ウッドチップはシロアリの発生源!寄せ付けないための予防策とは

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庭に敷いたり、植木鉢の上に敷いたりすることでインテリアになるほか、土の上から侵入してくる害虫対策にもなるウッドチップ。そんな便利なものですが、ウッドチップはシロアリにとって大好物の木材であるため、シロアリが家に近づくきっかけを作ってしまうことも。そのため、ウッドチップを使用する際はできるだけシロアリ対策をしておくことをおすすめします。

そこでこの記事では、ウッドチップのシロアリ対策について詳しくご紹介していきます。

ウッドチップにシロアリはなぜ寄ってくる?

ウッドチップにシロアリ なぜ

家の床下などに住み着き、木材を食べてボロボロにするやっかいな害虫のイメージがあるシロアリですが、自然界では土の中や枯れ木の中を好んで巣作りをする習性があります。シロアリが持つ白い皮膚はとても薄くて乾燥にとても弱いため、基本的に外へ出ることなく活動しているのです。この習性があることにより、ウッドチップのある環境をシロアリは好みます。

どういうことかといいますと、ウッドチップが敷いてある土の中は「シロアリにとってかなり都合のよい環境」であるからです。ウッドチップは土の上に敷いておくと、土の表面に含まれる水分が蒸発しにくくなります。それにより湿度が高まりやすくなってしまい、乾燥を嫌うシロアリが近づきやすい環境になるのです。

さらに、シロアリはウッドチップを好んで食害することも。その寄ってきたシロアリが床下に侵入するおそれもあるので、しっかりと対策することが重要です。

シロアリが好んで食べる木材の種類

ウッドチップにシロアリ 好みの木材

先ほど「ウッドチップはシロアリに食害される」とお伝えしましたが、すべての木材を好むわけではなく木材の種類によって食害の遭いやすさが違ってきます。ここからシロアリと木材の相性についてご紹介していきますので、シロアリ対策に必要な知識のひとつとして参考にしてみてください。

・シロアリが好んで食べる木材
シロアリは多くの種類の木材を食べることができますが、そのなかでも「柔らかい木材」は大好物です。たとえばアカマツやクロマツといった松の木のほか、ヤナギやモミなどの木も好む傾向があります。これらの素材が使われているウッドチップは避けたほうが無難でしょう。

・シロアリが好まない木材
反対に、幹の部分がとても硬い木材はあまり好みません。たとえばスギ・ヒノキ・ケヤキといった木が該当します。ただし、あくまで「好まない」といっただけであり、場合によってはシロアリが食べることもあるのでご注意ください。

ウッドチップ使用時に気をつけたいシロアリ対策

ウッドチップ シロアリ対策

ウッドチップを使用する際は、できるだけシロアリ対策をしておくとよいでしょう。たとえば、以下の3点が挙げられます。

・土から砂利や石へ変える
少し大掛かりな方法になりますが、庭の土を砂利に変えることで対策になります。砂利は水はけがよくて乾燥しやすいため、シロアリが棲む環境として適さないのです。

・ウッドチップの種類を変える
大きなウッドチップの場合、シロアリが穴を開けて巣の一部として使うことも。1cm未満のウッドチップであればシロアリが巣を作ることがほぼできなくなります。また、防虫効果のあるウッドチップもあるため、選んでおくとよいでしょう。

・日当たりを良くする
シロアリは湿気を好むため、日陰の多い環境に住み着きやすいです。そのため、長い雑草など日当たりを邪魔するものを取り除くことで、シロアリ対策となります。

ウッドチップの代替品になる素材も考えてみよう

ウッドチップにシロアリ 代替品

とくにウッドチップにこだわりがなければ、代替品になるほかの素材を使用することも考えてみましょう。ウッドチップのように使える素材は、以下の2点が挙げられます。

・バークチップ
ウッドチップは木の幹を素材として作られているのに対して、バークチップは「樹皮」を素材として使います。基本的に樹皮はとても硬いため、シロアリが好んで食べることはほとんどありません。さらに、バークチップはささくれが少ないため、シロアリ以外にもほかの虫も食べられにくいため多くの害虫の対策方法として役立つのです。

・クルミの殻
クルミの殻はとても硬く、木材ではないためシロアリがエサとして食害することはまずありません。バークチップよりも重量があって比較的風に飛ばされにくく、踏んだときにクルミ同士がぶつかる音が防犯の役割にもなってくれます。

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