シロアリの大きさとクロアリとの違い!羽アリにも注目しよう

シロアリ 大きさ シロアリ

古くなった木などに巣を作り、自然界では腐った木を掃除してくれるシロアリですが、住宅に住み着いた場合はとてもやっかいな害虫です。シロアリは家の床下などの見えない位置から家をボロボロにしていくため被害に気づきにくく、気づいたころにはすでに木材がスカスカになっているということがあります。

木材がスカスカに食べられていると地震などの影響で倒壊してしまうリスクが高くなるため、早めにシロアリを見つけて対処することが大切です。ここでは、シロアリ発見のために必要となる姿や巣の見た目の情報や、シロアリを確認する方法について解説していきます。

シロアリとクロアリの大きさと違い

シロアリとクロアリ 違い

「アリ」と名前がついていることから、よく外で見かける「黒いアリ」をイメージする方が多いかもしれません。たしかに似たような名前ではありますが、じつはシロアリとクロアリは別の種類。シロアリは厳密にいえばゴキブリの仲間であり、クロアリは蜂の仲間のため見た目や生態に違いがあるのです。

まず外でよく見かけるクロアリについてですが、体長は2~3mmほどでスリムなくびれのある体になっています。真っ黒な体をしているルリアリや毛の生えたトビイロケアリ、少し茶色みがかかった色をしているヒメアリなどがあり、雑食性で食べかすやほかの昆虫をエサとして生活しているのです。

対してシロアリは名前の通り白色がメインの体をしていて、クロアリのようなスリムなくびれはありません。さらに5~9mmほどの体長でクロアリと比べて少し大きいのです。なお、シロアリは雑食な一面はありますが、基本的には木材を好んで食べます。

羽アリの姿もシロアリとクロアリで違う

シロアリとクロアリ 羽アリ

ここまで解説したとおり、シロアリとクロアリは全くの別種類の昆虫ですが女王を中心とした社会を持って巣を作っている点は共通しています。エサや巣を作る役割である働きアリや、巣や仲間を守る兵隊アリといったもののほかに、新しい巣を求めて別の場所へと飛び立つ「羽アリ」という役割のアリもいます。羽アリもシロアリとクロアリで大きな違いがあるので、覚えておくとよいでしょう。

クロアリの羽アリの場合、クロアリの姿のまま羽が生えたような形をしており、羽の形は蜂に近いです。対してシロアリの羽アリは、元々あった白い体ではなく黒や茶色といった色に変色しています。さらに、羽の長さは体長の2倍ほどまで長くなっているのが特徴です。

また、両者を見分けるなら「体の形」「羽の長さ」「触覚」を見比べてみてください。シロアリの方は寸胴の体で羽が長く、点々のような特徴的ともいえる触覚を持っています。

シロアリの種類によって巣の場所や規模が違う

シロアリ 巣の規模

シロアリは床下などに巣を作る点は共通していますが、シロアリの種類によって巣を作る場所や規模が違います。家に住みついているシロアリの種類を判断するために重要な情報なので知っておくとよいでしょう。ここでは、日本の家屋で発生被害が多い2種類のシロアリについて解説します。

・ヤマトシロアリ
ヤマトシロアリは食べた木材をそのまま巣として利用するシロアリの種類です。そのため家の柱のいたるところに巣を作られる可能性があります。また、ヤマトシロアリは数万ほどの規模の個体まで繁殖することがあるので、早めの駆除が必要です。

・イエシロアリ
イエシロアリは木材を巣にするヤマトシロアリと違い、巣材を集めて独自の巣を作ります。巣はイエシロアリの個体数が増えるごとにどんどんと大きくなっていき、やがて数百万ほどの個体に増えることもあります。

シロアリ被害を確認するポイント

シロアリ 被害確認

もし自宅にシロアリがいるか確かめたいのであれば、以下の点に気をつけて調査してみましょう。

・蟻道の有無
床下から伸びている土ぶくれのようなものは「蟻道(ぎどう)」というシロアリの通り道です。コンクリートや水道管の上にも蟻道を作ることもあります。

・叩くと異音がするか
シロアリ被害が進行している床や柱は、ほかの場所と違った空洞音がします。また、壁や床を押してみて、へこんでいる場合も要注意でしょう。

・砂粒のようなものが落ちている
アメリカカンザイシロアリという種類は、所かまわず砂粒のようなフンをするため、見つけた場合はすぐにシロアリ駆除を依頼することが大切です。

・羽アリの羽が落ちている
羽アリの羽は外れやすいです。そのため、部屋にシロアリの羽アリ特有の長い羽が落ちていたら、シロアリ被害が進行している可能性が高いでしょう。

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