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恵那駅はＪＲ中央本線と、第三セクターである明知鉄道明知線の駅です。ＪＲの駅として見た場合には美乃坂本駅と武並駅の間に位置しており、明知線の駅として見れば起点駅です。各駅停車、快速が利用できる以外に、ＪＲの特急しなの、ホームライナー中津川、明知鉄道のレストラン列車として有名な大正ロマン号も停車します。１日あたりの利用者数は、ＪＲの利用者が６千人、明知鉄道利用者が１千人ほどです。両線の駅舎とホームは並ぶように独立して建っており、出入り口も共有されていません。ＪＲホームと明知鉄道ホームの間には金網が設けられています。
駅を出てすぐ横には、恵那市のアンテナショップがあり、ご当地産品を多数取り扱っています。駅前には飲食店が点在しており、名物である栗きんとんを販売している和菓子屋が多数あります。
駅が所在している恵那市大井町はかつて中山道の宿場町であり、江戸から数えて４６番目の大井宿でした。その面影は今日も残っており、観光客の目を楽しませています。中でも旅館であった岩井家は明治天皇が巡行の際に宿泊した場所であり、当時の座敷や風呂場、便所などがそのまま残されています。駅前の通りを真っ直ぐ進むと、中山道広重美術館があります。