モルタル外壁とはどんなもの?種類や価格相場をご紹介

モルタル外壁 価格相場 外壁塗装

住居を彩るのに重要な要素のひとつである外壁。せっかくご自身の家を持つならきれいなデザイン性の良い外壁にしてにしておきたいと考えている方も多いでしょう。そのなかで選択肢のひとつとして上がるのが「モルタル外壁」です。

モルタル外壁は1990年代以前にも使用されていたほど歴史が長くて耐久性の高い壁材ですが、近年ではデザインの良いものも多いため、「耐久性・デザイン性」の両立が可能となっています。

そこで今回は、モルタル外壁の種類や価格相場について解説していくので、参考にしてみてください。

モルタル外壁の「モルタル」とは?

モルタルとは

モルタル外壁のモルタルとは、「砂・セメント・水」を組み合わせて混ぜて作られた建築材料のことです。セメントは水につけると固まるといった性質があり、そこに砂を混ぜ合わせることによって耐久性の高い外壁が出来上がります。なお、モルタルと似た建築材に「コンクリート」がありますが、モルタルはコンクリートのように砂利を使わないため、水はけがよくてきれいに仕上がりやすいというメリットがあるのです。

また、モルタルはとくに1980年代までの一般住宅に使われていることが多い建築材料で、「ラス網」とよばれる針金を網目状にしたものの上に固まる前のモルタルを塗装するように仕上げていくことによって仕上げられます。ちなみにモルタルの寿命はおよそ30年といわれており、しっかりとメンテナンスを怠らなければ長持ちしてくれるのです。

モルタル外壁の種類を5つご紹介!

モルタル外壁 種類

ここでは、モルタル外壁の種類について簡単にご紹介します。

・スタッコ壁
スタッコとは「ザラザラしている」ということの意味で、仕上がると外壁に重量感のある凹凸ができあがります。耐久性が高いものの、凹凸面に汚れが付きやすい点に注意が必要です。

・リシン壁
スタッコと似ていますが、凹凸が石粒のような形になっているのが特徴です。短期間かつ低価格で塗装しやすいですが、ほかの種類と比べて寿命が短い点に注意が必要です。

・吹き付けタイル壁
陶磁器のような質感があるモルタルの種類です。ランダムに凹凸がある模様ができます。

・ローラー仕上げ
粗い目のついた専用のローラーで施工することにより、均一に仕上がりやすいのが特徴です。

・左官仕上げ
きれいな土壁のような仕上がりになるのが特徴です。コストは高くなるものの、技術の高い職人に依頼することで美しい外壁を作ってくれます。

モルタル外壁の色にもこだわってみよう

モルタル外壁 色

モルタル外壁はとても汎用性の高い建築材であり、さまざまな形に加工ができて耐久性が高いだけでなく、ご自身の好みに合わせた色に塗装しやすいのもメリットです。近年では「カラーモルタル」というモルタル外壁も普及しており、外壁の雰囲気づくりに役立ってくれます。

カラーモルタルで可能な色は、赤・青・緑・黄といった基本的なものからグレー・黒・ベージュといったものまでバリエーションはさまざまです。さらに、依頼する業者によっては色の濃さも選べる場合もあるので、気になる方は検討してみるとよいでしょう。

また1階の外壁は黒色、2階は白色といったツートンカラーのような外壁を作ることも可能です。このように、カラーモルタルを使って外壁をアレンジすることで、きれいにまとまった外壁や個性的な外壁をつくることができます。

モルタル外壁にかかる費用はどのくらい?

モルタル外壁 費用

モルタル外壁にかかる費用の相場は施工する一軒家にある敷地の広さによって変わりますが、大体100万円程度かかることが多いです。この相場のなかには、モルタル外壁の材料費のほか作業に必要な足場代や人件費などが含まれています。具体的には、以下の内訳でモルタル外壁の料金が決定されることが多いです。

【モルタル外壁施工料金の内訳例
・モルタルの材料費
・足場代
・高圧洗浄(掃除)代
・下準備(養生)代
・塗装の人件費

また、モルタル外壁の施工を依頼する業者によって料金が違う場合も。できるだけ損なくモルタル外壁の塗装をお願いしたいなら、ぜひ相見積りを検討してみてください。複数の業者に連絡をして料金を提示してもらうことで、ご自身の住宅にかかる塗装費用の相場を知ることができ、少しでもお得に塗装をしてもらえる業者を選ぶことができます。

税込み地元業者をご紹介
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