羽アリの大量発生するベランダの共通点|駆除・予防方法も解説

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ベランダに、羽の付いたクロアリのような昆虫が大量発生しているのを見かけたことはありますでしょうか。じつはベランダで大量発生する羽の生えたアリは、「シロアリ」という害虫であることが多いです。これを駆除をせず見逃してしまうと新しい巣を作ってしまうので、家を守るためには早々に駆除しなければなりません。

この記事では、なぜシロアリの羽アリがベランダに大量発生してしまうのか、その理由と対処方法について解説していきます。

羽アリがベランダ内に大量発生してしまうのはなぜ?

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そもそもなぜ、羽アリがベランダに大量発生するのか。その理由の多くは自宅、もしくはその近くにシロアリの巣があるからだといわれています。

一部のシロアリは繁殖時期になると、羽アリとなって巣(コロニー)を飛び出し、新しい巣作り場所を求めて飛び立っていくのです。そのため、羽アリの集合場所のひとつとしてベランダで大量発生するケースがあります。

またシロアリの巣といえば床下をイメージする方も多いかもしれませんが、ベランダ付近に巣を作っている可能性も。またシロアリは湿っている木材を好んで食べるため、屋根裏などから雨漏りが発生しているとシロアリが巣を作ることもあるので注意が必要です。

このように、さまざまな原因で羽アリの大量発生が起こりえます。基本的には自宅にシロアリの巣が作られているケースが多いので、羽アリを見かけたらすぐに対処をしましょう。

羽アリの種類を時期と時間帯の傾向で見分けよう

羽アリの大量発生

羽アリは、その種類によって体の特徴や現れる時期・時間帯が異なってきます。効果的にアリを駆除するためには、羽アリを観察して種類を把握しておきましょう。

・ヤマトシロアリ
北海道の一部地域以外でよく見られるシロアリです。羽アリはクロアリと似ている黒い頭と体を持ち、細長い羽と数珠のような触覚をしています。

・イエシロアリ
6~7月ごろの夕方~夜の時間帯に羽アリが飛ぶことが多いです。ヤマトシロアリを全体的に茶色に染めたような色をしているため、比較的見分けは付きやすいでしょう。

・アメリカカンザイシロアリ
アメリカ原産のシロアリで、羽アリは春~秋まで見かけることも。オレンジ色に近い頭と体を持ち、羽が黒いという特徴的な体をしています。

・クロアリ
5~6月ごろに出現。一見シロアリの羽アリと間違えやすいですが、クロアリの羽アリには腰部分に特有のくびれがあるので、しっかりと観察して見分けましょう。

ベランダの羽アリを放置するのは危険!その理由とは

羽アリの大量発生 危険

ベランダに羽アリが大量発生したら、すぐに対処することが大切。羽アリをそのまま放置すると家の中への侵入を許してしまい、深刻な被害が発生する可能性があるからです。

たとえばクロアリの羽アリであれば、ベランダ付近の窓や排気口などから侵入し、家の中にある食べ物を食べにくるかもしれません。さらに、シロアリの羽アリに関してはとくに危険で、家の中にある天井裏などの木材の中に巣を作って繁殖してしまう場合もあります。そうなると、家にとって重要な柱や床などの建築材料をボロボロに食害され、最悪の場合シロアリの食害が原因で建物が倒壊してしまう可能性だってあるのです。

また、シロアリの侵入が水漏れを起こす原因になることも。シロアリは“蟻道(ぎどう)”というアリの通り道を作る際、床下につながっている水道管にダメージを与えることがあります。その傷から水漏れが起きる可能性もあるので注意しましょう。

ベランダの羽アリを駆除・予防する方法

羽アリの大量発生 駆除

羽アリを見つけたら、逃げてしまうまえに的確に駆除しなければなりません。なぜなら、新しく巣を作られてしまう可能性があるからです。そんなときは、以下の道具を使って羽アリを逃がさず駆除しましょう。

・粘着シート(コロコロ)を使って羽アリをくっつける
・掃除機で一気に羽アリを吸い取る

とくに掃除機は、吸い込むときの圧力で羽アリが絶命するため逃げ出す心配がほぼありません。ただ、羽アリの駆除に殺虫剤は使わないようにしましょう。殺虫剤には羽アリを遠ざける成分が含まれているため、羽アリを逃がしてしまいやすいのです。

また、羽アリを駆除し終えたら一安心ですが、それで終わらせないようにしてください。この記事で伝えたとおり、羽アリの発生場所付近にはシロアリの巣がある可能性が高いからです。羽アリ駆除後は害虫駆除のプロに依頼して、自宅にシロアリの巣が作られていないか確認してもらいましょう。

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