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淀駅は京阪電気鉄道京阪本線の駅であり、八幡市駅と中書島駅の間に位置しています。京都競馬場の最寄駅であり、京都競馬場という副駅名を持っています。同駅と京都競馬場は直結されており、競馬が開催される日には競馬ファンの往来で賑わいを見せています。平均では１日あたり１万１千人近くが利用しており、２面４線のホームには準急と普通電車以外に、急行や通勤準急の一部が停車します。
現在の高架駅は、１９９９年より順次着工されて完成しました。明治３４年の開業以来、室戸台風をはじめとする大型台風の影響によって幾度も水害に見舞われ、地上駅であった同駅は何度も休止を強いられたため高架化されました。これに伴い駅前にはロータリーが設けられ、京都京阪バス、京阪バス、阪急バス、京都市バスの停留所が１個所にまとめられ、京阪淀駅停留所として名称も統一されました。
駅から西を流れる桂川との間には淀城跡、鳥羽伏見之戦跡地をはじめとする史跡が数多くあります。周囲を見渡せば、４方向が山に囲まれており、四神相応之地と言われてきた理由がよく理解できる景色が広がっています。駅の東側には宇治川が流れており、北東にかけて京都競馬場が広大な面積を占めています。