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利府駅は、東日本旅客鉄道（JR東日本）の東北本線（利府線）の停車駅です。宮城県宮城郡利府町森郷字柱田にあり、利府線の末端駅となっています。もっともこの利府線は東北本線と便宜上分岐した支線であり、停車する駅も当駅を含め３駅のみとなっています。もともとは貨物列車が走っていた東北本線上の中間駅でしたが、1962年（昭和37年）7月1日路線構造の変更とその後の1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、現在の姿となりました。終着駅のため、頭端式ホーム２面２線の構造で両ホームの一端が１つにつながっており、１・２番線とともに仙台・岩沼方面となっています。駅舎自体は小規模ですが、少ししゃれた外観で近代的な造りとなっています。中も広く、トイレ、自動券売機や自動改札機はもちろんのこと、みどりの窓口も設けられています。ただしバリアフリーは限られており、エレベーターやエスカレーターはありません。しかし利用客数はそこそこ多く、１日の平均乗降人数も２，８００人前後に上ります。駅周辺は病院、役場、郵便局、また銀行が付近にあり、商業施設としてはスーパーやコンビニなどが建っているため、住民や駅利用者にとって暮らしやすい環境が整っています。駅前にはバス停もあり、通常のバスと臨時バスが停まります。スーパーアリーナやスタジアムでのイベント時は駅が訪問客で賑わい、この臨時運行のバスに人が殺到します。