羽蟻を見かけたらまずは確認!見分け方と対策方法を解説

羽蟻 見分け方 シロアリ

ある日ベランダや庭などに、羽がくっついたアリを見かけたことはありますでしょうか?普段見かけない姿から新しい種類のアリではないかと思ってしまいますが、実は道端などでエサを運んでいるクロアリと同じ種類であるケースが多いです。

しかし羽蟻には「シロアリ」という、放っておくと家の木材や木を食い荒らす害虫もいるので注意しなければなりません。そこで今回は、クロアリとシロアリの羽蟻の特徴や、対策方法についてご紹介していきます。

羽の生えたシロアリとクロアリの特徴

羽蟻 特徴

もし羽蟻を見かけることがあったら、まずはその姿をじっくりと観察してアリの種類を見極めてみてください。もしシロアリであった場合は、家に深刻な被害をもたらすおそれがあるため、一刻も早く駆除しなければならないからです。以下に、クロアリとシロアリの特徴をまとめましたので参考にしてみてください。

【クロアリの羽蟻】
・触覚が「く」の字になっている
・体の真ん中にくびれがある
・後ろの羽が小さめになっている

【シロアリの羽蟻】
・触覚がまっすぐ伸びている
・くびれの無い寸胴な体型
・4つの羽がほぼ同じ大きさ

なお、体の色については両者とも種類によって異なり見分けにくいため、体の形を見たほうが判断しやすいでしょう。また、クロアリは放っておいてもよいですが、どちらか見分けが付かない場合はシロアリの可能性を考えて念のため駆除をしておいたほうがよいといえます。

シロアリを発見したときの正しい駆除方法

羽蟻 正しい駆除方法

もし羽蟻の正体がシロアリのものであると分かった場合は、ただちに駆除することが大切。基本的にシロアリは産卵シーズンになると羽蟻が増えて集団で飛んでいき(群飛)、次の巣を作るための場所を探します。そのため、駆除できるときに駆除しておかないと、逃げた羽蟻が新しく巣を作ることで、より被害が深刻化するでしょう。

ただし、駆除をするときは一網打尽にできるよう、集団の羽蟻を一気に駆除する必要があります。そんなときに役立つ駆除の手段が「掃除機で吸い込む」こと。掃除機が強い力で羽蟻を吸い込んでくれるため、羽蟻をなるべく逃がさずに対処できるのです。さらに、羽蟻は体が弱くて羽も取れやすいため、風圧により捕獲と同時に駆除もできます。

なお、つぶしたり、殺虫剤をかけたりする方法もありますが、羽蟻が散ることで逃がしてしまう可能性が高いので、駆除手段としてはおすすめできません。

羽蟻のシロアリを侵入させないためには

羽蟻 侵入させない

目の前の羽蟻を駆除できたら、これで終わらせずに侵入対策もしておきましょう。羽蟻は体が小さいため、少しでも隙間があれば部屋の中へ侵入してくる可能性があります。羽蟻の侵入を防ぎ、家を守るためにおこなえる2つの簡単な対策方法について、ここでご紹介しましょう。

・窓や網戸の扱いに気をつける
羽蟻は多少粗めの網戸でも侵入可能なほど小さいので、目が細かいものに変えておくとよいでしょう。また、窓の開け方にも注意が必要。半開きといった中途半端な開け方の場合、窓と網戸の間に隙間ができるため、虫の侵入を許してしまいます。

・部屋の光を外に出さない
日本に生息している多くのシロアリは、光に寄せられて飛んでいく性質を持っています。そのため、夜に電気を点ける際は光を外に出さないことが重要。たとえば遮光性の高いブラインドの設置が考えられますが、遮光カーテンを取り付けるだけでも十分対策になるでしょう。

日本で見られる厄介なシロアリの種類

シロアリ 種類

最後に、日本で見かけることのあるシロアリの種類について詳しくご紹介しましょう。人間が住む家屋に深刻な被害を与えるのは以下の3種類だといわれています。

【日本にいるシロアリの種類】
ヤマトシロアリ:ほぼ全国でみられる、床下など湿度が高い場所を好む。
イエシロアリ:温暖な地域に生息。食欲旺盛で被害が深刻化しやすい。
アメリカカンザイシロアリ:おもに西日本に多く見られる外来種のシロアリ。乾燥に強くてしぶといため駆除が難しい。

このように、日本のシロアリはどの種類も木材をボロボロにするやっかいなものです。とくにアメリカカンザイシロアリは、ほかのシロアリと違った特徴を持つためとくに気をつけなければなりません。また、家の中にシロアリがいる場合は無理に個人で駆除しようとせず、プロの業者に依頼して根本的な駆除をしてもらいましょう。

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