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一度でも雨漏りした家は危険?雨漏りの原因や再発の防ぎ方について解説

公開日:2023.6.15 更新日:2024.4.19
一度でも雨漏りした家は危険?雨漏りの原因や再発の防ぎ方について解説

雨漏りが発生した家に住んでいると、家だけでなく家族の健康に悪影響が出ることもあります。

この記事では、一度でも雨漏りした家に住むことのリスクや、雨漏りしないために気をつけること、再発を防ぐ方法などについてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。

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1.一度でも雨漏りした家に住み続けるのは危険?

雨漏りした戸建てが抱える3つのリスク

強風で瓦が飛んで雨漏りしている住宅の絵

一度雨漏りしたものの、その後はもう雨漏りしていないから平気だろうと放置するのは、おすすめできません。

確かに一度の雨漏りくらいで住宅の機能が損なわれる恐れは低いですが、雨漏りがあったということは、住宅の防水機能に何らかの不具合があるということです。

これを放置してしまうと、以下のような3つのリスクを生む恐れがあります。

1.家が傷む
雨漏りした際には、破れた屋根の防水シートなどから雨水が入り込み、天井や壁に使用される木材にしみ込みます。
一度や二度ではすぐに影響はありませんが、これが繰り返されることで、住宅の天井や壁、柱などが腐ってしまうことがあります。

2.シロアリの発生
雨漏りによって天井などの木材が腐ると、それを餌にシロアリが繁殖する危険性があります。
一度シロアリが住みついてしまうと、柱や床下の木材を食い荒らし、住宅の歪みや倒壊の恐れがあるため危険です。

3. 喘息やアレルギーの原因にも
住宅の天井や壁に雨水がしみ込んだ状態で湿度の高い状態が続くと、カビが発生することがあります。
カビは空気中に漂うため、これを吸い込むことで喘息やアレルギーを発症する恐れがあるのです。

2.雨漏りが発生する原因とは?

雨漏りが発生する原因や、放置することのリスクを解説

強風で瓦が飛んでしまった屋根の写真

雨漏りが発生するのには、大きく分けて2つの代表的な原因があります。
どこが雨漏りの原因箇所か分からないときは、まずはこれらを疑ってみましょう。

原因その1.屋根材が劣化している
天井からの雨漏りの場合、屋根材の塗膜が劣化し、剝がれているせいで雨水が入り込んでいることがまず考えられます。

屋根材に使われるセメントやスレートは10年に1度は塗装を行う必要がありますが、このような定期メンテナンスを行っていない場合、劣化した屋根材が剥がれ、雨漏りの原因となってしまうのです。

こうした経年劣化のほかにも、台風などで飛来物が屋根にぶつかり、穴の開いた箇所から雨水が入り込むといったケースもあります。

原因その2.コーキング剤が劣化している
コーキング剤とは、窓枠と外壁の隙間を埋める接着剤のようなもので、これが劣化することでも雨漏りは発生します。

住宅を建てる際、外壁に使用されるサイディングと窓枠の隙間はコーキング剤で埋められますが、このコーキング剤の寿命は5~10年ほどと言われています。

コーキング剤は劣化が進むとひび割れが発生し、雨の多い日などはこの隙間から雨水が浸水してくる恐れがあるのです。

3.雨漏りを繰り返す家に住むことのリスクとは?

家だけではなく、家族の健康にも悪影響

雨漏りが原因でカビが発生している絵

雨漏りが発生して、業者などに対応してもらっていない場合、住宅の寿命が縮むだけでなく、そこに住む家族の健康まで脅かしてしまう恐れがあります。

天井や床からしみ込んだ雨水は住宅の基礎構造の木材を徐々に腐らせ、高い湿度によってカビが繁殖します。
カビを放置すると壁の内側や天井裏で繁殖を続けるため、ひどい場合は壁や天井板を剥がしたら一面カビだらけ、といったことも。
こうしたカビは乾燥することで空気中に飛散し、家に住む人が呼吸で吸い込んでしまうと、アレルギー性鼻炎や喘息、肺炎といった病気にかかってしまう恐れがあります。

小さなお子さんがいる場合、家の中をところかまわず触った手を洗わずに、素手で食べ物を口に運ぶこともあるため、カビが体内に入るリスクも高いでしょう。

また、高齢のお年寄りの場合、カビによる肺炎などが発症すると若い人よりも体調を崩しやすく、最悪の場合命を落としてしまうことさえあります。

このように、小さなお子さんや抵抗力の弱いお年寄りがいるご家庭では、雨漏りやカビに対して、より一層の注意が必要なのです。
雨漏りは、住宅の柱や天井といった木材だけでなく、住人の健康を害する危険性もあるため、業者などに相談して早めに対処しましょう。

4.実は施工不良が原因?雨漏りを引き起こす家の特徴とは?

雨漏り対策できていないことが原因

雨漏りで劣化した住宅と困っている夫婦の絵

住宅で雨漏りが発生する原因には屋根材やコーキング剤の劣化、飛来物がぶつかった際の破損などが挙げられますが、施工の時点で業者がミスをしている場合も雨漏りは発生してしまいます。

住宅を建てる際には、緻密な設計計画を作成する必要があります。

高気密・高断熱の住宅を建てるための通気工法などは、通気について正しく理解した施工業者が実施することが必要です。

通気工法を正しく理解していない業者の場合、通気の為の孔の位置を間違える、軒の出が短い、軒天に通気口を設けてしまうといった施工不良によって、雨水の侵入を引き起こしてしまう結果になる恐れがあります。

こうしたケースでは、雨水の浸入を防ぐ専用のパーツなどによって処置することは可能ですが、やはり施工の段階で雨漏りを引き起こさない設計をしてもらうのが一番でしょう。

打ち合わせの段階できちんと相談し、軒の出の長さやバルコニーの雨水処理の流れ、水勾配に問題がないかなどを確認しましょう。
そして、設計に無理のないデザインであることを納得したうえで、施工に取りかかってもらいます。
工事が始まってからも、現場に顔を出して施工している箇所について何気なく聞いてみたり、水の流れについて問題はないかなどを確認したりすると良いでしょう。

5.雨漏りを再発させないためにやるべきことを解説

腕の良い業者に雨漏りの再発を防いでもらう

屋根の点検を行う修理事業者の写真

一度でも雨漏りをした家は、二回目が起こると思って業者に依頼するようにしましょう。

雨漏りは自然に直らないので、一度雨漏りが起こった家では再発する可能性が大きいと言えます。
何度も雨水の侵入を許すことは、住宅の寿命を縮める結果に繋がりかねません。
雨漏りが再発する前に、専門業者に修理をお願いすることをおすすめします。

なるべく早く腕の良い業者を見つけ、確実に雨漏りの原因を突き止めたうえで修復してもらうことが重要です。

それでは、雨漏りに対応できる腕の良い業者はどうやって見つけたら良いでしょうか。

ポイントとなるのは、広告やホームページで「再発防止」を明記しており、「修繕する前から具体的な値段を打ち出していないこと」です。
本来であれば、雨漏りの状況を調査してから修繕費は算出されますが、調査もせずに雨漏り修繕一件いくら、といった一律の金額を提示している業者は避けた方が良いでしょう。

口コミなどで腕の良い業者にお願いすることもできますが、雨漏りが再発している住宅は修復の難易度も高いため、その業者が完全に対応できるとは限りません。

雨漏り改善の実績やノウハウに自信のある業者に依頼することをおすすめします。こうした業者の場合、さまざまな雨漏り事例の知識や経験値が蓄積されており、雨漏りの再発を防げる可能性は高いでしょう。

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