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エアコンの暖房が寒い原因は?対策や業者の選び方、修理の費用相場について

公開日:2023.7.19 更新日:2024.4.16
エアコンの暖房が寒い原因は?対策や業者の選び方、修理の費用相場について

寒い冬を快適に過ごすために役に立つエアコンの暖房機能。しかし、場合によっては暖房をつけていても暖かく感じないこともあります。

そこで今回はエアコンの暖房をつけていて寒いと感じる原因やその対処法をご紹介。また修理業者の選び方や費用も解説します。

1.エアコンの暖房が寒い原因とは?

主な原因

毛布にくるまった猫の写真

寒い冬にエアコン暖房をつけていても寒いと感じる原因はさまざま。
主な原因としては次の理由が考えられます。エアコン周辺を点検してみて、原因を確認しておきましょう。

・室外機の汚れ
外部に配置されている機器だからこそ、室外機にはさまざまな汚れが付着しています。室外機にほこりや砂が付着していると暖房の効率が低下します。また、冬の時期になると霜が付いていることがあります。

室外機の汚れはエアコンの効き目を悪くするだけではなく、電気代上昇の原因にもなります。

・エアコンのガス漏れ
エアコンが効きにくくなる原因として多いのがガス漏れ。
エアコンには冷媒ガスが入れてあり、これが室外機と室内機の間を循環することで、暖かい空気がお部屋に取り入れられています。
冷媒ガスが漏れていると暖かい熱が取り入れにくくなり、エアコン暖房をつけても寒いと感じるようになります。

・外からのすきま風
見落としがちですが、部屋のドアや窓をはじめお部屋にはすきま風が入り込んでくる箇所がたくさんあります
暑い時期には気にならなくても、エアコン暖房を付けている寒い時期にはこうしたすきま風が気になります。
外からの風が吹いてくると、エアコン暖房の効率が悪化してしまいます。

2.エアコンの暖房が寒い時の対処法

主な対処法

雪が積もった室外機の写真

エアコン暖房が寒い場合にできる対処方法は数多くあります。業者に頼むのが望ましいですが、個人でもできることがあります。
主な対処方法は次の通り。

・室外機を掃除する
外に置いておくものであることから汚れに強いものの、定期的な掃除は必要不可欠。最低でも年に一回、使用頻度が高くなる時期より前に掃除するのがおすすめ

やり方としては、掃除機やほうきを利用して室外機に付いたほこりや砂などを取り除いていきます。
なおファン部分は故障しやすいため、掃除の際は注意しましょう。
ちなみにエアコンカバーをかけておくと、室外機が汚れが付くのを防ぐことができます。

・ガス漏れの点検を行う
冷媒ガスが漏れているかどうかの点検は素人が行うのは難しいです。
費用こそかかるものの、専門業者に依頼してガス漏れがしていないかどうか調べてもらいましょう

・すきま風を防ぐ
ドアや窓から吹いてくるすきま風を防ぐことは難しくありません。市販されている隙間テープをすきま風が吹く箇所に貼り付けておきましょう
窓サッシに貼っておくだけでも冬場のエアコン暖房の効率が格段に上がります。
また、隙間テープには防音効果もあり、自宅内外の雑音を防いでくれるのにも役立ちます。

3.寒い日にエアコンの暖房が止まるときの対処法

エアコンの霜取り運転がおすすめ

エアコンのリモコンの写真

エアコン暖房が寒いと感じられる時、もしかしたら運転が止ってしまっているかもしれません。
室外機に霜が付着していると、エアコンの運転が停止してしまうことがあります。
そんな時は霜取りという作業を行いましょう。

霜取りとはエアコン室外機に備わっている「霜取り運転」機能を使って、付着している霜を溶かしていく作業になります。
この機能を使用すると、室外機は熱交換機の暖めを開始します。ちなみに霜取り運転をしている最中は一時的に室内に暖かい空気を送ることができなくなります。

霜取り運転をしていると室外機に付いている霜が溶けていき、通常通り暖房運転が行われるようになります。
なお霜取り運転をしている間は周囲の温度差により湯気が湧いてくる、室外機より「ボコボコ」、「シャー」などの異音が聞こえてくるといったことがありますが、故障ではないので気にする心配はありません。

霜取り運転を行う時間は約10~20分になります。もし20分以上経過してもエアコン暖房が再開されない場合は、別の原因があるかもしれません。
室外機を確認してみて汚れが付着しているのであれば掃除する必要があります。
他にもこれといった原因が判明しない場合は、業者に頼んで点検してもらいましょう。

4.エアコンの暖房が故障したときは業者に連絡を!

専門業者の選び方

エアコンの点検を行う事業者の写真

エアコン暖房が寒い時に修理してもらう場合、大切なのが修理業者選び。エアコン修理業者は数多くあるものの、優良と呼ばれるところとそうでないところがあります。
優良業者を見極めるためのポイントは次の通り。

・実績が豊富である
業者選びでもっとも重要なのが作業実績です。業者のホームページを見ると、これまでの実績数や過去の施工事例が紹介されています。

・業者の評判を確認する
優良業者であるところは、ほとんどの場合依頼された方から高い評価を受けています。業者のホームページや口コミサイトでは実際にエアコン修理を依頼された方の声を確認することができます。

・専門資格の有無を確認しておく
エアコンをはじめとした電子機器のメンテナンス作業に関しては電気工事士の資格が求められます。料金が格安な業者の中には無資格で作業をしているところもあるので注意が必要です。
コンセントの増設や移設・内外接続電線同士の接続といった複雑な作業を素人が行うのは不可能です。
専門資格の有無を確認できない場合は、業者に問い合わせておくといいでしょう。

・スタッフの対応が丁寧である
顧客に対して丁寧な対応を心掛けている業者ほどしっかり作業してもらえます。お電話でのやり取りはもちろん、実際にご自宅に来たスタッフの対応に注目しておきましょう。

5.業者の修理費用はいくら?

修理にかかる費用相場

費用相場のイメージ写真

暖房をつけても寒いなど、故障しているエアコンの修理で気になるのが、業者に頼んだ時の費用。専門業者に依頼した際の費用相場は以下のようになります。

室内機の基板:22,000~33,000円
室外機の基板:23,000~40,000円
ファンモーター:20,000~32,000円
マイコン:13,000~28,000円
圧縮機:40,000~100,000円
冷媒管:11,000~20,000円
モーター:10,000~21,000円
ルーバー:8,000~15,000円

これらの金額は目安であり、使用されている機種や故障状況によって変動します。

何かとお金のかかるエアコン修理ですが、少しでも費用を抑える方法があります。
一つは見積もりを比較すること。
最近では多くの業者が無料見積もりを受け付けていて、作業に入るまでに見積もりを提示してくれます。
もし提示された金額に納得できなければ、その場でお断りすることも可能です。
お住まいの地域で最もお得な業者を見つける時は、最低でも3社以上から見積もりをとることをおすすめします。

もう一つは割引キャンペーンを活用すること。
業者によってはオンライン申し込みの限定価格や、2回目以降に依頼した場合のリピート割などが実施されています。
お住まいのエリアにある業者を検索してみて、利用できそうな割引キャンペーンがあるか確認してみましょう。

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