号同時発生 “トリプル台風”に警戒を
公開日:2025.7.25 更新日:2025.7.25
日本列島へ迫る影響と備えのポイント
7月24日正午、マリアナ諸島で台風9号(クローサ)が発生し、すでに発達していた台風7号(フランシスコ)・8号(コメイ)と合わせ、日本周辺には3つの台風が同時に存在する“トリプル台風”の状態となりました。
複数台風の同時接近は進路・影響の読みづらさが増すため、今後の動きや各地の警戒ポイント、万全の備えを早めに講じることが重要です。
日本列島へ迫る影響と備えのポイント
7月24日正午、マリアナ諸島で台風9号(クローサ)が発生し、すでに発達していた台風7号(フランシスコ)・8号(コメイ)と合わせ、日本周辺には3つの台風が同時に存在する“トリプル台風”の状態となりました。
複数台風の同時接近は進路・影響の読みづらさが増すため、今後の動きや各地の警戒ポイント、万全の備えを早めに講じることが重要です。
気象庁などの発表によると、台風7号は7月23日午前、8号は同日午後に発生。続いて9号が24日正午に発生し、わずか数日で日本の南に3つの台風が並ぶ異例の状況となりました。
これらはそれぞれ海域と発達のタイミングが異なり、重なったことで台風予報図には“台風だらけ”の状況が映し出され、異常気象の前兆とも見られています。
台風7号(フランシスコ)は与那国島の北北東を西へ進行中。勢力は衰えつつも、活発な雨雲を伴う東側の影響で九州南部から奄美、沖縄大東諸島にかけて強雨・高波が続く恐れがあります。
特に南西諸島では今後も荒天の可能性が高く、警戒が必要です。
台風8号(コメイ)は南シナ海から北東へ進行中で、26日(土)には宮古島付近を通過する見通しです。勢力は「強い」から回復傾向ながら26日までに中心気圧は985→994hPaとなり、最大瞬間風速も30m/s前後と予想され、依然警戒を怠れません。
広い強風域を伴い、高波の影響も加わり、沿岸や島しょ部では浸水や飛来物による被害の可能性があります。
24日正午に発生した台風9号(クローサ)は、北北西にゆっくり進んでおり、中心気圧1002hPa、最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/sの初期段階にあります。
27日には小笠原近海で発達する可能性が高く、今後日本本土への影響もゼロとは言えず、進路・強度の変化に引き続き注視が必要です。
“トリプル台風”は日本列島に極めて珍しい現象であり、予測難度も高く、接近する地域や影響範囲も広がる可能性があります。今後数日にかけて進路や勢力変化の報道が続く見通しです。最新情報を必ず確認し、不測の事態に備える準備を怠らないようにしましょう。