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ゴキブリの繁殖の原因や対策法をなどご紹介します!Gが出た場合の退治法も!

公開日:2022.2.1 更新日:2024.4.1
ゴキブリの繁殖の原因や対策法をなどご紹介します!Gが出た場合の退治法も!

家の中で出会いたくない害虫として一番に名前が挙がるであろうゴキブリ。
今回はそんなゴキブリの繁殖方法や退治方法などの豆知識を紹介します。
ゴキブリはかなり長く地球上に生息しており、起源は約3億年前と、恐竜よりも前に出現していたと言われています。また、生命力がとても強いことでも知られており、水無しでも約2週間。水があれば食料がなくても約1ヶ月は生き延びられます。
そのほかにも、放射線への耐性が強いことから、核戦争が起きても生きながらえられるとも。
ちなみに、ゴキブリは世界中に約4,000種類いることが確認されており、そのうち家に侵入するのは約30種類です。そして、羽のあるすべての種類が飛べるわけではなく、羽はあっても体に固定されているため、実際には飛べない種類もいます。

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1. ゴキブリの繁殖方法とは?

ゴキブリの繁殖方法。1匹見つけたら100匹いる、という説は本当か。

ゴキブリに住み着かれた住宅の絵

ゴキブリといえばその生命力と繁殖力の高さが有名で、1匹見つけたら100匹いるものだという説もあるくらいです。

そんなゴキブリですが、メスは1度交尾すると何度も産卵できる種類もいます。そして交尾後、産卵の度に「卵鞘(らんしょう)」と呼ばれる、複数個の卵が入っているカプセル状のものを産み落としていきます。その卵鞘はとても硬い殻に覆われているため、殺虫剤の薬剤がなかなか届きません。

なお、家屋でよくみられるクロゴキブリの場合は一度の産卵で20〜30個、飲食店などでよくみられるチャバネゴキブリは20~50個の卵を一度に産み落とします。

また、一度に産み落とす卵の数の多さもですが、次の産卵までの期間の短さにも注意が必要です。クロゴキブリでは7~10日、チャバネゴキブリでは10~20日の間隔でメスは産卵します。そのため、1匹見つけたら100匹はいる、という説も、あながち間違いではありません。

なお、ゴキブリの繁殖については、メスが3匹いれば、オスを必要としない単為生殖も可能な種類がいることが最近の研究で発見されています。家の中などで出くわすゴキブリはオスであることが多く、メスは隠れている場合がほとんどとも言われています。なので、見つけたらその1匹を倒すよりは、家全体で駆除できるような対策を取ることが大切となってきます。

2. ゴキブリが繁殖する原因

ゴキブリが繁殖する原因。ポイントとなるのは温度や湿度、餌の確保。

ゴミにたかるゴキブリの絵

ゴキブリの発生原因は主に外部からの侵入と、卵からの孵化です。

ゴキブリの卵は「卵鞘(らんしょう)」と呼ばれる、複数個の卵が入っているカプセル状のものに守られています。その卵鞘はとても硬い殻に覆われており、殺虫剤などの薬剤が効きにくいので、何とか卵を産み落とされる前に成虫のゴキブリの侵入を防ぎたいものです。

そこで、ゴキブリが好む環境を知っておくことが重要になります。ゴキブリは寒さと乾燥に弱いという性質があり、7度以下になると発育が止まり、-5~-10度になると死んでしまいます。そのため、特に秋口などは、生きやすい28度程度の温度と湿度、そして適度な餌がある家屋などに住み着いて繁殖するようになります。

ゴキブリは嗅覚が優れているため、掃除が行き届いていない家や飲食店など、餌の匂いが絶えず放たれている環境ではそれだけゴキブリに侵入されやすくなる原因となります。

また、ゴキブリは繁殖のために性フェロモンを放っており、これが仲間のゴキブリを引き寄せる原因となっています。その性フェロモンはゴキブリの糞にも含まれているため、こちらも放置しておくとゴキブリの侵入原因になりかねません。普段からこまめに掃除をしたり、薬剤などを撒いておくことでゴキブリが繁殖しにくい環境を作っておくことが大切です。

3. ゴキブリの繁殖を防ぐ対策

ゴキブリの繁殖を防ぐための方法は、卵にも効果がある置き餌式殺虫剤が有効!

ゴキブリの繁殖を防ぐ絵

家の中でゴキブリに出会わないための方法はいくつかあります。しかしすでに侵入されてしまっている場合、一番大切な対策はゴキブリの繁殖を防ぐことです。

成虫のゴキブリであれば、スプレー式や燻煙タイプ、粘着式のタイプなどさまざまな駆除剤が有効ですが、どれもゴキブリの卵には効きません。というのも、ゴキブリの卵は卵鞘(らんしょう)という固い殻で覆われていて、こうした薬剤が届かないためです。

そこで、対策方法としては、置き餌式殺虫剤、ベイト剤とも呼ばれるものが最も有効となってきます。ちなみに、同じ置き餌式殺虫剤でもすべてのものが有効なわけではなく、卵まで駆除するためにはフィプロニル(フェニルピラゾール系)の成分を含んでいるものを選ぶことがポイントです。このフィプロニルという成分はゴキブリの神経系にダメージを与える効果があり、卵を抱えているメスがこの薬剤の作用を受けてしまうと、持っている卵にも影響します。

なお、フィプロニル(フェルニピラゾール系)という成分は効果が出るまでに時間がかかるため、餌を食べたゴキブリは巣に戻ったところで死ぬことがほとんどです。ゴキブリは仲間の死骸も食べる習性があるため、卵だけではなく、巣にいる他のゴキブリにも多数影響が出ます。結果として、ゴキブリが繁殖することを防ぐ対策となります。

4. ゴキブリを退治するには?

ゴキブリの退治方法!薬剤がなくても、身近なものを使って倒すことも可能

殺虫剤でゴキブリを駆除している絵

運悪く家の中でゴキブリに出くわしてしまった場合。殺虫スプレーなどが手元にあればいいですが、切らしてしまっているケースもありますよね。そんな時、身近にあるものを使ってゴキブリを退治することもできます。たとえば、最も想像しやすい方法では新聞紙を丸めたもので叩くというものがあります。

その他にも60度以上の熱湯をかけたり、界面活性剤が入っているとろみのある液体洗剤やアルコールなどで気門を塞いで窒息死させるという方法も有効です。界面活性剤入りの洗剤の場合は、ゴキブリの体の表面にある油膜を溶かす作用があること。アルコールについては気門を塞ぐ他に、その揮発性の高さから、ゴキブリの体温を奪って動きを鈍くするという効果も期待できます。

ただ、アルコールについては度数が高いものを選ぶ必要があるため、注意が必要です。薬局などで売られている無水アルコールを購入すると良いでしょう。

なお、見えない場所にいるゴキブリまで根こそぎ退治したい場合は、やはり薬剤を使用する方法が有効です。くん煙剤などを定期的に撒いたり、殺虫剤を常備しておくと安心です。ただ、こうした薬剤はゴキブリの卵にはあまり有効性がないため、フィプロニルという神経系にダメージを与える置き餌式殺虫剤と合わせて使用するとより効果的です。

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