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台風1号発生、梅雨前線の活発化に警戒を

公開日:2025.6.11 更新日:2025.6.11
台風1号発生、梅雨前線の活発化に警戒を

6月11日(水)、南シナ海で今年初めての台風「ウーティップ」が発生しました。昨年12月以来およそ半年ぶりの台風で、統計開始以降でも5番目に遅い発生となります。現在の進路予測では中国・華南地方への接近が有力ですが、台風本体の影響は限定的とされている一方、周辺の湿った空気が梅雨前線を刺激し、本州でも週末以降、強い雨が見込まれます。これから迎える梅雨本番に向けて、間接的な影響にも注意が必要です。

■ 台風1号「ウーティップ」とは

今年初、記録的に遅い発生

台風のイメージ画像

台風1号「ウーティップ」は、6月11日(水)午前9時に南シナ海で発生しました。中心気圧994hPa、最大風速18m/s、瞬間風速は25m/s。今年最初の台風であり、昨年12月以来、約半年ぶりの発生です。平年の台風1号は3月〜6月初旬にかけて発生することが多く、今回のように6月中旬までずれ込むのは異例で、1951年以降では5番目に遅い記録となります。発生海域は海面水温が高く、梅雨前線の活動にも影響を及ぼしやすい地域です。

■ 進路は中国大陸方向、日本への接近はなし

ただし間接的影響には注意

民家に叩きつける豪雨の写真

気象庁などの予測によれば、ウーティップは北西方向に進み、週末にかけて中国・華南地方に接近・上陸する見通しです。日本列島への直接的な接近や暴風域の影響は考えにくいものの、安心はできません。台風周辺の暖かく湿った空気が、梅雨前線を刺激することで日本の天候にも変化をもたらす可能性があります。特に台風接近とは別のタイミングで、大雨が降るリスクがある点には注意が必要です。

■ 梅雨前線の活発化で広がる大雨リスク

西〜東日本で週末以降、雨量増加の恐れ

台風イメージ画像

台風本体の動き以上に重要なのが、周辺の空気の影響です。ウーティップから流れ込む湿った空気は、13日(金)頃から太平洋高気圧の縁を通って梅雨前線に流れ込む見通しで、西〜東日本の広い範囲で前線の活動が活発になるとみられます。
今後の前線の位置によっては、局地的に激しい雨が降り、冠水や土砂災害の危険性が高まるおそれも。特に梅雨入り直後の地盤が緩み始めている地域では、少量の雨でも災害につながる可能性があるため、警戒が必要です。

■ 事前の備えと情報収集を忘れずに

SNSではなく公的な情報源を活用

災害情報をスマホで調べている様子

現時点では、台風による直接的な暴風や高潮の懸念は低いと見られていますが、雨による間接的な影響には備えが欠かせません。お住まいの地域のハザードマップを確認し、避難ルートや避難所の位置を再確認しておきましょう。必要な防災グッズや非常食のチェックもこのタイミングで済ませておくと安心です。
また、SNSの不確かな情報に惑わされず、気象庁や地方自治体、信頼できる気象情報サイトの発表をもとに冷静に判断することが重要です。

雨の前に備える、住まいの点検も検討を

台風や梅雨前線による大雨は、住宅にも思わぬ影響を与えます。特に屋根や外壁の劣化により、気づかないうちに雨漏りが進行しているケースも少なくありません。実際、雨が降ってからでは修理業者への依頼が集中し、対応までに時間がかかることもあるため、天候が安定している今のうちに点検や相談を済ませておくことが重要です。
気になる症状がある場合や、築年数が経過している住宅では、信頼できる業者に事前点検や補修の予約を検討することが、被害の拡大を防ぐ第一歩となります。

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